SSブログ

大井川の春を巡る (その1) [はつかり(鉄系)]

DSC_4439.jpg
大井川の春を巡る (その1)
2012.3.25 大井川俯瞰撮影記1



日曜日、天気も回復したので青春18きっぷを使って、ふたたび大井川に向かいました。

小田原(622)-[732M]-(645)熱海  
熱海(649)-[425M]-(838)金谷


今回は”くりこま”号を連れてきたので、まず新金谷にいって蒸気機関車の準備状況を確認します。
今日は3本の蒸気牽引列車があるのです。

金谷から新金谷までは下り道ですので、わずか5分ほどで着いてしまいます。
まだ最初のSL列車まで時間があるので、駅周辺の駐車場もよくすいています。

ここで去年完成した転車台を見学に行ってみましょう。

駅の南側の観光バスの駐車場の奥、機関庫の一角に新しく作られたターンテーブルがあります。


DSC_4451.jpg
C12 164が展示されています


この機関車は日本ナショナルトラストの所有のものですが、ATSが取り付けられていないので、現在は本線運転ができないとのことです。いつかは再び本線を走る姿を見たいものです。
このターンテーブルができる前は金谷川に機関車の方向転換をすることができなかったため、金谷に戻ってくる蒸機列車は後ろ向き運転を余儀なくされていました。これを改善するため、またイベント等でターンテーブル回しを参加者にさせるなどの目的もあって、観光協会が資金を出して、名鉄あたりで確保されていた資材を使って完成させたもの。イベント用も兼ねているので、電気でも人力でも回転させられる優れものということです。
ずいぶんスマートな桁材(ガーターといってよいのかどうか?)がつかわれています。

DSC_4456.jpg
機関車の型ごとの停止位置が記載してありますが、C12はない?
俺だって、弟分とC56と同じボイラーなんだよ。仲間外れにしないでくれ、とでも言いたそうです。


水を補給していたC11 190が出てきました。

DSC_4460.jpg
あふれるほどに給水してもらって満足そうです



SLに先行する電車の時間が近づいてきましたので、駅に入ろうとすると駅員に止められてしまいました。

駅員「自転車には手数料が必要です。」
やまびこ「え~、有料手回り品きっぷですか?」
駅員「はい、260円になります。」

大井川鉄道ではこの切符がまだ生きていたのですね。
有料手回り品きっぷというのは、折りたたみ自転車やサーフボードのような大型の手荷物を運ぶときに乗車券とは別に必要な切符でしたが、JRでは、だいぶ以前、たぶん10数年前から自転車などのスポーツ用品には適用されなくなっていました。現在ではペット(小型犬や猫など)を電車に乗せるときぐらいしか必要ないのですが、大井川鉄道ではまだ、この制度が生きていたのです。(なつかしい)


DVC00009.jpg
行く先を記載した”有料手回り品きっぷ”を購入して出発!


降り立ったのは、川根温泉笹間渡。
ここには2年ほど前に撮影に来ていました。

DSC_4461.jpg
旅の友”くりこま号”と久しぶりに同行


今回は大井川第1鉄橋を俯瞰する有名ポイントまで行ってみようと思っていますが、まずは、鉄橋のたもとの道の駅の河原で。
お手軽ポイントですので、旅行客や温泉客もちらほら見に来ていますが、本格ファンは少ない。
どうやら咲き始めた梅や、早咲きの桜を目当てにそれぞれのポイントに散らばっているようです。


DSC_4469.jpg
C11 190牽引でやってきた「かわね路11号」


ナショナルトラストのスハフ43が2両とオハニ36、お座敷客車のナロ80という編成。今日はトラストトレインの運転日ではなかったように思いますが、3本運転日ですから、豪華な編成です。

さて、天気も良くサイクリングを兼ねて有名な俯瞰ポイントに向かいます。
わずか10分ほどの上りで第1鉄橋を俯瞰する林道のポイントにつきました。
意外なことにどなたもいらっしゃらない。

ところが、ここにきてにわかに天気が悪化。
午後から曇りかもしれないという予報でしたが、予想より早めに天気が崩れてきたのか!
あろうことか、霙が降りだしてあせります。

そんな中、次の蒸機列車の時間が来てしまいます。
2つ手前の家山駅発着の汽笛の音がはるかに聞こえます。


家山-抜里間のトンネルの間で蒸機が顔を出すところが見えます。

DSC_4484.jpg
大井川沿いの線路をゆく”かわね路13号”



抜里の里に出てきたC56

DSC_4488.jpg
早咲きの桜の咲く茶畑の里をゆくC56



抜里駅を通り越して、鉄橋に向かいます

DSC_4504.jpg
定番中の定番、鉄橋をゆく蒸気機関車
風が強く、煙が変な形に流れてしまったのは残念


次の蒸機は下の国道沿いで待つことにしました。
幸いにして、天気は急激に回復

DSC_4512.jpg
抜里駅を出てゆく21001系電車


今度はC10のひく列車が来ました

DSC_1640.jpg
桜の抜里駅をゆく蒸機列車


DSC_4527.jpg
”かわね路1号”です。


これは少し汽車が小さすぎたかもしれません。


後半へ続く
nice!(20)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 20

コメント 4

ma2ma2

大井川鉄道は前に乗った事があります。
最近では蒸気機関車にもATSですか、凄いです(^^)
by ma2ma2 (2012-03-27 23:24) 

やまびこ3

ma2ma2さん
ATSは国鉄の蒸気機関車の現役時代からついていたのですよ。
大井川鉄道のものは多分かなり原始的なものだと思います。
by やまびこ3 (2012-03-28 19:39) 

あおたけ

C11に牽引されたトラストトレインの「はつかり」形客車、
なかなかいい味だしていますね〜!
それ以外のSL列車も客車の編成が長くて、見応えあります。
by あおたけ (2012-03-29 19:06) 

やまびこ3

あおたけさん
トラストトレインの客車が走るとは知らずに行ったので、うれしいことです。7両ぐらいの客車があると見ごたえがありますね。高崎のももう少し長いほうがいいんですがね。
by やまびこ3 (2012-03-29 20:18) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。