常磐特急撮影記 [はつかり(鉄系)]
常磐特急撮影記
2013.1.26 置き換え間近のE651系
大人の休日パス第2週目のこの週末は、「あけぼの」に乗って弘前への遠征をもくろんでいたのですが、この冬1番の寒波到来であえなく、運休。
金曜日夜の出発はキャンセルとなってしまいました。
そこで急遽作り直した計画が、「(定期列車から)引退する車両をたずねて」です。
土曜日のターゲットは常磐線から引退する651系「スーパーひたち」としました。
水戸以南の方が、E653系も見られるので、効率は良いのですが、せっかくパスを持ってるので、いわき方面に出かけます。
上野を始発特急列車「スーパーひたち3号」で出発。
17番線に顔を出すのもあと2か月ほど
このボリューム感あふれるボンネットのつくりも魅力的でした
目的地は、福島県内の泉にしました。
泉からは知り人ぞ知る福島臨海鉄道がでており、復活した貨物列車が走っているのでこれも絡めて写真に収めておこうという作戦です。
上野(700)-[スーパーひたち3号]ー(906)泉
地図を見ると泉駅のすぐ先で常磐線と臨海鉄道が立体交差しており、この辺りで効率よくとれそうな気がしました。
水戸以北で太平洋に沿って走っている常磐線ですが、異海の見える区間は意外に少なくて茨城県の北部、磯原あたりまで行かないと海が臨めません。
あとはいわきの先の四ッ倉の海岸は有名ですね。
泉到着
泉には貨物取り扱いの広い構内と福島臨海鉄道の古風な社屋が立ってます。
今朝、貨物を引いてきたEF510が休んでいました。
昔ながらの貨物駅には不似合いなEF510
先ずは撮影ポイントの確認。北側にある立体交差ポイントに行ってみます。
10分ほどで、立体交差ポイント間近の人道踏切につきました。
上りの普通列車
E501系10両編成もしくは415系5両編成ですが、結構頻繁に走るE501は
明らかに輸送力過剰ですね。ラッシュ時にはいいのでしょうけど
E657系「スーパーひたち5号」
続いて目的の651系電車
どっしりした車体が頼もしい
ちょうど「ひたち」のサインが出たのでいい記録になります
今度は、臨海鉄道の貨物列車を撮影。
常磐線の名物列車である専用貨物5388レに継送されるタキ+トキを運んでくる52列車
こいつをすぐ下にある踏切付近で待ち構えます。
この踏切には警報機がなく、線路は常磐線の下をくぐってすぐ東側に行ってしまうので、注意していないと列車の接近が分かりにくいのですが、カメラをセッティングしてすぐ、常磐線側の警報が鳴り始めました。
あれ!この時間には列車はないはずだが・・・・
と、、、大きなブロア音を響かせてEF510が単機で上ってゆきました。
どうやら、泉までの貨物の機関車もいわきに留置しているみたいです。
直後、常磐線の築堤の向こうからグワ~ンとディーゼルエンジンの音が響いてきました。
これならしっかりわかります。
DD5531が長いタンク車の列を引いてきました
接近する貨物を見ていますと・・・・
以外に編成が長く、機関車が撮影ポイントまで来ても、茶色のタキだけでガードのところまで届いてしまいました。
うっ!これは予想外。( ´^ิー^ิ`)
トキが写りません。
ごえ~。これは良い意味で期待を裏切った。
全部で20両ほどもある立派な編成でした。
この機関車、もとはDD553と名乗っていたものですが、震災の津波被害から復旧するためエンジンを換装した時に改番したようです。
今度は、返しの空車の53列車なのですが、さきほど泉駅で見た時には貨車が1両もなかったのですよ。
ということは今朝の5387レは機関車が単機でやってきたに違いない。
なので、いま行った列車の返しもディーゼル機関車の単機の公算が強い。
(最悪、運休で次の列車で戻すとか・・・)
まあ、外してもしょうがないと、再び常磐線こえて、東側の林の前で待つことにします。
予想通りやってきたのは、DD5531の単機
しばらく時間が空くので、駅付近のショッピングセンターで昼食ののち、再び現場に戻ります。
今度はコンテナの54列車。
直後に651系の下り「Sひたち19号」が通過しますので、すぐ移動できるところ
で、踏切の下の田んぼの中で待ちます。
54列車、今度も単機か!ッと一瞬思いましたが、これは荷が少なくスカスカだったため。
コキ10両ほどの列車を先ほどとは違うディーゼル機関車DD552がけん引してきました。
これまた立派な貨物列車でした
さて、踏切の方にもどりますが、戻った直後、警報が鳴り始め、「Sひたち」通過。
が、ここでピント合わせをミスるという大ボーンヘッド。なんてこった。
しょうがないなあ。
このあと、先ほどの貨物の戻りがあるのですが、泉駅構内の様子からすると今度も単機かもしれないので、常磐線側の撮影を優先し、海の見えるポイントに行ってみることにしました。
磯原駅北側の跨線橋から海を入れて撮った写真を雑誌で見たことがあったのでこちらに行ってみます。
いったんE657系「Sひたち」で高萩まで南下して磯原まで戻ります。
磯原は北茨城市の市役所最寄駅なのに特急停車が極端に少ないのです。
泉(1326)-[Sひたち38号]-(1351)高萩
高萩(1356)-[553M]-(1405)磯原
高萩駅には出番を待つE657系特急が待機していました
和風モダンな磯原駅
件の跨線橋は国道6号から磯原工業団地や常磐自動車道への連絡道路で、磯原駅から北へ
かなり早足で20分ほど。歩道があるかどうか危惧したのですが、幸い両側に立派な歩道がありました。
この時間に上下の651系特急が続けて通過するのです。
架線柱がちょっと目障りな構図になってしまうのですが、やむを得ません。
「Sひたち42号」海をバックに快走
こちらは「Sひたち27号」
窮屈な構図になってしまいまいました
今日はここまでにしておきましょう。
磯原(1546)-[572M]-(1554)高萩
高萩(1612)-[Fひたち48号]-(1807)上野
高萩駅は大正時代のマンサート屋根
フレッシュひたちのE653系電車も常磐線ではそろそろ見納め
もう1回ぐらい、水戸以南のにぎやかなところで撮影しておきたいものです。
福島臨海の貨物列車、味があっていいですね〜。
こういう臨港鉄道の貨物列車なども、
貨物時刻表に乗っているものなのでしょうか?
そして磯原の海バックは、
私も651系の引退前に行きたいと思っていた撮影地なのですが、
手前の架線柱など、撮るには少し大変そうですね。。。
by あおたけ (2013-01-30 18:38)
あおたけさん
福島臨海鉄道の機関車、ひさしがふかくてなかなか好ましいスタイルをしています。
私鉄の貨物も(定期列車走っているところはすべて)貨物時刻表に乗っています。記事の割に値段が高いので、学研から年に2回ぐらい出る貨物列車ナビというムック本はどうでしょうか。JR貨物の時刻表は載っていますし、特集で私鉄のも載っていることがあります。去年の7月に出たVol3に全国の臨海鉄道が載っていました。
by やまびこ3 (2013-01-30 19:50)