置き換え始まるE3系電車撮影記(その2) [はつかり(鉄系)]
置き換え始まるE3系電車撮影記(その2)
2013.7.14 奥羽本線区間をゆくE3系・E6系新幹線
7月14日
今日も曇りの予報。
そろそろ晴れてくれることを期待しましたが、夜半に雨も降ったようです。
田沢湖線に戻ろうか、秋田新幹線の奥羽本線区間に行ってみようか、ちょっと考えた末順当に進んで、奥羽本線にゆくことにしました。秋にはC61の運転もあることですし・・・・
大曲-秋田間は雄物川に沿った平坦な区間のように思われますが、途中の吉峰川-大張野間にはちょっとした山越えがあり、山間をゆく風景が眺められます。また、この区間は秋田新幹線の標準軌(1435mm)と在来の奥羽本線の狭軌(1067mm)の単線並列で建設されており、一部は秋田新幹線同志の行き違いのために複線化され在来線上に間借りした形となっていて、標準軌と三線軌の並列という珍しい形態となっているのでこれも眺めてみたいところです。
三線軌はネットなどで調べると、大曲寄りの神宮寺-吉峰川となっていますが、車窓の観察では実際には吉峰川のかなり先まで三線が敷設されているようでした。
大曲(750)-[429M]-(806)吉峰川
古い建物が残る吉峰川
近所の工場に努めるおばさん方が迎えのバスを待ち合わせして井戸端状態でした
以前、この付近で半俯瞰のポイントの写真を見たことがありましたので、北に向かって進んでゆきます。
右側にそれらしい開墾地のようなところがあり、少し入ってみましたが、すぐに行き止まり、・・・
いや山道のようなのはありますが、草が長いうえに雨あがりで、びしょびしょになりそうでこのお立ち台は残念ながらあきらめざるを得ません。
さらに進むことすこし、線路の通っている築堤に向かって踏み跡がいくつかつけられています。そのうちの一つを上ってみますと、おそらくどなたかが、最近草刈りをされたのでしょう。カーブを望む土手の一角が広く切り開かれていまして、安全に撮影ができる場所がありました。
これはありがたや。さっそく、カメラをセットして撮影させていただきます。
吉峰川から下ってくる線路が大きくS字カーブを描いています。東側が標準軌、西側が三線軌になって、大きなカーブを描いて北に向かっているところです。
北側から上ってくる701系電車
同じ三線軌を下ってくる701系電車
続いて、秋田新幹線の登場!
秋田新幹線E3系「こまち」
右側の標準軌線路のS字カーブを滑るように走ってゆきます
今度はE6系「スーパーこまち」
上り「スーパーこまち」を後追いで
早くも下り「スーパーこまち」が東京から下ってきました
観察の結果、三線軌になっているとは言っても基本は新幹線は標準軌側を走る、在来線は三線軌側(当たり前ですが)を走るのを原則としていることがわかりました。
次のポイントに移動。
さらに先に進んでゆくと線路がトンネルに入ってゆくポイントの手前で、道路が1段高くなっていました。このあたりもS字カーブになっておりなかなかよさそう。生い茂る草に苦労しながら撮影ポイントを探します。
トンネルを抜けてきた上り「こまち」
その直後、次は下りか、とゆったりしていたところへ、グゥワァ~ンっ轟音がして同じく北から在来線が来ました。
団臨「ふるさと」の回送列車
ほんとにこの編成は神出鬼没の働き者です。
単線並列ならではの高密度運転を目の当たりにしました。
このあたりの事情は、踏切でも警告されていました。
「連続して同じ方向からの列車が来ます」との警告
ところで上の漫画の在来線電車、どこかで見たような見ないような・・・
国鉄特急色塗装の583系?
一段高い道路から
在来線は西側
三線軌は終了しています
緑の中にE6系の赤が映えてきます
さて、午後は次の羽後境-大張野間に移動して撮影とします。
羽後境を過ぎてコンビニで昼食を確保後、コンビニ裏の緩やかなカーブのところで
カーブをゆく上り「スーパーこまち」
奥側の線路をゆくので下回りが見にくいのが残念です
下り「こまち」
ここから国道は山越えとなります。えっちらおっちら上って下ったところが大張野です。
もう秋田市内に入っているのですが、緑が豊かです。
有名お立ち台の奥出踏切にゆくと、この旅初めて4人もの同業者がいらっしゃいました。
ほぼいっぱいのところ、場所を確保させてもらいました。
どっしりした感じのE6系電車です
E3系はややのっぽな印象があるのですが、E6系は車高も低く地を這うように高速移動する印象です。
このあたり再び三線軌になっていますね。
田園地帯をゆくE6系
大張野駅に移動して、今日の撮影は終了。
大張野駅。利用者は常に跨線橋を渡らなくてはいけません。
最初は、2日間で帰京するつもりでしたが、考えるところがあって、今日は大館に移動します。
大張野(1639)-[2447M]-(1700)秋田
秋田(1731)-[つがる5号]-(1858)大館
秋田駅にはE653系電車が留置されていました
訓練運転か、これから改造を受けるものなのでしょうか
乗客のお姉さん”色違いの「つがる」もあるのね!”
(続きます)
いまさらながらに、新幹線が長閑な景色を走っているのには違和感があります。
色違いの「つがる」どの様に活躍してくれるのでしょうか?
もし、まだ余って居るのであれば、下周りを改造し、PCとしてJR北海道に譲ってあげられないのかなぁ~JRFのDFはダブ付きぎみなので、牽引して・・・
JR北海道は車両が足りません!!
by suzuran6 (2013-07-19 11:33)
スーパーこまちの走っているところを見ると、何故か芋虫に見えちゃいます(^^ゞ
by ma2ma2 (2013-07-20 10:30)
suzuran6さん
新幹線といっても所詮は在来線ですが、秋田まででも毎時1本の需要があるのが、昭和のおじさんには新鮮です。
E6系も高速でのすれ違い、トンネルでの気圧変動など車体にはだいぶ来ているかもしれませんが、JR北海道にとっては、なんでもほしいでしょうかね。
by やまびこ3 (2013-07-22 22:41)
ma2ma2さん
E6系は車高をずいぶん押さえてあるんので、イモムシ感が強まっていますね。スピード優先でしょうが余裕が少なくなっているような気がします。
by やまびこ3 (2013-07-22 22:46)
三線軌条のS字カーブ、このあたりの特徴が出ていて、
いい撮影ポイントですね〜(^^)
新幹線の車両をここまで線路端に近づいて撮れるのも、
ミニ新幹線ならではの光景ですね。
by あおたけ (2013-07-23 19:07)
あおたけさん
豊かな緑の中をゆく秋田新幹線、山越えの雰囲気十分なのですが、高速運転するにはなかなか大変な区間です。秋田側ももう少しスピードアップできるといいのですが。
by やまびこ3 (2013-07-23 20:28)