師走の山陽本線 撮影記 (2) 本郷-河内間 [はつかり(鉄系)]
師走の山陽本線 撮影記 (2) 本郷-河内間
2012.12.15 片持ち架線柱を求めて
本郷駅まで来ました。
本郷-河内間に何本か山陽本線電化以来の片持ちの特徴的な架線柱があることで知られています。
(実際は広島県内あちこちにあるのですが、まとめて立っているのは珍しい。)
駅はなかなか近代的
ガイドに載っていた撮影地は本郷-河内間のほぼ中央に近い、沼田川に沿った場所で、本郷駅からはかなり遠いので、徒歩鉄にはつらいところ。歩いてゆくか途中までバスで行くか、考えていましたが、タクシーがいたので聞いてしまいましたところ・・・・。
なんと初乗り290円、1.5Kmでも530円と格安。
1500円ほどで撮影地まで連れて行ってもらいました。
運転手さんによると珍しい架線柱を撮りに来る鉄道ファンもたまにいるということ。
線路は道路から一段高い築堤の上を走っているのですが、ところどころに保線用のスロープがあって、なんとか取り付くことができました。このポイントには片持ちの架線柱が8本立っています。山側の支柱から伸びた鉄骨造りの張りの上下線中央部に支持具が下がって上下線の架線を一気に取り付けているかなり頑丈そうなものです。
1枚目が早速やってきた5098列車です。20両以上の長い編成ばかりですので、後ろの方は見えないくらい。
残念ながら雨が降ってきてしまいました。
下り貨物は大幅に遅れていますが、おおむね、ダイヤに乗っているスジで走っているようです。
近くの踏切で、下り貨物を。
EF210の独壇場です
広島空港の東にあたりますので、離着陸する飛行機が頻繁に見られます。
北側に空港に向かう巨大なアーチ橋が見えていますのでこれを背景に次の列車を待ちます。
2072列車、背景のアーチ橋がかすんでいます
雨が激しくなってしまいました。予報では弱い雨どまりだったんですが・・・。
反対側を向いて下り列車を
EF210コンテナ列車
EF210とEF66しか走っていませんが、大動脈を感じさせるシーンです
(画像クリックで拡大)
下り側には沼田川にかかる小さな橋がありました。
これを絡めると面白そう。
コンテナ満載の貨物列車が川に沿って登ってゆきます
(画像クリックで拡大)
この橋、こんなに細いのに結構車が通るので(軽自動車専用ですが)、そのたび橋の袂まで移動して通行してもらわないといけません。
小さい橋ですが、対岸の人々の重要な生活道路
石積みの橋脚の形も美しい。
(画像クリックで拡大)
雨も降り続いていますのでそろそろ引き上げようかと・・・
このすぐ先に、”瀑雪の滝”というのがありました。
大河ドラマのタイトルバックにもつかわれたことがあるという名のある滝です。
“瀑雪の滝”碑と115系電車
せっかくだから滝まで行ってみました。
国道から近いのに立派な滝です
これにて、撤収。
再び本郷までもどって、西条に泊まりました。
(続く)
なかなか豪快で面白い架線柱ですね!
関東では見かけない形で、まさに山陽本線って感じです。
さらに架線柱の形だけでなく、
このカーブは列車写真としてもいいポイントですね。
編成の長い貨物列車がとても絵になります(^^)
by あおたけ (2012-12-25 22:21)
あおたけさん
こんにちは。広島電化って昭和37とのことなのでこのころの設計なのでしょう。
インカーブからの編成写真が架線柱にかからずにとれるというメリットもあります。本郷駅の近くや、新幹線との交差点、セノハチにもわずかながらありました。
by やまびこ3 (2012-12-26 19:57)