山彦的台湾鉄路漫遊記(その1) [やまびこ(旅日記)]
山彦的台湾鉄路漫遊記(その1)
2013.12.22 南の島に向かう
秋の入り口の頃、赤社のマイレージの期限が切れそうになってしまいました。
年末に近場の海外にでも行こうかという話となりまして、パートナーと2人分の特典航空券をポチっとやってしまいました。やまびこの勤め先には計画休暇というのがありますので、3連休に休暇をくっつけまして5日間の乗り鉄旅を計画しました。
さて、私のところからですと、成田まで行くのは結構大変。幸いにして赤社には羽田ー台北(松山)線がありますので、これがあいていた日程を軸にスケジュールを調整。
22日(日)早朝、羽田に向かいます。
結構早めにつきましたので、チェックインし荷物を預けたのち、ぶらぶらしていると、国際線ターミナルの裏から多摩川の向こうにきれいに富士山が見えました。
西側の大窓からは、こんな景色も見えました。
ポケモンラッピングの1000系モノレールが来ました
さて、赤社のB767。九州に向かうルートに沿って飛んでゆきますが、今日は絶好のフライト日和。
シートベルトサインが消えたころ
雪をかぶった富士山がきれいです
続いて、南アルプスの山並み
中ほどに大井川が見えています
飛行機から見ていても線路を探してしまうのが、テツの性。
長島ダム湖にかかる大井川鉄道井川線のアプト式区間の鉄橋
この写真はトリミングしています
佐久間ダム、中部国際空港を過ぎ、しばらくうとうとっとしたところ
室戸岬を通過
霧島連山の上を
10個以上の火口を観察できました
沖縄に向かうルートより北側を飛んでいるようです。
・・・・ということは、最近問題になった、尖閣諸島上空の某国の防空識別圏を進んでいくわけです。
・・・・もちろん何も起こりません。
さて、ほぼ予定どおり高度を下げて、台北・松山空港に着陸。(マツヤマではなくソンシャーン・クウコウです)
はではでな中華航空の機材
台湾らしいお茶のポスターも
本日の泊地はなんと中部の台中にしていました。
本来は台北の国際空港である桃園に行ったほうが便利なのですが、成田まで行くのが面倒で、羽田から出ている松山線にしたわけです。台湾内の移動はやはり鉄道でしょ。
というわけで、台湾鉄路の台北駅に向かいます。
松山駅まで乗り入れていおる捷運MRTの文湖線から板南線に乗り継ぎます。文湖線は新交通システム、板南線は本格的な地下鉄ですが、東京の地下鉄とゆりかもめ、あるいは東京モノレールとJRのように料金乗り切り制というようなせこいことはしていません。
乗換駅の忠孝復興站(駅)はかっての大阪地下鉄をほうふつとさせます
せこいことをしないばかりか!・・・・
ストアードフェアー・悠遊カード
これ、なんと台湾観光局にFAXすると、送ってくれました
台湾観光年のプレゼントです。
といってもチャージされていたのは50元(~200円)ほどですが、これでも、おおむね2,3回は乗ることができます。
20分ほどで台北駅に到着。
台北駅といえば雄大なコンコースが有名ですが、地下鉄を出てすぐのところに台鉄の自動販売機があったので、早速台中までの指定券を購入。
JR東日本の指定券券売機と同じ程度の操作で発券できますが、ここで大きな過ちを犯してしまいました。
1300発の自強号を切符を購入したのですが、出てきた切符に印刷してあったのは「No Sheat 無座」の文字。ありゃ~、これは自願無座(~立ち席特急券)の券ではないですか?
慌てていたので、どこかでチェックを怠ってしまったのか?直前だとこうなるのか?
でも買ってしまったものはしょうがない。
そのまま地下のホームに向かいました。
やってきたE1000系Push-Pull式の自強号は、ガラガラ。こりゃ~、大丈夫なんじゃないか!
空席多数で台北駅を出発
台北(1300)-[自強127]-(1518)台中
さっそく、弁当をいただきます。
台鉄弁当
主要駅で売っているのは基本的にこの排骨弁当です。
ちょっと高級な八角弁当も
空いていると思ったのは甘かったようで、樹林、桃園と停車駅に着くたびに乗り込んできて、新竹からの1時間ほどは立つ羽目になってしまいました。どうやら台北からは高鉄(=新幹線)利用が多く、郊外の駅からは在来線を使う人が多いようですね。台北以外は在来線主要駅に乗り入れているところはないので、在来線にもそれなりの利便性があります。在来線にも相当な数の優等列車が運転されていますので、便利です。
別会社ゆえのいい競争原理が働いているようにも感じられます。
この列車の電光掲示で、ちょっと残念なニュースを見つけてしまいました。
台中の少し南の彰化にある機務段(機関区に相当)が通常、見学者に公開されて、扇形庫には蒸気機関車も留置されている(動態保存機です)のですが、ここが改修工事のため、来年3月までクローズされているとのこと。行ってみたかっただけにちょっと残念。
新竹からほぼ立ちっぱなしになりましたが、まあ、そんなに混んでいないので1時間ぐらいは我慢できます。
桃園では老友E100系の姿も
なんと、釣りかけ式の特急電車ですが、週末の波動輸送特急に使われています
台北から2時間半ほどで、台中駅に到着。
台中駅で先行する急行クラスの莒光号に追いつきました
右が乗ってきた自強号です
日本時代に作られた台中駅舎
99年の地震の被害からも復旧されかくしゃくとしています
(翌朝撮影したもの)
駅前に予約してきたホテルに投宿。
今日はもう観光はできませんので、夜、早速台湾の味を楽しみました。
台湾に来たらこれ!小龍包
本来上海料理ですが台湾ではポピュラーです
定番の鶏スープ
豆腐とシイタケの炒め物
プレーンな蒸し餃子
これから食べ物の写真が多くなること、お許しください。
(続く)
良いなあ、本場の小籠包食べたいです。
by johncomeback (2013-12-28 09:08)
今月初旬に見た風景です(^^)
by ma2ma2 (2013-12-28 10:55)
おー!今回は台湾ですか。
私も宮脇俊三さんの「台湾鉄路千公里」を読んで以来一度は行ってみたいなあと思っていました。日本の乗り鉄に飽きた友人も次々に遠征しています。
今後の展開を楽しみにしています。
by サットン (2013-12-28 15:40)
お~、台湾にいかれていたのですね~!
私も台北や台南、高雄には何度か訪れていますが、
細かい路線まではあまり乗っていないので、
5日間の鉄道旅リポートを楽しみにしています。
でも、鉄道写真よりも、小籠包の写真を見ていたら、
また台湾に行きたくなりました(笑)
by あおたけ (2013-12-28 18:17)
johncomebackさん
こんにちは。
台湾の小籠包さすがにうまいです。中華料理は何でもいけます。
by やまびこ3 (2013-12-28 20:38)
ma2ma2さん
沖縄に行くときなどは、鹿児島の東を飛んで行く場合が多いのですが、今回は川内あたりで東シナ海に抜けるルートでした。日本列島の半分ず~っとみられて面白かったです。
by やまびこ3 (2013-12-28 20:40)
サットンさん
ひところ、韓国に何回か行っていましたが、このところ人当たりのやわらかく暖かい台湾に行くことが多くなりました。あまり脱線しないようにがんばります。
by やまびこ3 (2013-12-28 20:43)
あおたけさん
正月を前に少し遊ばせていただきました。台北は大都会でそれなりに面白いのですが、鉄的にはやはり東や南の方になります。
鉄道だけではありませんが、台湾一周の旅、どうなりますことやら。
by やまびこ3 (2013-12-28 20:47)
台湾というと、パブロフの犬的に反応してしまう程、好きな場所です。高鉄開業してからは行ってませんが、台鉄線は全線乗りました。
宮脇俊三さんの台湾旅行記はバイブルのひとつになっております。
by Cedar (2013-12-29 06:37)
Cedarさん
JRにはなくなってしまった昭和の香りのようなものが台湾の鉄道には残っていますよね。食べ物もおいしいし、町も歩きやすい。(無法駐車するバイクが多すぎるのが難点ですが) 5回目の台湾になります。
by やまびこ3 (2013-12-29 22:58)