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秋めく信州・実りの秋を訪ねて(2) [はつかり(鉄系)]

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秋めく信州・実りの秋を訪ねて(2)
2014.9.14 信越国境を行く国鉄型車両



長野に来たら、やっぱりこっち↑、北のほうに向かってしまいます。
途中、来年3月にはJRから分離されてしまう信越本線の長野ー直江津間に走っている普通列車「妙高」が撮影ターゲットになります。

早朝5時26分に直江津を出た一番の「妙高2号」が長野に6時49分につきます。
3往復ある189系で運用される列車の一番列車ですが、長野からの下りの1番が6時31分と遅く、市街地を抜ける豊野以北には間に合いません。ここが徒歩鉄・チャリ鉄のつらいところです。
そこで、時刻表を熟読すると豊野から飯山線に入る列車はかなり早朝から運転されていて、5時53分の2番列車で豊野の次の信濃浅野まで行くと、この駅は信越本線から分岐してすぐのところにあるので、豊野-三才間でとらえられそうです。


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飯山線・戸狩野沢温泉行き125Dはキハ111系4両の長い編成



長野(553)-[125D]-(611)信濃浅野

折り返しの長野行の通勤・通学輸送に備えて4両の長い編成です。
今日はこの時間から日が差して山岳風景にも期待が出てきます。

信濃浅野駅は工事中で覆いにおおわれていたので、残念ながら写真は撮りにくく断念。

この駅の手前数百メートルまで、信越本線と飯山線は並行して走っています。このようにローカル線側のほうが駅間が短いのは、同じ信越線(今はしなの鉄道ですが)に対する小海線の東小諸や北陸本線に対する七尾線の中津幡など結構あちこちにありますね。

その分岐点(レールは豊野駅構内で別れていますが)に行きまして、撮影ポイントを物色。
架線柱が東~南側にあるのですっきりした場所は見つからず、カーブにかをを出したところを狙うことにしました。そこにやってきた「妙高2号」・・・・

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え!「あさま」!


なんとN101国鉄色の編成が「あさま」号のヘッドマークを掲げて現れました。車掌氏のいたずら?かと思いますが、こういうサービスなら大歓迎です。もう少し長野寄りにリンゴ畑の中を走るところもあり、こちらのほうが良かったかもしれません。

飯山線の列車も押さえておきます。

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長野ゆき122D



つづいて、豊野駅に向かい、信越国境の山越え区間に向かいます。
このあたりは初めて来たので定番ポイントを巡ってみようと思います。

豊野(800)-[2375M]-(820)黒姫

古間、牟礼あたり緑の中を走る美しい風景です。
黒姫まで来ると高原の風景。
この列車の20分ほど後を189系の「妙高1号」が追いかけてきています。

黒姫駅でちゃりんこを組み上げて、国道18号が信越本線をオーバークロスするお立ち台に向かいます。急ぐと5分ほどで到着しました。
国道の跨線橋に並行して旧国道の跨線橋が残されており、直江津方面をみるかっこうなお立ち台になっています。直江津に向かう列車は後追いになってしまうのですが、それでも十分魅力的な風景です。
残念ながら黒姫山の上の方は雲の中。それはそれで、車両をアップにして撮影できると考えることにします。(あとで、〇〇通信をみると、早朝の2号の時間には青空が広がっていたようですがこれは仕方ないですね。)


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「妙高1号」N103編成でした


予定通り長野で差し替えが行われてしまったので、ちょっとざんねんですが、致し方ない。

高原といいながら田んぼが広がっていますので、次の普通電車は実りの田んぼを入れて

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黄金色に実る稲穂を見ながら湘南色の115系電車が行きます



今度は妙高高原近くの国道の橋梁の立ち台に行ってみようと計画していました。
信越国境は鉄道で行くとピークがはっきりしないのですが、たしか黒姫を少し過ぎたあたりだったような気がします。自転車で峠越えは大変かもしれませんがとりあえずスタート。

黒姫駅に向かって上り坂を進み、宿場町の上を巡ってゆきますと・・・


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「くろひめそば」という蕎麦屋の広い駐車場に車掌車がおいてありました
車掌車もあさま色ですね


幸いにしてこの蕎麦屋付近がピークであとは下り一本、ラッキー!

昨日TV放送でみたバス旅の最終コースがこのあたり。昨日見た風景がたくさん出てきました。

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関所は近いぞ!



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ナウマン象のいる野尻湖をかずめて


御殿場から直江津まで横断するフォッサマグナを巡るバス旅の最終コースのこのあたりで大いに難渋していたのでした。

30分ほどで撮影ポイントの信越大橋にたどり着きました。2,3年前にJTB時刻表の表紙に採用されたところです。(^-^*))。。。


撮影準備をしている間に、下り普通電車が来てしまいました。手持ちのサブで・・・

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このポイント、傍らの水力発電所の電線が前面を横切っているので、なかなか難しい。
最初の写真は奥に日が当たっていたので電線が目立たないのですが、刻々と雲が流れてきます。最悪なのは電線に日が当たって、線路に日が当たらないとき、こうなる電線を撮っているようになります。

日が当たってくれることを期待しましたが、「妙高4号」に通過直前にかげってしまいました。(_ _,)/~~

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またまた後追いですが・・・「妙高4号」
奥のほうは日が当たっているのに残念(;_;)


続いて下りの普通電車

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せっかくの複線区間を生かせていないのが残念



さらに先に進みます。妙高高原駅の先にて下り電車を撮影

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115系長野色3両です


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こちらは振り返ってあと追い


もっと渓谷沿いを行く場所はないかとさらに下ってゆきます。

田切の鉄橋はいい感じのトラス橋ですが、かなり離れているのでパス。
次の上越大橋から下を見ると鉄道の方は築堤で渓谷を越えており、樹木も生えてしまっていて撮影には不向きです。

この先で国道から離れて、線路沿いの小道を進んでゆきます。

あらわれました、やまびこ好みのS字カーブ。
レンズを変える間もなく、上り電車が来てしまいました。

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杉林の中のカーブを行く


次の189系の「妙高」は関山付近の田園地帯で撮りたいと持っていましたので、先に進みます。

杉林を抜けたところで傾斜地の水田の中に、ちょっとした築堤がいい感じで伸びていました。
西側に回り込んでみますと、さすがに同業者が数人カメラを構えています。しかし、刈り入れ直前のこんないい田園風景の中なのに、みなさん線路に接近して、ほとんど田んぼなんか写らない構図で構えていらっしゃる。
やまびこ的にはそれはもったいなく、傾斜地の上の方に上って水田なのかを行く感じを出してみました。

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実った田の中を下ってきた「妙高3号」


南側から上り普通電車を

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ここにきて日が差すとは・・・


関山駅に移動しますと

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昨日のTVバス旅でも見かけたバス停発見


最終目的との脇野田駅に向かう前にもう一仕事


関山(1517)-[351 M]-(1537)北新井

一駅手前の北新井で下車し、農地の間を進んでゆきます。
脇野田駅の手前で、北陸新幹線の上越妙高駅の躯体が見えてきました。
写真には主題・副題・背景が重要だと教えていただいたのですが、このあたりで、189系電車を主題、実りの田んぼを副題、新幹線駅を背景に1枚とってやろうと考えていたのですが、田んぼと畑が混在していて広々とした田んぼの風景はありませんでした。

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上越妙高駅と新幹線の高架を背景に「妙高6号」が来ました



脇野田駅に向かいます。
ひっそりとした脇野田駅の駅舎を睥睨するように新幹線の巨大な駅舎ができていました。
9月末には信越本線は路線変更の上、在来線駅舎も新幹線駅裏に移転することになっています。遠からず、今の駅舎のあたりは駅前広場として再開発されてしまうのですね。このあたりの様子は地元にお住いのTakiharuさんが詳細にレポートされています。またこのあたりの位置関係はあおたけさんのブログ記事をご覧ください。
時々、地元の方や通りがかりの車の観光客やサイクリストがやってきては記念写真を撮ってゆきます。
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ひっそりした出札口がなつかしい



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新幹線駅を横目に出てゆく下り電車


小さな駅舎ですが、駅員も広間は詰めており、地域にはなくてはならない駅だったんでしょう。
来年には第3セクターになって運行系・営業方式も大幅に変化してしまいます。すでにこの9月14日からはこの区間を含む6か月定期は発売停止になってしまったようです。3か月以下については日割り計算で発売する特例が取られるようですが、新幹線に関係ない学生さんなどにとっては大変な影響が出るんです。

名残惜しいですが、そろそろ引き上げる時間となりました。


脇野田(1601)-[352M]-(1718)長野

長野盆地に入ると万里の長城のような新幹線の高架が続いています。

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北信の山を背景に新幹線が走る


長野(1730)-[あさま543号]-(1912)東京


お約束の打ち上げは

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北信州味めぐり「北回廊弁当」 長野駅 アン・アドヴァンスコーポレーション ¥1050



重箱になった同じシリーズの弁当もありましたが、一重の小さいほうに、酒は長野の「西之門」です。

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そぼろめしと卵ごはんに鮭などいろいろ


<完>










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TakiHaru

おはようございます。
脇野田移転がいよいよ目前になりました。近くを通ると駅や列車を撮影しに来られている方を多く見かけます。線路の移設切り替え地点では今すぐにでも新線に切り替えられるほどに工事が進んでいました。
黒姫-妙高高原間だけの複線区間、さらに新井まで工事認可がおりていて、関山方面は白田切川のトラス橋を越えたところまで複線路盤ができていますが、もう複線化されることはないでしょうね。
来られるのが大変かも知れませんが雪がまだ少ない初冬になれば景色がすっきりして、妙高山とともに写真撮れそうな場所も増えそうに思います。
ぜひまた上越地方にお越しください。
by TakiHaru (2014-09-23 06:12) 

hanamura

信州と打とうとして、新酒と打つ私です。
新米は、西日本の日照不足が心配ですがぁ・・・
信州は大丈夫そうです!良い景色ですねぇ。
特急列車で駅弁飲み鉄がサイコーです!
by hanamura (2014-09-23 07:09) 

サットン

バス旅18弾はこの付近を通過したんですね。27日の放送を楽しみにしています。
脇野田駅なんてこの間まで存在も知りませんでしたが、今やちょっとしたブームですね。駅名が消えるのは寂しいですが、新幹線停車駅に加えJR東西の境界駅に3階級特進ですからめでたい話しと思っておきます。
直江津駅周辺の今後が心配ですね。
by サットン (2014-09-23 11:26) 

あおたけ

なんと!国鉄色189系に「あさま」マークですか!
これは本当に予期せぬサプライズプレゼントでしたね~。
それにしても、
私も信越線の初発は発車が遅いなと思っていましたが、
飯山線で撮影地へ移動するとはさすがです。
その判断力は太川リーダー並みですね(笑)
黒姫山は雲隠れしてしまいましたが、
黄金色の田んぼと189系「妙高」の組み合わせは
秋らしくていいですね!
by あおたけ (2014-09-23 19:14) 

やまびこ3

Takiharuさん
1年ほど前に自転車の旅の番組で、火野正平氏が脇野田駅に寄った時に出てきた駅員さんが、移管後の行く先はまだ分からないといっていたのをもいだしますが、いよいよ、あと数日。さらにあと半年で第3セクター化が迫ってきました。篠ノ井-長野間はJRに残るので信越本線は3分割になってしまうのですね。10回近くは上越地方に行っていると思うのですが、妙高山がきれいに見えたためしがありません。もう1回ぐらい行きたいと希望していますが・・・
by やまびこ3 (2014-09-23 19:29) 

やまびこ3

hanamuraさん
もうすぐ、新そばの季節。今時分は信州や新潟、山形の沿線ではそばの白い花が可憐に咲いています。上越線や信越線の周辺の稲穂もそろそろ刈入れが終わるころかな。豊作ですね。

by やまびこ3 (2014-09-23 19:36) 

やまびこ3

サットンさん
今週末バス旅の放送が行われるとのこと、期待してください。
脇野田、地元の方が記念写真撮りに来ているのはほほえましいです。新潟県では最速の「かがやき」が新潟県内に止まらないのがけっこう問題になっていました。

by やまびこ3 (2014-09-23 19:47) 

やまびこ3

あおたけさん
「あさま」ヘッドマークはビッグサプライズでした。
飯山線作戦は、金沢に「北陸」を撮りに行ったときにも使った手でした。黒姫、妙高いまだきれいに見たことすらありません。曇り男なんでしょう。(笑)

by やまびこ3 (2014-09-23 19:55) 

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