お盆輸送の日本海縦貫線をゆく（その6：最終回） [はつかり（鉄系）]
お盆輸送の日本海縦貫線をゆく（その6：最終回）
2012.8.12 天気晴朗、波もなし
3日目 8月12日
午前中、羽越線の列車撮影の後、帰京することにしています。
早朝（毎日早朝ですが）ホテルを出発。
今日の目的地は羽後本荘の一つ新潟寄りの西目と出戸信号上の間です。
仁賀保－西目間8.4Kmのうち、仁賀保より5.5Kmの複線化されており、出戸信号場以北が単線のままになっています。
日本海に面した緩やかな丘陵地帯を進むこの区間も、好撮影地として来てみたかったところです。
あいにくのどんよりした曇り空の中、撮影地に到着したのは6時少し前。もう「あけぼの」の付か時刻がせまっていました。東側の山につながる広大な砂丘の中を貫いて線路が敷かれており、東側の斜面の所々が畑地として開拓されている感じ。
日本海を見ながら北に向かう「あけぼの」
（↑写真クリックで拡大）
上り貨物4060列車が先に来ました
下りEF81貨物の3099列車はあいにくの大幅遅れで撮影断念。
次の列車は、もう少し高いところから俯瞰してみようと斜面を登ってポイントを探します。
このエリア近年できた由利本庄市営の展望台からの撮影が時々、紹介されているのですが、少し離れすぎているし、チャリでは行くのも大変です。
そこで少し上った松林の端っこから小俯瞰
「日本海」の時刻になるとすっかり晴れてきて、まばゆい光がもどってきました。
まぶしい海を眺めながらゆく「日本海」
（↑写真クリックで拡大）
日本海のイメージではないですが、明るい夏の海べを走る「日本海」。なかなか美しく撮れたのではないかな。
そして、最後は下り貨物3093列車と、上り「いなほ8号」をさらに広々したところで撮ろうと、上に登ります。ちょうど樹木が切れているラインまで灌木をかき分けて、けもの道をたどって登ってみました。
701系普通電車がゆく
遠くの岬を見ながらゆくEF510型機関車
（↑写真クリックで拡大）
さらに、上り「いなほ8号」を狙いますが、直前になってふと、「いなほ」のなかにはお盆の時期通常の6両編成から8両に増結されているのがあることを思い出してしまいました。
さて、「いなほ8号」はどうだったか？手持ちのDJ誌には記載がありませんでした。
そこで、ネットの書き込みをのぞいてみると、昨日の「いなほ7号」が8両増結だったとの書き込みを発見。
「いなほ７号」が秋田で一晩寝て「いなほ8号」になるということですので、
「これは、これは・・・8両じゃん」
ところが、構えていたポイントは6両ぴったりの狙いの場所。
8両だと、先頭車が真横になってしまいます。
「やばい！」
と数十m先に進むことに決定。
なんとか、先のポイントを定めてカメラを向けたところで、「いなほ」が来てしまいました。
「ありゃ～っ、予想したより8両って長い。」
手持ちに切り替えて、何とか体勢を立て直します。
485系3000番台が日本海に映えます「いなほ8号」
（↑写真クリックで拡大）
「ふ～っ、何とかなったか・・・・」
これにて、3日間の羽越線遠征を打ち上げ。
できるところまで、青春18を使って、最後は新幹線に頼ります。
西目（1037）－［536M］－（1139）酒田
酒田（1145）－［158D］－（1249）新庄
久しぶりに陸羽西線に乗りました。
新庄から山形新幹線
新庄（1318）－［つばさ144号］－（1630）大宮
来年も同じ撮影旅行ができますように
（完）
最後の締めも快晴の中で「日本海」が撮れて、
大満足の遠征だったのではないでしょうか。
そして3000番台とは言え、8連の「いなほ」は
迫力のある編成ですね～！
どちらも青い海にきれいに映えています！
by あおたけ (2012-08-20 23:09)
初日の日本海のマーク無しは積み忘れだったとは！日本海の置かれている立場を垣間見る思いです。
by サットン (2012-08-21 19:25)
あおたけさん
こんにちは。最終日は曇りのち雨の予報だったのですが、朝のうちは晴れてくれたのでラッキーでした。この西目のポイントは海を見下ろす場所が広く、撮りやすくて楽しいところでした
「いなほ8号」はちょっとかすかすになってしまったのが失敗でした。
by やまびこ３ (2012-08-21 22:37)
サットンさん
初日の上り以降はちゃんとヘッドマークがついたので、まあよしとしましょう。日本海、書き込みなどを見るとこの夏はかなり利用率が高かったようですが、できるだけ長く走ってほしいなあ。
by やまびこ３ (2012-08-21 22:39)