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残り少ない紅葉を追いかけて 北へ (その2) [はつかり(鉄系)]

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残り少ない紅葉を追いかけて 北へ (その2)
2013.11.17 羽越本線583系撮影記、紅葉乗り鉄日記


今週も手にしていたJR東日本の週末パス8500円也。
すでに東京-猪苗代往復で9240円分乗っており、元が取れていますが、
さらに日曜日も乗ることでお得度が増してゆきます。


というわけで、今回も世話になるのはこの子↓

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廃止が取りざたされる「あけぼの」


11-12番線ホームで入線を待っていたところ、がたがたと常磐線の高架ホームが揺れ初めてびっくりしました。地震だ~!
高い天井に響き渡る音にびっくりしましたが、鉄道には影響がなかったようで、2021列車「あけぼの」も予定通り入線しました。
13番線に移り、乗車。今日も満員とのこと。なのに廃止とはなあ?

週末パスの北限の酒田までこの列車で移動します。

上野(2116)-[あけぼの]-(500)酒田

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酒田到着。ここで機関士交代します




明るくなるまで待合室で準備しますが、その間にも1本のブルートレインがやってきました。
「そうか、常磐線からの団体は今日だったっけ」

と思うものの、まだ真っ暗で写真撮影はできませんね。


明るくなり始めた6時半、活動開始。
今日の目的地は秋田県に入った小砂川に決めています。

583系の「わくわくドリーム」を海岸で撮ろうと思ったわけです。
酒田-小砂川間は週末パスの区間から飛び出しになりますので
別途、往復乗車券を購入しまして出発進行。


酒田(639)-[533M]-(706)小砂川


鳥海山もきれいに見えています。

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小砂川駅は鳥海山のふもと




小砂川-上浜間の撮影地は昨年も臨時「日本海」を撮りに来たところですが
これでもし「あけぼの」「わくわくドリーム号」もなくなってしまうとさびしい限りですね。


小砂川から撮影地までは意外に近く、20分ほど歩くと着くことができました。


真夏には遅い時間だと線路にも日が当たるのですが、この季節には全く無理。そのためか、どなたもいらっしゃいません。今日は団臨もあるので、もっと北の方に集まったのかもしれません。


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広々した撮影地です



最初の列車が583系になってしまいました。

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念願の海岸で。583系「わくわくドリーム」号
鳥海山のすそ野がそのまま海に落ち込むポイントです


続いて普通列車を見送ったあと、パーイチ貨物の2093列車。
今日は原色の748号機がけん引することが期待されます。


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ローズピンクのEF81が引く長い貨物列車


続いて上り「いなほ8号」の時間です。
2008Mといえば、E653系で運転される優秀列車ですので、これを撮っておかないと。

この時間になると数人のファンがE653目当てに集まっていらっしゃいました。

南側の丘の上に移動しまして

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青い海、松原を行く「いなほ8号」


本当はこのポイントでEF81の貨物を撮影したいところですが、もはや代走か、遅れでもないと難しいようです。

羽越本線での撮影は大満足。
小砂川駅に戻って、この後は紅葉の中の乗り鉄に向かうことにしてあります。

その前に、小砂川駅に下って来る列車を



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EF510牽引の貨物列車
いよいよJR東日本から譲渡された500番台の稼働も近いようですね


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「いなほ3号」はT-12編成でした




小砂川(1112)-[536M]-(1139)酒田


酒田に戻ってしばらく時間がありますので、観光へ。
やまびこだってたまには観光だってするのです。


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酒田駅にはこんなものも



さあ、酒田の観光。2時間以内でぐるっと回ってみます。

海岸に近い山居倉庫(さんきょそうこ)まで行ってみようと思います。


海岸に向かって15分ほど歩くと


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酒田の殿様以上ともいわれた本間家の屋敷です


さらに行くと運河のような新井田川に沿って、大きな倉庫が並んでいます。


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山居倉庫
気分はもう吉永小百合でございます



山形県では各地でローカルラーメンによる町おこしが行われているのですが、酒田も酒田ラーメンを売り出しておりまして、観光案内所で専用パンフレットをもらってきました。おなかもすいてきたところで、中町三日月軒にいってみましょう。

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暖簾のところの扉はロックされていまして、右側の開いているところから入ります。
メニューは中華そばのみ。(大中小があります。)昔ながらの中華そばですね。
刺激がものたりないかも。
(ようやくSuzuran6さんのご希望に沿うことができます)


駅に戻って、帰路の列車旅に戻ります。

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陸羽西線の赤ラインのキハ111


酒田(1400)-[3132D快速最上川]-(1451)新庄

余目に向か車中から、刈り取りの終わった水田に何か所も白鳥の群れが休んでいるのが見られました。酒田の河口に集まる群れなのか、瓢湖に向かう途中で一休みしているのか。

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鳥海山も満面の微笑みを返してくれました


余目で羽越本線から離れ陸羽西線に入ってゆきます。
清川を過ぎると最上川に沿った渓谷に入ってゆきます。紅葉はもうおしまいかと思たのですが下の方は、まだかなり紅葉が残っていて楽しめます。


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白糸の滝・電線がじゃまですが



高屋駅の先で最上川が大きく屈折した最上峡を通過します
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何やら怪しげな雲が広がってきました。
新庄盆地は厚い雲のした。

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新庄の特徴あるレンガ造りと木造折衷の機関庫が見えてきました


新庄からは、このリゾート列車


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仙台-新庄間を走る「リゾートみのり」



新庄(1500)-[リゾートみのり]-(1737)仙台

新庄を出発して奥羽山脈越えにかかります。
このあたり数日前に雪が降ったようで、沿線には早くも雪が残っています。

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瀬見温泉を過ぎて



堺田を過ぎると天気が回復してきました。


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最後の紅葉の輝き



中山平のC58はかわいそうな状態になってしまっていました。

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鳴子峡の絶景です


鳴子温泉でどっと乗客が乗ってきて満席になります。
仙台あたりからの日帰り客にも人気のようですね。

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結構遅い時間の設定なのは、この夕景を見せるためかもしれませんね。


紅葉シーズンの東北のローカル線、今度は10年計画ぐらいであちこち行ってみようと思ったことでした。


小牛田からは真っ暗の中を走ります。
仙台で「雪っこ」でも買って帰ります。

仙台(1812)-[はやぶさ14号]-(1948)東京


<完>
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コメント 6

suzuran6

ありがとうございますm(__)m
こう言うシンプルなラーメン大好きです。
チャーシューも歯ごたえがありそうで、美味しそうです。

もう一度くらい「あけぼの」に乗って東北を訪れたいですね。
by suzuran6 (2013-11-22 18:52) 

やまびこ3

suzuran6さん
こんにちは。高校の頃、クラブ活動の後でこういう感じにのラーメン屋によくかよったものです。夏はかき氷、冬はラーメンが定番でした。
by やまびこ3 (2013-11-23 19:03) 

あおたけ

なんと磐越西線の翌日・・・というか、
当夜に「あけぼの」に乗って羽越線へ行かれるとは、
本当にいつもながらその行動力には
驚かされるばかりです。
念願の日本海沿いをゆく583系。
これは遠征した甲斐がある、いいお写真ですね!
by あおたけ (2013-11-24 17:33) 

やまびこ3

あおたけさん
583系もいつか引退の時が来るんでしょうね。
穏やかな日本海を行く583系の姿が見たくて行ってしまいました。
今頃は冬支度でしょう。
by やまびこ3 (2013-11-25 08:15) 

サットン

「リゾートみのり」満席ですか!
継続は力というか、コンセプトがしっかりしていると
実績は付いて来るものなんですね。
by サットン (2013-11-26 09:51) 

やまびこ3

サットンさん
鳴子峡あたりは仙台からの手頃な日帰り観光スポットですから、東京からも仙台からの使えるダイヤが功を奏しているのでしょう。車内販売のお姉さんも素朴でかわいらしかったです。
by やまびこ3 (2013-11-26 21:53) 

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