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ゆるゆるチャリ鉄紀行 みちのくへ (その1) [はつかり(鉄系)]

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ゆるゆるチャリ鉄紀行 みちのくへ (その1)
2012.6.22 秋田内陸線撮影輪行



大人の休日パスのシーズンとなりました。
梅雨の雨は気になりますが、晴れ間をついてまずは秋田へ。

大人の休日パスで「あけぼの」の開放ハネが利用できるようになりましたので、金曜日にお休みをいただきまして木曜日の夜行で出かけることとしました。
1か月前の10時打ちが必須なのです、最寄りのJR駅に買出しに向かいました。
ここで失敗、10時にまずパスを発券、1分後に「あけぼの」の寝台券に取りかかってもらいましたが、赤ランプ!じゃなくて

みどり氏)「満席!です。」
やまびこ)「それじゃあ、羽後本荘までどうですか」
 (ご存知の通り、秋田の手前の羽後本荘からはヒルネ(立席特急券)が設定されており、3両しかないB寝台車のうち1両は羽後本荘までしか寝台としての利用ができないようになっているのです。)

みどり氏)「それも満席じゃあないかなあ」
   ・・・・・・・・・・
みどり氏)「おッ!とれるよ。これでいい?」
やまびこ)「ぜひぜひ」

B寝台券を発券してもらったのち、羽後本荘以遠の立席特急券の発行もお願いします。

みどり氏)「それは、日付が変わって22日だよな~」 
 ガチャガチャ・・・
やまびこ)「えっ!それじゃあ、(1カ月と1日後なので)明日また買いに来なくちゃいけないの?」
みどり氏)「いやいや、走りはじめていれば発行できるはず・・・・はいどうぞ!」

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というわけで、入手したB寝台券と立席特急券


10時2分打ちでも上段しか入手できませんでした。\(-"-)/


というわけで6月21日

上野駅に余裕を持って向かいましたが・・・・新宿から上野が結構遠い。
今回は、くりこま号を担いできましたので、混雑した車両を避けてなるべく端の車両を渡り歩きますが、ラッシュの余韻が残る時間、上野駅13番線にたどり着いたのは21時10分。
くりこま号を4号車において、改札前の駅弁屋にビールを買いに走りました。
乗車前から大汗をかいてしまいました。残念、機関車を見に行く時間なし。

ふ~!汗をふきふき通路の寝台車の椅子でビール!
夜汽車のたしなみですなあ。

上段なのでいるところもなく、下段の方と少し話をしただけで、検札後早くも就寝となりました。

おやすみなさ~い。




6月22日

翌朝、羽後本荘でたたき起こされることもなく、ゆっくり起床。
秋田では駅弁屋さんがホームに待ち構えていました。

今回は鷹ノ巣で下車して秋田内陸鉄道に入ろうと思います。


鷹ノ巣に2分ほど遅れて到着


上野(2115)-[2021レあけぼの]-(815)鷹ノ巣

鷹ノ巣で待ち構えていたのは秋田内陸縦貫鉄道の2両編成の気動車。
っと思ったら後ろの1両は回送でした。通学輸送の戻しの時間です。

鷹ノ巣(818)-[9D]-(914)阿仁合

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秋田内陸縦貫線、2両編成の気動車



1両がさらりと埋まるぐらいのお客さんを乗せて出発進行!
山深い単線の道をゆきます。

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奥の細道をゆく


内陸線にもいくつか撮影名所があるのです。最初は比立内付近の鉄橋に向かおうと思ったのですが、まずは阿仁合付近で軽く撮影しようと心変わりします。

1時間弱で阿仁合に到着。
時刻表ではここで急行列車「もりよし1号」に接続することになっていますが、この列車が後ろの1両を切り落としてそのまま運行するとのこと。切り離し風景を眺めていましたところ、なんと1両の急行列車に、車内販売のお姉さんが乗り込んでゆきます。

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前の1両が急行になります



阿仁合駅構内の車両基地では急行用のAN8900が休んでいました。
週末以外は動かないのかな。


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内陸線のシンボル的存在の阿仁合駅は健在でした。




ここからやまびこ号を走らせての阿仁川をさかのぼる輪行・撮影行を始めます。

目的地は萱草駅(かやくさ)南側の阿仁川鉄橋に定めました。次の荒瀬駅を過ぎると秋田杉の美林が背景に広がっています。とってもいい感じ。ここも写欲をそそられますが、何しろ列車本数が少ない。
ぐっとこらえて次のポイントに向かいましょう。

長いトンネルを抜けると、萱草駅。この先に撮影名所の鉄橋がありました。

秋田杉の緑が美しいですね~。

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列車は鉄橋上で停車して見物の便を図ります


気を良くして、先に進みます。

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緑豊かな阿仁川



次の駅に寄ってみたかったのです。
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笑内駅です。 おかしない、オカシナイ。 おかしくない。



中心地の比立内に到着しました。
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広々した田んぼが広がる


国鉄時代の阿仁合線の終点だったところです。
今は交換設備はあるものの無人駅になってしまっています。

駅舎内には1963年に阿仁合線が比立内まで延長された時の祝賀の様子の写真が掲示してありました。

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昭和38年の開業時の様子


ちょっと瀟洒な駅舎は今もそのまま。
当時は新線といえどもC11が貨物を引いて乗り入れていたのですね。

この比立内駅には、国鉄時代の1983年2月に訪れていました。
今よりはもう少しにぎわっていたような気がします。
このとき、列車はすでにキハ40の2両編成になっていました。


(続く)
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コメント 6

ミスター仙台

平日の寝台列車なのに人気があるようですね。
この様子なら寝台列車のダイヤ改正時も安泰ですね。
by ミスター仙台 (2012-06-27 18:29) 

あおたけ

平日の開放Bが満席とはちょっと驚きです。
それでもウマく立ち席特急券を駆使するところはさすがです。
走りはじめていれば翌日でも発行できるってことを
初めて知りました。

秋田内陸縦貫、深緑の秋田杉林を行く黄色いDCがいい感じですね!
by あおたけ (2012-06-28 09:53) 

やまびこ3

ミスター仙台さま
どんなに人気があっても安泰とは言えないのが今の夜行列車です。
「あけぼの」は秋田支社が支えてくれているので今まで走り続けていますが、いつまで持つことやら。
by やまびこ3 (2012-06-28 22:51) 

やまびこ3

あおたけさん
なにしろ開放B寝台は3両しかありませんからね。
内陸線は上路トラスの鉄橋がたくさんあって楽しませてくれます。
紅葉の時期(杉が多いからどうかわかりませんが)にも行ってみたいところです。
by やまびこ3 (2012-06-28 22:55) 

サットン

阿仁合線にはやまびこさんが乗車されたちょうど1年後に乗りました。キハ40と雪の壁以外記憶に残っていませんが、案外賑わっていたように思います。
せっかく全通した内陸線、上手く活かして欲しいものですね。
by サットン (2012-07-04 19:07) 

やまびこ3

サットンさん
こんばんは。どこのローカル線も国鉄改革のころと比べて利用者が半減してしまっているのが実情です。過疎化+高校生の減少が影響していると思うのですが、内陸線はいろいろ努力をしているので、頑張ってほしいものです。(大穂さんにもがんばってほしい。)
by やまびこ3 (2012-07-04 20:25) 

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