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『世紀の海底トンネル』  鹿島出版会 [白鳥(文芸)]

探し続けていた本が見つかりました。

『世紀の海底トンネル』  鹿島出版会

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昭和43年初版の「少年の科学」ってシリーズです。
小学校高学年の時に両親に買ってもらって読んだんですから、40年ぶりの再会となりました。

題名からご察しの通り、青函トンネルを建設した日本鉄建公団の技師の方とライターの海底トンネルの技術史です。
昭和21年から始まっていた予備調査、(終戦の翌年でっせ!)から、洞爺丸事故、そして、ブルネルのテムズ川トンネル、石屋川、丹那トンネル、関門トンネルを開鑿したトンネル技術。さらに、津軽海峡に挑むトンネル技術者たちの姿を描いています。

小学校~中学にかけて何回も何十回も読みましたねえ。ものすごくおもしろかった。そして、まだ見ぬ北海道への思いを募らせていたのでございます。
結局、土木技術の道には進みませんでしたが。

青函隧道はこの物語ののち
昭和45年 先進導坑掘削開始
昭和58年 先進導坑貫通
昭和60年 本坑貫通
昭和63年 津軽海峡線開業

と歴史を刻むわけですが、津軽海峡線が開業したころ、この本を読みたくなって、探したんですよ。でも古本屋やインターネットでは見つからなかった  (_ _,)/~~ 白旗~

しかし、灯台もと暗し! 地元の市立図書館にありました。
なつかし~。

今、必死に読んでいます。大人が読んでも面白い。
図書館や古本屋で見かけたら、手に取ってみてください。


津軽海峡線が開通して早くも27年。数年後には大きな変化が迫っています。


2004.8 竜飛海底駅にて
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Cedar

青函トンネルに新幹線が走ると、貨物のすれ違いに問題がおきそうだ、という記事が新聞に出ていましたね。高速の新幹線の風圧で貨物が脱線するとかしないとか・・・。そんな話題も含めて、この先が楽しみではあります。~そういいながら北海道へは、いつも飛行機なんですけど。
by Cedar (2010-06-01 10:15) 

やまびこ3

函館までの開業では1時間に1本で十分ですかね。
それならすれ違わないようなダイヤもできるかも?

JR北海道はトレイン・オン・トレインの構想を発表していますが、実用化には時間かかりそうですね。実用化時には、仙台か盛岡あたりから乗り入れれば随分時間短縮できそうですが。
by やまびこ3 (2010-06-01 21:27) 

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