「父・宮脇俊三が愛したレールの響きを追って」 [白鳥(文芸)]
宮脇俊三さんの二女である著者、宮脇灯子さんが父親の紀行をたよりに足跡をたずねるローカル線紀行。
料理研究家でもある灯子さんの味紀行なども交えつつ、30年前の日本の面影を求めて全国各地を訪れる。日本の象徴たる作物は大根と柿だという話にはなるほどとうなずかされてしまいました。
父親の文章をたどって全国を歩けるというのも考えてみればうらやましい限りです。やまびこの父親は(たぶん)文章などを残す人ではなかったけれども、唯一、やまびこが中学生だった一時期、数か月の間に、北海道から九州まで、連続して出張したことだありました。30年も前のことですが、当時はじまっていた国鉄のディスカバージャパン・キャンペーンの駅のスタンプをいくつも押して持って帰ってくれました。そうだ、これを探し出して足跡をたどる旅なんて言うのもいつかやってみようかしら。
2008-08-20 23:26
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