新緑の箱根登山鉄道撮影記(続) [はつかり(鉄系)]
新緑の箱根登山鉄道撮影記(続)
2012.6.10 梅雨の晴れ間?の山登り(その2)
箱根の森美術館駅に戻って、地図で目星をつけた小涌谷に向かいます。
この駅は箱根駅伝で有名な国道1号と箱根登山鉄道線の交差する踏切のあるところです。
地図で見るとこのあたりは急カーブも多く踏切もあるので、よさそうに思えたのです。
ところが、行ってみると踏切以外は森林におおわれていて線路に接近できるところが見つかりません。
結局、踏切で正面からドカンと撮るしかないようで、これはあんまりおもしろくない。
というわけで、線路に平行して走るバスに乗ってさらに下の大平台に行きます。
ここは温泉街の中で2度のスイッチバックをするので何箇所か踏切もあるし、いろいろなところで撮れそうです。
この先に小~さな踏切がありました。少し下には上大平信号場のスイッチバックが見えています。
そろそろ、旧型車が箱根湯本から戻ってくるころ。
急勾配をスイッチバックに突っ込んでゆく登山電車
手前の線路が急なのか、電車の走る線路が急なのか?当然、両方ですね。
この後スイッチバックして上ってくるところが1枚目の写真です。
う~ん、さすが登山電車だ。
この信号場を中心に撮り歩くことにしました。
スイッチバックの下にも踏切があり、折り返してゆく電車を眺められます。
Z字の斜めの線の部分です。
上から下りてきた2000形電車
今度は下から上ってくるところを
咲き始めたアジサイを眺めながら
そろそろ先ほど登って行った旧型車が戻ってくる。
そこで先ほどのスイッチバックで待ち構えます。
何回見てもすごい坂道
次の下り電車をアジサイとからめて
間もなく再び旧型車が登ってきました。
モハ110を先頭に急坂を登る
このあたりで、下に戻ることにします。
塔ノ沢で下車。と、ここですれ違った電車が朝回送板をつけていたモハ108の編成ではありませんか、夕方近くなってもう1編成が再び出てきました。
トンネルとトンネルの谷あいにある塔ノ沢駅。
跨線橋の上から構内を
しばらくすると旧型が下ってきました。
屋根上の抵抗器が物々しい
車両間のケーブルもいっぱいつながっていて勾配向けの重装備がわかります
こいつに乗って箱根湯本まで下りました。湯本駅周辺ではアジサイの花が見ごろとなっていましたので、1か所ぐらいは撮ってみたい。小田急電車のくる入生田-箱根湯本間にしようかと思いましたが、帰りに観察してみると箱根湯本を出てすぐの斜面にもいっぱい咲いていましたので、こちらで狙ってみようと思います。
確かこの春改装が終わったばかりの箱根湯本駅、改札が2階に移動して、そのまま道路上にぺです撮り安デッキもできていまして、ここから最初の急こう配に挑む電車が見られます。
呆れるくらいの坂を登るモハ110
山沿いに少し上ったところに斜面のアジサイをかろうじて見れる場所がありました。
駐車場の柵から手を伸ばして、ライブビューを斜めから見ながら下ってくる電車を待ちます。
やっぱりはずしてしまいましたが、咲いている花が写っているのがこれしかないので。
紫陽花の花を見ながら旅路を終えるモハ104
やはり開けた場所が少ないので縦構図ばかりになってしまいました。
緑が鮮やかでこれからますますいい季節になります。
早川鉄橋の工事が終わったころまた来てみたいところです。
写真を拝見するとこの路線の急勾配がよくわかりますね。
これから紫陽花シーズンを迎えると、撮影者で混むのかな?
by しおつ (2012-06-14 22:02)
しおつさん
こんにちは。電車1両分で約1m登るわけですからね。
梅雨の時期なので、沿線はどのくらいこむのかよくわかりませんが、電車のほうは、すご~っく混むんですよ。
雨が降ったほうが紫陽花らしいかもしれませんね。
by やまびこ3 (2012-06-14 22:29)
撮影に苦労されたようですが、
ラストの紫陽花とモハ104のカットはきれいですね!
モハ100形を正面気味に撮ると、
運転席脇の手用ブレーキが目だって、
いかにも登山鉄道らしい感じがしますね。
by あおたけ (2012-06-15 09:13)
あおたけさん
こんにちは。屋根上の抵抗器、確実に止める強力ブレーキの足回りに手ブレーキとここにしかない登山電車の装備ですね。
3000形が発表されましたが、とりあえず、増結用の車両だけのようで今しばらく旧型車も活躍してくれそうです。
by やまびこ3 (2012-06-15 21:53)