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梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その2) [はつかり(鉄系)]

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梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その2)
2015.7.27-28 雨雨雨、の津軽平野、弘南鉄道訪問記



6月27日

今日は一日中雨の予報、朝から雨が降っています。

傘をさして民宿近くの踏切で、普通列車を撮ってはみたものの風も強く、とても五能線での撮影はできそうもありません。

弘前方面に転戦することとし、朝食後活動開始。
深浦駅から3両編成の2525Dに乗車。3両つないでいましたが、最後部1両は鰺ヶ沢までの閑散区間は締め切りの扱いになっています。大人の休日パスの期間中のためか、観光客も多くそこそこの乗客を乗せているのでほっとします。驫木駅などは車で駅を見に来る人も多いらしく、数人の観光客が列車にカメラを向けていました。

鰺ヶ沢では行き違いの普通列車2826Dを待つ、団体客(Trapicsのバッチを付けていました。)
数十人が待ち構えており、時ならぬにぎわ合いを見せています。おそらく千畳敷あたりまでのローカル線乗車が組み込まれているのでしょう。
岩木山も全く見えない中弘前に到着。さてどうしようか???

黒石の町に久しぶりに行ってみよう。
弘南鉄道の弘南線乗り場に向かいます。

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弘南鉄道弘南線弘前駅です


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「大黒様きっぷ」1日フリー乗車券
手作り感満載ですネ



黒石までの往復より少し高いだけだった1日フリー切符1000円を購入。「大黒きっぷ」という名前がついており、弘南線のほか、大鰐線にも乗れるものです。ちなみに大鰐の”大”と黒石の”黒”を組み合わせたごろ合わせでめでたい名前を付けている由。

弘南線は元東急の7000系電車が2両編成で走っていますが、多くは中間車を先頭車化改造した平面顔の運転台になっています。乗った車両はうれしいことに原型の先頭車・運転席を残した7012-7022の編成でした。


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スノープロ-を付けて精悍な7000系電車



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クラシカルな制御機器


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東急線時代の釣り手も残っています



弘前-黒石間16.8kmを約40分で結んでいます。
基本は30分ごとの運転ですが、午後の一部時間帯は60分ごとになってしまいました。
この日は黒石に直行!

弘前駅を出て奥羽本線に沿って南に走り、弘前東高校前の手前で東に折れて奥羽本線と別れ水田地帯を進んでゆきます。新里駅にはSLハチロクが保存されていますが、これは近年鰺ヶ沢町から移設されたもの。後で見に来ようと思いますが、雨ざらしでおかれており心配です。
弘南線の中心となっている平賀駅構内にはたくさんの7000系電車や電気機関車が置かれています。平賀からはリンゴ畑の中を抜けて、田んぼアート駅を過ぎます。品種の違う稲を図柄になるように植えて上から眺める田んぼアートの走りともいえる田舎館村の施設に隣接しています。


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黒石駅に到着しました



黒石駅は地元の農協ストアーに併設される形になっています。国鉄時代黒石線の駅のあったところは区画整理されて広場と介護施設になっているようです。

案内地図をもらって、黒石市内の散策に出かけます。
黒石は重要伝統的建造物群保存地区のこみせで有名なところでございます。

新潟の方では雁木と呼ばれている、道路に面した軒先を突き出して歩行者通路を確保した建物の構造が”こみせ”で、市内のこみせ通りに何件か残っています。また近年はB級グルメの”黒石つゆやきそば”も売出し中です。


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こちらは、中村亀吉酒造の建物


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これが雁木でございます



”こみせ”のそぞろ歩きを楽しんだ後、町の一角のやきそば屋さんで、軽いランチ。
もちろん、つゆヤキソバです。梅雨ヤキソバか?!


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これがツユ焼きそば


やまびこはあんかけチャーハンとか、つゆヤキソバとかには懐疑的だったのですが、ソース味のスープのツユヤキソバはけっこういけました。ラーメンのソース入りつゆ版といったところでしょうか?
店によってつゆには純和風の出汁を使ったところもあるようです。


続いて、こみせ通りにある造り酒屋、「鳴海醸造所」さんを見学。

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こちらが鳴海醸造所
中村酒造とは100メートルも離れていませんが・・・


クルマで来ていないとわかると試飲、試飲、試飲ですわ。
かなりうまく、酔いも回ろうというところです。2本お土産に購入。

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帳場、座敷、中庭も見学させていただきました


こみせ通りにはもう1件、玉垂、亀吉で有名な「中村亀吉酒造」もあったのですが、こちらは、経営難で身売りの話もあるようで、店舗は開いておらず先行きが心配です。

弘前に戻りがてら鉄道施設を見学してゆきます。

まずは平賀の弘南線の車両基地。

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古典的な機関車ED33 3


ED33 3は元西武のウェスティングハウス社製の輸入電気機関車。なんと大正12年生のご老体ながら今でもラッセル車の運用に活躍しています。平賀駅構内島式ホームの名残はあるのですが、現在は使われておらず、構内踏切も通行禁止になっていたためED33に接近しての撮影ができなかったのが残念。

また、ラッセル車キ100の姿が見えなかったのが残念。かわりに・・・

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弘南鉄道のマスコットキャラ、ラッセルくん のねぶた飾り


つづいて、ハチロクを見にゆきます。長年鰺ヶ沢町役場に保存されていたハチロクを五能線活性化協議会が譲り受けて新里駅に2012年に移設しました。
合わせて、駅舎のリニューアルも行われハチロクとともに迎えてくれます。駅舎内には保存されている48640号機の現役時代の写真が飾られていますが、機関車の由来などの説明が一切ないのは残念でした。

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構内に整備されたハチロク
いつの日か再び走ることを夢見て


何枚か、駅付近で電車を撮影してみます。

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7000系電車



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ハチロクのわきを走り抜けてゆきます



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最後は平面顔の7153




<弘前泊>












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コメント 2

skekhtehuacso

黒石には、蔵元が二軒あるのですね。
私は平賀まででしたが、黒石まで足を伸ばしたほうがよかったかも。
by skekhtehuacso (2015-07-12 20:34) 

やまびこ3

平賀(いまは平川市になりました)には、尾上の寿酒造さんがあるようですね。黒石の鳴海醸造さん、なかなかいい雰囲気でした。尾上にも機会があればいってみようと思います。
by やまびこ3 (2015-07-15 21:45) 

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