山形の鉄道撮影記-1 [はつかり(鉄系)]
山形の鉄道撮影記-1
2015.3.21~22 ダイヤ改正後・春の気分の出羽路
3月初旬の熱発以来、体調回復に努めていたのですが、金沢遠征時も本調子とは言えず、日帰りでお茶を濁すという状態でしたが、2週間を経てようやく回復の途につきました。相変わらずの忙しさなのですが、こうなってくるとどこかにちょっと行ってみたくなりました。
北に向かいます。
3月21日(土)
大宮から「盛岡はやて」に乗って出発。
ここはどこでしょうか?
古川駅でございます。ここからどこに行くんでしょうか?
大宮(742)-[はやて111号]-(1021)古川
ところで、「はやて」って、「はやぶさ」登場以来あっという間にマイナーな存在になってしまいました。「はやて」と「はやぶさ」は何が違うのか、よくわかりません。なのに、「はやぶさ」には割高な特急料金が設定されているし、仙台-青森間の「はやぶさ95号」に至っては、全駅に停車するのに「はやぶさ」?ってどういうこと。(さすがに追加料金のいらない自由席が設定されていますが)
古川から陸羽東線に乗ります。キハ111の2両編成のワンマンカー。
近年のローカル線は、ほとんどが2両編成。国交省通達によりワンマン運転は2両以内とされているみたいで、ほとんどが2両編成になってしまいました。
さらりと座席が埋まるまずまずの乗り具合で出発。
西大崎付近、正面に栗駒山が迫ってきます
途中、鳴子温泉のお仕事に出も向かうようなおばさん方を拾いつつ進んでゆきます。
鳴子温泉で、観光客らしき人たちが一斉に下車。車内は一気にがらりとなってしまいます。
鳴子温泉を過ぎると雪の残る山越えの路線になります
トップの写真は、この区間の有名ポイント。国道47号線から見下ろせる鳴子峡の橋梁のトンネル出口だったのです。
分水嶺の堺田駅は、地表で水路が東西に分かれるという、全国的にも珍しい大分水嶺が駅近くにある峠の駅として知られています。分水嶺の看板が雪に埋もれていました。
雪に埋まっている分水嶺票
ここからは下り道。去年日帰り入浴した瀬見温泉を過ぎて、盆地に出たところで、左手から山形新幹線(奥羽本線)が寄り添ってきます。合流したところが、陸羽東線だけに駅のある南新庄。ここで下車します。
古川(918)-[4727D]-(1103)南新庄
南新庄まで連れてきてくれた4727D、キハ111-220
そう、このあたりで山形新幹線を撮影しようという作戦なのです。
まずは南新庄から徒歩5分ほどの、よく紹介されている跨線橋に向かいます。山形新幹線と陸羽東線をまとめてまたぐ形で作られた新しいコンクリート製跨線橋。歩道が南側だけについていますが、交通量は非常に少ないので、北側で撮るにも問題はなさそう。このあたり意外に雪が多く残っていて、歩道と車道の間の雪の壁50センチがちょっと邪魔でした。軽装で来てしまったのが少し失敗。
早速やってきたのは・・・
歌舞伎塗装の「つばさ140号」
続いて
陸羽東線の726D
最近、運用範囲が拡張された「どこトレ」で、奥羽本線と陸羽東線のページを開いて両にらみで撮影方向を決めます。このあたり、線路はほぼ南北に走っているので、南行の列車はいい条件で撮影できます。
続いて、リゾート新幹線の「とれいゆつばさ」がやってきます。
絞り込んで背景の山を何とか浮き上がらせることができましたでしょうか。
「とれいゆつばさ」来ました~!
次は、「つばさ131号」だとそのまま構えていたところに、グァ~ンとディーゼルエンジンの音が~ぁ~!
陸羽東線の「リゾートみのり」でした
この子は「どこトレ」に反映されていなかったぞ。すっかり忘れていました。
「つばさ131号」は旧塗装でした
こっちの色のほうが落ち着くよな~
このポイントでの撮影は終了。
さらに南の舟形駅近くにも、よさそうな跨線橋が地図上に見えました。
30分も歩けばつきそうなので、国道を南下してゆきます。国道には歩道も含めて雪が全くないようなのは助かります。
途中、701系5000番台の普通電車が下ってきました。
見慣れた701系電車ですが・・・
手前の線路は非電化の陸羽東線です
国道が陸羽東線をオーバーパスするところ、なかなかいい感じの棚田を下から見上げるポイントがありました。消え残った雪が面白い模様を浮き上がらせています。
キハ111×2両の728D
後追いです
美しくカーブを描いてゆきました
このポイントの先で山形新幹線をクロスする高架道路がわかれています。この道路が山形新幹線をオーバークロスするところ、うまい具合に障害物なしで、新幹線を俯瞰することができました。
午後の日が当たり始める時間帯となり、非常に美しい。
早速やってきた「つばさ」
「つばさ144号」は旧塗装車
新庄までの「つばさ」は意外に少なく、2時間開く時間もありますが、そこは陸羽東線の気動車と掛け持ちが可能なので忙しく撮影しました。
陸羽東線のさきほどの棚田の下側に下って築堤を行く列車を狙ってみます。
またまたキハ111×2の729D
急ぎ、高架橋に取って返しまして
「とれいゆつばさ」が西日を浴びてのぼってゆきます
再び、陸羽東線に行きまして
「リゾートみのり」は2両編成だったのですね
先ほど撮っていたのにてっきり3両編成だと思っていました
最後は山形新幹線
今度は構図を少し変えてみましょう。
「つばさ150号」
この構図のほうが、E3系のスマートなボディがめだちます
反対側に回りまして。
こちら側は、いいポジションにネットが張ってあるので、そこは必殺絞り開放で
「つばさ157号」歌舞伎塗装
さて、この日の撮影はここで打ち上げとなります。
南1.5Kmの奥羽本線、舟形駅にむかいます。舟形町は国宝になった土人形の出土地ということで「舟形の女神」が有名なようですよ。
舟形駅、目立たないところにありました
舟形(1600)-[1439M]-(1607)新庄
新庄(1612)-[165D]-(1716)坂田
新庄で、陸羽西線の気動車に乗り換えまして、今日は酒田に向かいました。
最上川を眺めて
鳥海山が美しく見えました
翌日も同じように見えてくれるとよいのですが、どうなるでしょうか。
酒田駅、とうちゃこ
酒田には、何度目になるのでしょう。
軽~くいただいて休みましょう。
地酒と刺身でかんぱ~い
<続きます>
「とれいゆつばさ」乗車を夢見ている自称:飲み鉄です。
酒田の地酒で上喜元(上機嫌)ですね。いいなぁ。
by hanamura (2015-03-30 09:06)
私は雪のない鳥海山しか見たことがなかったのですが、雪が積もった鳥海山もきれいですね。
最後のお酒、うまそうだなや。
by skekhtehuacso (2015-03-31 00:01)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
大崎八幡宮のお近くに下宿なさっていたんですか。
街中ですが閑静な住宅街ですよね(^^)ニコ
by johncomeback (2015-03-31 05:47)
おや、今回は山形ですか〜!
さすが行動派撮り鉄ですね〜(笑)
山形新幹線のE3系もだいぶ塗り変わりが進み、
銀色塗装も貴重になってきたのではないでしょうか。
by あおたけ (2015-04-01 18:10)
hanamuraさん
とれいゆつばさはツアーでないと足湯に入りにくいのです。
お気を付けあれ。(上りのほうが入りやすいようですが)
by やまびこ3 (2015-04-01 20:59)
skekhtehuacso さん
旅鉄には日本酒が定番になりました。skekhtehuacso さんの影響大ですよ。刺身によく合う酒でした。
by やまびこ3 (2015-04-01 21:04)
johncomeback さん
仙台の西のほう、広瀬川なども近くなかなかいいところでした。
でも坂道が多くて大変でした。
by やまびこ3 (2015-04-01 21:11)
あおたけさん
ローカル線のりてつもいいもんです。
次の記事にしましたが、この週末は羽越線でいろいろなネタがありましたので、おっとり刀で出かけたってわけです。
by やまびこ3 (2015-04-01 21:16)