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九州へ行ってきました~!(1) [はつかり(鉄系)]

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九州へ行ってきました~!(1)
2014.3.20 ぎゃ~!寝過ごした~


3月20日 未明 3:30


やまびこは東京の大江戸温泉物語におりました。
公共交通ファンタジスタを自称するやまびこですが、国内のLCCに1回ぐらいは乗ってみないと始まりません。というわけで運行開始から1年たってしまいましたが、この日、LCCのJetstarの成田発の早朝便に乗ってみようと前夜から、お台場大江戸温泉物語に滞在し、仮眠を取っていたわけ。

成田からの早朝便に向けた低コストバスが東京駅から頻繁に運行されるようになったのは報道等でご存知の方も多いでしょう。京成バスの東京シャトルと平和交通などが運行するTHEアクセス成田の2グループが運行していて、東京駅を深夜0時過ぎから2時前にかけて出発し途中のサービスエリアで時間調整し3時台に成田空港に到着する東京シャトル夜行便も何本か運行されています。

そんな中、東京シャトル夜行便の一番遅い便が、東京駅の前にお台場大江戸温泉物語を始発として運転されているという情報を入手しました。
大江戸温泉物語の料金が通常平日:1,980円、土日・祝日:2,180円のところ、このバスのチケットを持っていると、1200円になる割引制度もあるんです。バスは前売り予約だと900円ですので、2100円で温泉・仮眠付の成田までのバスと考えるとなかなかお手頃です。
これはお得感があります。もちろん、温泉もソファーor大広間での仮眠ができるわけです。大江戸温泉物語発のバスは3:40とかなり早いので、早めに温泉に入って前夜の22時前には仮眠体制に入ろうと出かけてまいりました。

ところが、ふと目覚めたのが3:30っとは!
万事休す?仮眠といっても貸し出しの浴衣を着た状態だし、着替えと荷物は離れたところにあるロッカーに預けてあるし。タクシーで成田までいくらかかるだろうと目がぐるぐる回ります。
もちろん、ケータイの目覚まし振動はかけていたのですが、全然気が付きませんでした。前夜、地元の小田急線で停電事故があってしばらく止まっていたため、お台場への到着は23時過ぎ、寝たのは0時近くと予定外の遅さになってしまっていたのでした。

ダメ元でダッシュし、着替え・支払いを済ませてバス乗り場に着いたのが、なんと5分前!
「やればできるじゃん!」

実際は乗客が20人ほどもおり、運転手がいちいち荷物をトランクルームに収納して手続していますので行列ができていました。だもんで手続きが終わってお台場を出発したのは3:50分近くになりました。トイレも行っとけばよかった。

それでも東京駅は4:15の定刻の出発。深夜の道路はすいています。

成田までは1時間かからない行程なのですが、いまだに入り口でパスコントロールが行われています。発展途上国や旧共産圏みたいな風景ですな。深夜便は第1ターミナルにはいかず、第2ターミナルのみ到着します。5時20分過ぎ、無事成田空港第2ターミナルに到着。


右手のJetstarカウンターに向かいます。
自動チェックイン機で、予約番号を入れてボーディングパスを発券します。
モバイルチェックインもできるのですが、ボーディングパスを一度拝みたいこともあり、空港でのチェックインとしました。

次に預け入れ荷物をチェックイン。

航空券に比べて荷物代金は割高ですが、撮影旅行ですとどうしても三脚は預けないといけませんのでminimumの1500円の出費は止むをえません。受託手荷物をチェックインしたのち、後方のX線検査装置まで自分で運ばなくてはいけません。


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島状に配置されたチェックインカウンター
うしろのX線検査装置まで自分で運びます


このあたりの手続きは極めてスムーズ、旅慣れている人が多いこともあるでしょうが、大手の慇懃無礼な無駄を排除したてきぱきしたスタッフの受け答え、動きには好感が持てます。

今回の行く先は、九州です。

鹿児島まで、航空券 5240円+受託手荷物 1500円+販売手数料 300円 = 7,040円

最後の販売手数料というのなんだかわかりませんが、どう買ってもかかる料金ですから価格に入れるべきとは思います。
帰りはその日で安かった大分-成田として

航空券 6240円+受託手荷物 1500円+販売手数料 300円 = 8,040円

でした。

さて、出発時刻まで時間がありますので、国際線ターミナルの方に行ってみますとまだどのキャリアも受け付けを行っていなくて、がらんとした出発ロビー。中央部のベンチにのみ、数人の国内線旅客らしき人が休んでいます。第2ターミナルの4階のショッピングフロアでただ1店開いていたセブンイレブンで朝食を購入し、おなかを満たすことができました。

少し早めにセキュリティチェックを通って待合室へ。
当然、ほとんどの便がバス接続になります。待合室にも売店とスナックコーナーがありました。ジェットカレーというのが笑えます。


バスに乗って、かなり遠くまで連れられて、着いたのがここ↓
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CAも地上に降りて搭乗をサポート(黄色いお姉さん)


ようやく飛行機に乗り込みます。ボーディングステップの前の案内もCAが行っているのは当然のことですね。


進行方向右側の窓側の席にしてしまいましたが、ここは少し考え物。国内線とはいえトイレに立ちたくなっても、ちょっと我慢したくなってしまう狭さです。シートは革張りでなかなかいいのですが、スターフライヤーの快適さには及びません。

6時50分完全に定刻にドアクロ―ズしてスタート。定時運行こそが日本のLCCの命ですからね。
なんと小型のA320なのに長い方のA滑走路を使って離陸しました。


もやもやした空気の中を飛ぶこと1時間40分。朝方は視界が悪く、福岡へのダイバートの可能性ありの条件付き運行でしたが、鹿児島上空に来てもさっぱり雲が切れません。
高度をかなり下げたところで、キョーセラの工場が見えました。これなら何とか着陸できそう。
10分ほど早く鹿児島空港へ着陸。

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鹿児島空港到着!


いったんリムジンバスで鹿児島中央駅に向かいました。

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今回の九州遠征の1st ターゲットは・・・・
そう、あの列車です。
「ななつ星」がこの日鹿児島に下ってきているのでした。


この「ななつ星」現時点のダイヤだと火曜日に博多を出て、湯布院観光ののち、夜行運行で水曜日に宮崎入り、日豊本線の隼人まで下って、お客さんはここで下車してき霧島の温泉旅館で一泊、温泉を満喫し、この日の午後、再び隼人で乗客を乗せて鹿児島に向かい、鹿児島観光ののち夜行運転で肥薩線をぬけて阿蘇に向かうスケジュールになっています。

「ななつ星」の客車の方は、お客さんが温泉を楽しんでいる間に、鹿児島の車両基地に回送されて給水などの整備を受けて、隼人に乗客を迎えに行くスケジュールになっています。
水を大量に使用するので、3泊4日の連続営業は難しいのですね。
(昔のように大きな駅でいつでも給水できるようにはなっていないのでしょう。)


鹿児島への最初の回送は昨夜のうちに行われているはずなので、この日の最初のターゲットは鹿児島の基地から隼人への回送列車となります。・・・・が、詳細なダイヤがわかりません。
隼人発が14時過ぎですので、おおむね昼ごろ回送されるのではないかとあたりを付けておりました。

鹿児島中央駅前でバスを降り、ちょっとした買い物をし、バスで竜ヶ水あたりまで移動しようかと思っておりましたが、適当なバスがなく、列車で竜ヶ水まで行くしかなさそうです。
で、、、、鹿児島中央駅の長いエスカレータを上って切符を購入。
10:29発の隼人方面列車の列車にぎりぎり間に合って飛び乗ります。

「あ、もう来ている!」

何と予想よりかなり早く、すでに隣のホームに「ななつ星」がスタンバイしているではありませんか!
写真を撮る暇もなく列車に乗らなくてはなりませんが、「ななつ星」の機関車にはすでに機関士も乗って今や遅しと待っている感じ。

電車が発車したところで、古いダイヤをしげしげと眺めてみますと、この6934Mの
後を追って鹿児島中央を発車し、竜ヶ水で6939Mと6007M「きりしま7号」の2本の列車と交換するのではないかと思われます。

鹿児島中央(1029)-[6934M]-(1043)竜ヶ水

竜ヶ水の先の岬に近いところまで行こうと考えていたのですが、これはもう不可能。
竜ヶ水駅での駅撮りするしかありません。逆に予想通り、交換してくれればたっぷり撮影できるチャンスですね。
竜ヶ水で下車。

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無人駅の竜ヶ水で下車


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20年前の土砂災害の復旧記念碑ができています



鹿児島よりの岬を回ってくるところがうまく見えるのですが、手前の電柱や送電線が邪魔。
跨線橋の上からは手前の電柱がやはり邪魔。途中の踊り場からズームすると何とか撮れそうです。

鹿児島中央行き下り電車の6937Mが発車してゆきました。
これが、鹿児島駅で回送「ななつ星」と交換するはず。しばらく覗き込んでいますと
キタ~!
かなり遠く、靄の中を進んできますが、あの姿は、「ななつ星」★★★★★★★!

海岸に沿ってうねるように近づいてきました。ばっちりですね。

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遠くからピカピカの列車がやってきました



もう一つ手前の岬を回って、ホームに入ってきたところで減速。


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竜ヶ水駅のホームに進入する「ななつ星」


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竜ヶ水運転停車中



この駅で交換待ちに入ります。残念ながらホームが短く先頭の機関車を前方から見ることはできませんが
じっくり観察できます。回送列車で乗客はいないのでゆっくり観察させていただきました。


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最後部のスイートルームの窓が大きい


各車両をじっくり観察します。表面の塗装の仕上げが素晴らしく、ピカピカです。各種エンブレムが少しうるさいぐらいに感じました。

ややあって、6939Mが到着。

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「ななつ星」のボディに顔を映して817系電車が到着


写真を撮っていると自分の姿も鏡のようにしっかり写ってしまうので、恐縮します。


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787系「きりしま7号」との交換
名優のそろい踏みです。


「ななつ星」出発の時間となりました。

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ヤマザクラの咲く緑の山を後に出てゆく「ななつ星」



下りの営業列車は岬を回った重富よりで撮影したいと思いますが、しばらく時間があるので、下の海岸まで出てロケハンしておきます。
下からのほうが障害物が少なくとりやすいようでした。


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桜島が真正面に見えます
手前のいけすはハマチ養殖のもの


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海岸線を行く「きりしま8号」


バスで重富よりに向かいます。このあたり、結構頻繁にバスがありますが鹿児島交通、三州バス、いわさきネットワークの3社が運行しており、平均すると1時間に2本以上はあるのですが、ダイヤはばらつきが大きいので使いにくいです。

竜ヶ水大崎を回って、バス停2つ分進出。平松バス停で下車。このあたり、線路の海側に4車線の国道が並行していますが、山側にも民家があり、ところどころ山側に入れるところがありそうです。
少し戻ったところに線路をオーバークロスする跨線橋がありましたので、そこを中心にロケハンしてみました。

この道路は山側の採石場につながっており、大型ダンプも出入りしていますので注意しながらの撮影になります。海側の国道に沿って電柱並んでいて、これが少しばかり目障りですので、目立たないポイントを探します。

跨線橋の先の斜面から

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JR九州のリゾート列車のひとつ「はやとの風1号」


同じ場所で横構図で海を広く入れてみますと

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817系電車
やはり電線がうるさいようです


さらに上のポイントに上って見下ろす構図

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「きりしま10号」
ここまで来るとすっきり撮れますが8両の「ななつ星」ではどうかなあ


下にも降りて、場所探し

先ほど鹿児島に向かった「はやとの風」が戻ってきます。うねるように続くS字カーブを行く列車を捕まえてみます。

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キハ147「はやとの風4号」



そろそろ、「ななつ星」のやってくる時間です。
結局最初のポイントの近くで撮影することにしました。
ここにきて雲が厚くなってきてかなり暗くなってしまったのは残念。

カメラをセッティングしていると、砂利トラの運転手さんが車を止めて声をかけてきます。

運 「何撮ってんの?」
や 「ななつ星」ってやつです。九州の豪華列車」
運 「へ~、あれが来んのかい?もうすぐ来るのかい?」
や 「間もなくあと15分ぐらいかな~」
運 「ほ~・・・」

運転手氏も見ていたそうでしたが、そこまで待つわけにもいかないのでしょう。先に行ってしまいました。


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787系「きりしま11号」


本命の「ななつ星」の姿が、向こうに見えてきました。
カーブの続く海沿いの路線をゆっくりとすすんできました。


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「ななつ星」登場
貫録十分!


少しばかりせまっ苦しい場所での写真ですが、くねくねと体をくねらせて進む様子は出ているのではないかと思います。

今日の撮影はここまで。平松バス停から鹿児島中央に戻って、泊地熊本に向かいます。

鹿児島中央駅は駅ビルの増築工事中。
以前、新幹線ホームから桜島が見えなくなった(その時は西鉄のビルのせいでした)と嘆きましたが、自前のビルで完全に視界をなくしてしまおうとしています。

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駅ビル工事中@鹿児島中央



鹿児島中央(1643)-[さくら568号」-(1730)熊本

熊本駅には、見慣れない新幹線が停車していました。

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800系新幹線U009編成


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さくらラッピング新幹線でした



ホテルにチェックイン後、恒例の?居酒屋めぐり

駅前のJR九州ホテル1階の「うまや」さんにて

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馬刺しにカンパチで勢を付けます



(続く)





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johncomeback

僕も今年は仙台からLCCのピーチ航空で関空に行こうと企んでいます。
by johncomeback (2014-03-30 22:39) 

ma2ma2

ジェットスターはオーストラリアで乗りましたが、少し広かったような感じがしました(^^)
by ma2ma2 (2014-03-31 10:51) 

あおたけ

三月の連休は九州へ遠征されていたのですね!
冒頭はヒヤヒヤしながら読んでいましたが、
ギリギリ間に合ってよかったです(笑)

さっそく撮られた「ななつ星」、
豪華列車の貫禄がじゅうぶんに出ていますね〜
とくに、装飾が施されたDLが
とてもカッコいいです(^^)

でも、ここまでピカピカだと、
撮影する際には、自分が映り込まないように、
気をつけなければなりませんね・・・(笑)
by あおたけ (2014-04-01 09:03) 

やまびこ3

johncomebackさん
そうか、ピーチは仙台に飛んでいるのですね。LCCの中でも評価の高いピーチに乗ってみたいと思うのですが、関西に行くために神奈川から成田に行くのはさすがに無駄が多すぎますかね。
by やまびこ3 (2014-04-01 22:55) 

やまびこ3

ma2ma2さん
わたしはオーストラリアには今は亡きアンセットで行きました。
ジェットスタージャパンは狭いといっても、昔々ヨーロッパに行くときに乗ったアエロフロートのIL86よりは全然広いです。YS11も狭かったですね。

by やまびこ3 (2014-04-01 22:59) 

やまびこ3

あおたけさん
ほんとにひやひやしました。
ななつ星、貫禄があってデザインも仕上げも素晴らしいのですが、テツ的には機関車にナンバープレートがついていないのが残念です。
「ななつ星in九州」のプレートの代わりに、「DF200-7000」のほうがいいと思うのですが。7000番台が7001からじゃなくて7000号機なのも不思議な気がしますが、701ぐらいでよかったんではないかという感じもします。7000番台では電車みたいですもん。
by やまびこ3 (2014-04-01 23:11) 

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