冬の装いの伊豆急電車撮影記 [はつかり(鉄系)]
冬の装いの伊豆急電車
2015.1.24 のんびりゆったり伊豆急100系電車 撮影記
伊豆急行が復活させた同社オリジナルの100系電車。
この冬、久しぶりで一般の団体募集で走った電車「レトロ電車ぶらり旅」。1月中旬から、伊豆高原-伊豆急下田への旅が3回催行されました。下り編、上り編それぞれの募集だったのですが、そのパンフレットをじっくり眺めてみると興味深いダイヤとなっていました。
① のんびり下り編
伊豆高原を出た電車は伊豆稲取で早速停車、ツアー客はかやの寺や築城石を観光して再び電車に乗ります。この間1時間半ほど、電車を稲取駅に留置しておくスペースはないので、ここは伊豆急下田まで回送して再び戻ってくるものと推理します。
さらに伊豆稲取を出た後、片瀬白田駅で15分ほどの停車時間をとっていますが、これは太平洋に面した片瀬白田駅前後で豪華-伊勢海老弁当をいただく時間になっていると推理できます。かくして、片瀬白田駅を出た電車は伊豆急下田に向かい伊豆急下田で解散となります。
② ゆったり上り編
下田から伊豆熱川までゆっくり上ってくる間に天城山隧道ロールなどのスイーツがいただけるカフェタイム。伊豆熱川で1時間ほど下車し、温泉入浴タイムとなりますが、この1時間も熱川駅に留置できないので、北か南に電車を逃がさなければなりませんが、ここは車両基地のある伊豆高原にいったん収容すると推理しました。
このダイヤだと、徒歩鉄でも明るい時間帯に3、4回の撮影タイムが取れそうでした。
というわけで、1月24日(土)、2月1日(日)と2回にわたって、撮影地開拓を兼ねて出かけてきました。
伊豆稲取からまずはバスで志津磨海岸に向かいます。この海岸もいい撮影地なのですが、今日の目的地は、この先、海岸にそっていた伊豆急行線がトンネルに入って、今井浜に向かう。そのトンネルが穿っている海岸沿いの台地の上から海岸に出たところ。このあたりの高台からの俯瞰風景が時折ウェブに乗っているのを見ます。志津磨から国道135号線を下って、15分ほど行ったところ、ここは?という細道を東に入ってみます。けもの道を下ってゆきますと、山道を下るようになって、岩場に出ます。ロープのかけてある岩場を少し下ると磯釣りに最適そうな海岸の岩場に出ました。この岩場、風が強いときはやめておいてください。あと波の高いときや、雨の時も絶対やめておいてください。
さっそくカメラをセットする間もなく・・・・
3両編成の8000系普通電車がやってきました
続いてやってきたのが・・・・
100系電車きました~\(^ ^)/予想通り!
さらに「スーパービュー踊り子」
10両編成も全長がキャッチできました
3両編成の8000系普通電車をアップで
岩場の海鳥がいいアクセントです
踊り子106号は新湘南色の185系10両編成でした。
波しぶきがかかりそうな線路です
「踊り子107号」トンネルから飛び出してきたところを
磯釣りの方が1人いらっしゃいました。やはり釣りのポイントなのですね。
一通り列車を撮りましたので、今度はもう少し高いところに登ってみます。崖伝いに北側の斜面に上って斜面につけられた(天然のものか?)溝に沿ってゆきますと、岩の間から線路が見えました。一段高いところに岩の上にちょこんと腰を下ろして安定したポジションを得ることができました。このポイント、登山の心得がないとちょっと難しいかも。三点指示で上ってください。三脚は置いて行ったほうがいいようです。
そこへ先ほどの100系電車が南から戻ってきました。
”ウ”がみんな電車をのぞいているみたいです
3両ぐらいが絵になります
「踊り子109号」は国鉄特急色のOM08編成でした
7両は引きでもいい絵になりました。
特急「あまぎ」もこの景色を走ったのですね
早くも100系電車が、片瀬白田で折り返してきました。
車内では歓声が上がっているところかもしれません
ダイヤグラムをちょっと見間違えていて、芸のない構図になってしまいました。ま、イイカ~!
手前はこんな崖になっています。↓
ここにやってきた「リゾート21」
「黒船電車」が来ました。
あれっ!来る途中ですれ違った「リゾート」はドルフィンだったんだが・・・。
今のダイヤでは定期の普通列車リゾートは1運用のみなのですが、この日は2本が運用に入っていたのでした。
ウミウは集団でどこかへいってしまいました。
ここで最初の平場の岩場に戻りましたところ、OM8編成が下田から折り返してきました。
「踊り子110号」で帰ってきたOM8編成
伊豆急の定番となった「マリンエクスプレス踊り子」
E259系「マリンエクスプレス踊り子79号」
半日でこれだけ楽しめれば十分ですが、今日は俯瞰撮影ポイントを探しにゆきましょう。
<続きます>
絶妙の推理お見事です!
被写体にはペンキを塗った電車が良いですね。やっぱり主張を感じます。ステンレスボディは良く言えば風景に溶け込んでいるとは言えますが・・・・。
by サットン (2015-02-06 10:59)
やまびこ3さん、こんにちは。
足場が悪いところと聞いていますが、私も撮影したいような写真が目白押しですね!素晴らしいですね♪
この画像を見ると、擁壁が9mとはとても思えませんね。10m以上に見えてきます(^^)
by JR浜松 (2015-02-06 11:07)
海沿いを行くハワイアンブルーの単行電車、
伊豆急らしくていい情景ですね~(^^)
伊豆急100系の運転情報は知っていたのですが、
伊豆急の運賃の高さがネックで、
つい見送ってしまいました。。。
でもお写真を見て、行けばよかったと後悔しています(^^;)
by あおたけ (2015-02-08 14:06)
サットンさん
今回の団体の募集、結構早い時期に満席が出ていました。やはり今はグルメ列車がはやっているんですね。できればタンゴ鉄道やさつまオレンジ鉄道のような『本格的なレストラン列車を走らせたらいいと思うのですが。
by やまびこ3 (2015-02-09 08:06)
JR浜松さん
最初の岩場なら上り下りだけ気を付ければ、立ち位置は平たん部ですから危険ということはありませんんで、機会があればいってみてください。擁壁は電車1両分近くあるように見えますね。
by やまびこ3 (2015-02-09 08:10)
あおたけさん
雲がかかったり切れたり寒い一日でしたが、多様な車両が走る伊豆急、そこに100系が花を添える楽しい撮影日和でした。今回は、単行ならではのポイントではなかったので、機会があればそういうところも探してみたいです。
by やまびこ3 (2015-02-09 08:26)