ゆるゆるチャリ鉄紀行 みちのくへ (その2) [はつかり(鉄系)]
ゆるゆるチャリ鉄紀行 みちのくへ (その2)
2012.6.22 マタギの里へ分け入る
比立内の先には、内陸線の白眉ともいうべき比立内川橋梁があります。
杉の木立に囲まれたすがすがしい鉄橋ですが、並行する国道からのアングルは間に電線が垂れ下がっていて、今一つ。橋を渡った対岸から杉林越しに鉄橋を望む、よくポスターで見られる構図で撮影しましょう。
2両編成でやってきた鷹ノ巣行き
比立内から先は、1989年に開通した新しい区間ですので、コンクリート橋や高架橋がかなり多くなっています。鉄橋のすぐ先にはコンクリートの高架が伸びています。
松葉行き単行列車
先ほどの橋梁のたもとには道の駅が開設されていまして、野菜の直売所などの傍らで、食堂を営業していましたので、「またたびラーメン」なるラーメンで昼食としました。麺にまたたびを練り込んであるという山菜ラーメンでした。
国道の端の部分で電線をかわせるところがありましたので、今度はこちらで。
鷹ノ巣行き単行列車
深い緑の中をゆく気動車が、いい感じです。
さてこの先少し時間があるので、阿仁マタギ方面まで走らせてみます。
杉の美林の中を一直線の突き抜けてゆく線路に沿って走ってゆきます。
阿仁川は比立内からは打当川となって、深い森の中を流れてゆきます。
次の奥阿仁駅にちょっと寄ってみますと、無人駅ですが「奥阿仁巡り」なるパンフレットを置いていました。
(画像クリックで拡大)
(画像クリックで拡大)
沿線巡りのハイキングの案内書のようでもありますが、これがなんと鉄総写真の撮影地のガイドブックとしてもすぐれものでして、先ほどの比立内川橋梁から、途中通り過ぎた早瀬沢橋梁、第2打当橋梁から阿仁マタギ駅をへて十二段隧道までの奥阿仁の撮影ポイントがじっくり紹介されているものです。
中には列車の通過時刻まで記されているポイントまであるすぐれものです。
阿仁マタギ駅の手前、戸鳥内トンネルを出たところの里山の風景をやや俯瞰気味に撮れる場所がありましたので、ここで再び撮影タイム。
阿仁マタギからのカーブを曲がる気動車
背景には美しい秋田杉
さて、阿仁川沿いのどんずまりまでやってきたので、道路はこの先鉄道に沿ってくれていません。
角館方面に列車でぬけようと思います。
その前に、阿仁マタギ温泉で一風呂浴びます。
最近テレビなどでも取り上げられるマタギの湯
クマの頭から湯が噴き出す露天ぶろでも有名ですね。
ここには確か、内陸線が全通したばかりの時に一度来たことがありましたが、温泉は新館となって全く新しくなっているようです。ゆっくりくつろいだあと、阿仁マタギ駅から角館行きに乗りこみます。
やってきたのは朝乗ったのと同じAN8805でした
阿仁マタギ(1650)-[115D]-(1740)角館
羽後太田-角館間の水田に田んぼアートが作られており、列車も徐行運転して見学させてくれます。
津軽の田舎館村のものが有名ですが、こんなところでも作っていたのですね。
稲は観賞用のものを使っているそうです。
角館駅到着
こちらはJRの駅ですが・・・、立派になりました
角館(1752)-[こまち38号]-(1839)盛岡
今日は盛岡に泊まります。
秋田内陸縦貫は何度か乗ったことがあるものの、
沿線で撮影したことはないのですが、
自然が豊かで、なかなかいい雰囲気の路線ですね〜。
ところで、急行「もりよし」に使われていた
展望形みたいな車両はまだ走っているのでしょうか・・・?
by あおたけ (2012-06-28 09:59)
あおたけさん
雰囲気的には国鉄時代に開通していた鷹ノ巣-比立内間が自然になじんでいて好きです。
急行用のAN8900型は阿仁合の車庫で休んでいました。
休日には動くのではないでしょうか。それからJR弘前に乗り入れるのはこの車両ですね。
by やまびこ3 (2012-06-28 23:08)