冬の北陸路 撮影記 [はつかり(鉄系)]
冬の北陸路 撮影記
2013.12.6 福井鉄道 新旧電車撮影記
大休パス2週目。
無理やり金曜日に時間を作って前日夜、西へ向かいます。
東京⇒越後湯沢⇒福井
と乗り継いで5時間。さすがに長いなあ。
さて、金曜日早朝福井に滞在したのは、他でもありません。
福井鉄道の大型車両200型が急行運用で市内線に乗り入れてくるのをとらえるためでした。
国土交通省の「鉄道事業再構築実施計画」に基づいて事実上の上下分離が行われた福井鉄道。
今、とっても元気になってきています。
越前鉄道との相互乗り入れを前に新型LRT F1000型も導入され、活躍を始めています。これが増備されてくると鉄道線から市内線に乗り入れてくる大型車体の200型も淘汰されてゆくものと思われます。
駅前ホテルを早朝抜け出して、駅前に延びてきている福井鉄道の支線に乗り入れてくる越前武生からの最初の急行電車を待ちます。
200型がどの電車に充当されるのかよくわからなかったのですが、朝ラッシュ時に7本ほど設定されている急行電車のうちの2,3本に入っているのではないかとあたりを付けています。
6:55最初の急行電車が、単線の駅前に入ってきました。
770型の始発電車
名鉄岐阜市内線から移籍してもうすぐ10年
この時間では大型車の需要はないですね。
続いて、7:27 2本目も770型。
急行の赤幕も誇らしげです
これを少し撮影して、福井市役所前に移動します。
福井鉄道の路線は、福井市内でY字型に分かれているのですが、次からは運転系統が複雑になり、武生方面からやって来て福井駅前に入ってくる電車と市役所前からそのまま北方へ直進しえちぜん鉄道と接続する田原町に向かう電車に分かれます。
次の急行は田原町直行のパターンですので分岐点の市役所前で待ち構えることにしました。
やってきた急行は・・・・
200型キタ~!しかし・・・かぶった~
路面区間ですから自動車にさえぎられるのはやむを得ないとしても
同僚の電車にかぶられてしまいました~
行き過ぎて市役所前の電停に停車中
新塗装の202編成でした
車掌スタイルの係員がやってきています
ラッシュの特改要員の方でした
大型車両に限りませんが、市役所前での下車はすべてのドアを利用して乗降ができるようにしているわけです。
次の7:50着の普通電車田原町行
これも大型の610型2両編成
元名古屋市営地下鉄の電車です
路面区間用の3段のステップがごついこと。
今度は次の急行に期待します。
そこに先ほどの202編成が戻ってきました。
中筋入りの正面窓がワイド
次にやってきたのが・・・・
普通電車でしたが・・・
来た~!急行塗装の200型
この渋い塗装が見たかったのです
ステップを出して乗降中
このヘッドサインがかっこいい
田原町で折り返して戻ってきた200型急行色
でっかいパンタグラフを振りかざして
なぜか順番が入れ替わって、610型が回送されてきました。
さて、もう一つのお目当てはLRTのF1000型。FUKRAMという愛称が付けられています。
こちらはちゃんとホームページや電停の時刻表にも運用が明示されています。
この時期最初の運用は市役所前に9:07着の普通電車。
ダイヤ通りやってきたF1000
アドトランツのライセンスで作られた3車体連結の超低床車両で、まだ1編成しかない虎の子です。
この運用は市役所前でスイッチバックして福井駅前まで行き、折り返して田原町まで行きます。
福井駅方面に向かうとき在来車と並んでくれました。
770型と並ぶFUKURAM
車体の幅がかなり広いのがよくわかります
田原町に向かうところで短い区間ですが、試乗してみることにしましょう。
幅員が2600㎜もあるので広々としています。
全長も27mとかなり大容量なのでラッシュ時にも威力を発揮しそうです。
もうよくすいた電車に乗って、田原町へ。
越前鉄道との接続駅で将来はここで相互乗り入れすることが決まっています。
古い駅舎と新しいLRT
正面のフォルムもカッコイイ
車内もよく見てみましょう。
未来を感じさせる運転台
ドイツ車のコックピットのようです
広々とした車内には日本では珍しいクロスシートが並んでいます
ポートラムあたりでも幅は2400㎜しかないので、FUKURAMU、相当にゆったりした路面電車です。
福井駅前に到着したF1000
福井駅に戻って、試乗は終了。
これにて福井鉄道撮影も終了。ホテルに戻って荷を運び出すころに雨脚が強まってきました。
天気が良ければ富山平野で485系特急でも撮ろうかと思っていたのですが、これでは話になりません。
まずは金沢に行って、小一時間近江町市場でものぞいてみることにしました。
この雨ですから撮影はギブアップ。考えた末、雨晴の海岸にでも行ってみようと思いました。
金沢から高岡に移動して、氷見線の気動車に乗ります。
氷見線の「忍者ハットリくん」号
高岡は藤子F富士夫氏の故郷ということで、キハ40にハットリくんのラッピングが施されています。
キハ40 2090はとくに念が入っていて、車内もご覧のとおり
ハットリくんだらけ
越中国分を過ぎると富山湾の景色が広がります。
雨晴駅に到着・・・・不思議なことに・・・・・
晴れ間が見えた!
雨晴の霊験あらたかです
驚きました。
少しこのあたりを散歩して時間をつぶします。
氷見線の向こうに雨晴海岸
雨晴バス停
雨晴簡易郵便局
再び高岡駅に戻ります。雨晴効果は雨晴だけで有効だったようで天気はどんぐもり。
高岡駅構内
トワイライトエクスプレス
大目玉の475系、青大将
今日の泊地は長岡にしました。
「北越7号」で長岡へ。
「富山 味尽し」 富山駅 源
2013.12.6 高岡駅売店にて購入 ¥1000
上品な2段重ね弁当です。酒の肴にもってこい。1000円で十分楽しめました。
お、今回は福井ですか。
福鉄の200形、お目当ての急行復刻色が撮れて、
良かったですね〜(^^)
いつ見てもシブくてカッコいいです!
それにしても、雨晴だけ日が射していたとは、
まさに地名通りの、なんとも不思議な現象ですね〜(笑)
by あおたけ (2013-12-12 19:09)
私は広島や岡山によく行き、路面電車に乗ります。
でも広告や近代化した車両も多くなって…
福井の電車は味わい深いですね。
200型…すてきです。
by vega (2013-12-12 20:13)
とかく暗いニュースが多いローカル私鉄にあって福井からは明るい話題が聞こえてきますね。頼もしいです。FUKRAMにも乗ってみたいです。
610型のステップの様子は初めて見ましたが、ずいぶんイカツイ仕掛けに驚きました。
by サットン (2013-12-13 09:57)
あおたけさん
200型に限らず、福井の鉄道からしばらくは前が離せませんね。
システムまで含めた本来のLRTへの発展に期待したいところです。
雨晴はほんとに不思議でした。
by やまびこ3 (2013-12-14 07:43)
vegaさん
こんにちは。広島や岡山の市電も元気がありますね。
福井ではかって京福電鉄というのが事故を起こして運行停止になった時に、バスでは運びきれないということがわかって軌道系に力を入れなおしているという事情があります。今後の展開にさらに期待しています。
by やまびこ3 (2013-12-14 07:49)
サットンさん
発展が期待される福井の電車ですが、とりあえず、あのだだっぴろい駅前広場に乗り入れてくれないものかと思います。(バスも入っていないんですよね。)
by やまびこ3 (2013-12-14 07:54)
急行色、渋くてカッコいい。
路面電車でクロスシートは珍しいですね。
駅弁、ワンカップと相性良さそうですね(^^)ニコ
by johncomeback (2013-12-14 14:29)
johncomebackさん
福井-武生間は50分ほどかかりますから駅弁にワンカップ十分いけそうですね。ドイツには食堂車付きの路面電車があったといいますから、このくらいしてもいいですね。
by やまびこ3 (2013-12-15 17:08)