2015年末 北帰行(その2) [はつかり(鉄系)]
2015年末 北帰行(その2)
2015.12.30 津軽海峡線・在来線惜別乗車記
早朝から活動開始。
3月26日に開業する北海道新幹線に線路を譲って、在来線としては旅客列車が走らなくなる津軽海峡線と第3セクターに移管される江差線の惜別乗車。
仙台(600)-[521M]-(731)一関(759)-[1529M]-(927)盛岡
今日のルートは難関で、函館に遅くならないうちに着こうと思うと結構乗り継ぎが難しい。青春18きっぷでの津軽海峡線利用の場合は中ほどの青函トンネルを挟んだ区間 蟹田-木古内間は特急列車のみ運行の特定区間として青春18きっぷのみで「白鳥」「スーパー白鳥」に乗車できますが、青森側は蟹田で、北海道側は木古内で普通列車/特急列車の乗継をしようと思うと両側ですぐに乗り継げるパターンというのは限られたものになってしまいます。今回は蟹田で1時間以上の待ち時間を要するパターンになってしまいますが仕方がないですね。
今日の行程のネックは、第3セクターのIGR岩手銀河鉄道~青い森鉄道の盛岡-八戸間で、「青春18きっぷ」が使えない上に盛岡での接続が悪く普通列車のみで北上すると函館到着は深夜になってしまいます。
好摩-大館をJR花輪線で抜ける案というのも接続が悪く(これでも盛岡-好摩間は第3セクターなので別途支払いが必要なのですが)NG。結局盛岡-八戸間は新幹線利用ということになりました。八戸以北の青い森鉄道は通過特例で青春18きっぷ利用可。
仙台の始発電車
以前は701系でしたが、719系に変わっていました
真っ暗な仙台駅を出発。
渡り鳥の伊豆沼を過ぎて
新田を過ぎたあたりでようやく日が昇ります。
一関で盛岡支社色の701系電車に乗り換え。
一ノ関駅です
蕎麦屋がやっていれば食べようと思ったのですが、10時開店でした
盛岡色のムラサキ帯の701系
新幹線開業後もしばらく仙台-盛岡間に快速列車が走っていたようにこの区間相互の流動は結構多いんですが、今はすべて新幹線に誘導されてしまっています。4両編成の701系電車は盛岡に着くころには、かなりの立客が出る盛況になっていました。
平泉を過ぎて束稲山が見えてきました
盛岡到着
ここから線路の色が違うんだなあ
盛岡で少し時間があるので周辺を散策しますが、ここは氷の街。
転倒注意です。
盛岡(1019)-[はやぶさ65号]-(1048)八戸
乗ったのは後ろの緑色のほうですが・・・
それにしても新幹線料金高いなあ。
100Kmないのに、(自由席相当の特定料金で)1840円とは・・・
東海道だとほぼ同じ距離の小田原ー静岡間1100円なのに・・・
東京から1800円で三島まで行けるぞ~。
一関で仕入れた駅弁をいただきます。
「三陸海の子」 一ノ関駅 斉藤松月堂
2015.12.30 一ノ関駅新幹線改札前売店で購入 ¥1,200
おおぅ~!豪華です。(o´ω`o)ぅふふ
景色でも見ながら昼酒しませうか。
岩手山見えません。
八戸からは良くすいた青い森701型の2両編成ワンマン列車で雪の中をゆきます。
青い森鉄道の青い森701型電車
青森はこの雪でなくっちゃね!
青森駅は雪~の中
いよいよ、迫ってきましたなあ
JRバス「はやぶさ」号?なんちゃって
ちょこっと市場でも眺めて正月の準備しましょう。
青森ではきんきんっていうんですね
八甲田丸が見守る青森駅、津軽線はやはり701系のワンマン列車。
瀬辺地を過ぎると陸奥湾がちらりと姿を見せます。
ご覧あれが竜飛岬・・・
蟹田で1時間以上の接続町。津軽線の末端への普通列車の接続があり、以前は津軽海峡に面した三厩まで行って帰ってきてからでも津軽二股で北海道方面への特急に接続できたのですが、北海道新幹線の工事の最終段階になって接続駅である津軽今別への特急の停車が休止(そのまま新幹線駅奥津軽今別になると思われます。)となったので蟹田で待つしかありません。
フェリーターミナルまで行くと何件か飲食店がありそうでしたが、結構遠く、駅前の物産販売所「ウェル蟹」が営業していましたので、ちょこっとのぞいてみます。まだ、パクパクしているソイやカレイが激安で販売されています。片隅の食堂コーナーで青森名物「シャモロックらーめん」をいただきます。
青森の地鶏「シャモロック」のラーメン
出汁もシャモロックでとっています
蟹田から「白鳥17」号に乗車
八戸(1104)-[快503M]-(1225)青森(1317)-[335M]-(1357)蟹田(1531)-[白鳥17]-(1624)木古内(1635)-[133D]-(1745)函館
大改造はされていますが、国鉄時代の特急電車485系での運転です。これが最後の485系乗車になってしまうかもなあ。
車内で向いの座席に座ったおじさんと鉄道談義。
半分酔ったおじさんは、娘が東京でJRの車掌をしていること、秘密裏に乗務の様子を見に行ったお話をしてくださり、つい話込んで降りそびれるところでした。
津軽海峡線の青春18きっぷ特例も話題にも上がりました。新幹線開業後はなくなってしまうのではないかと思っていましたが、先日の発表ではオプション券の形で乗車できるようになるとのこと。まあ、考えていたよりは利用者寄りの改訂ではありました。
夕暮れの木古内駅を後に
木古内からはキハ40単行の気動車。
3月の改正では、キハ40の整備・更新の手当てがつかないという名目でJR北海道内の普通列車に大ナタが振るわれることが決まっており、なんだか、戦争中みたいな状況になってきました。
2年前に末端部分を失合った江差線は、新幹線開業後第3セクター道南いさりび鉄道となることが決まっており、その際は今使われているのと同じキハ40を使用するようですが、運賃は大幅値上げになってしまいます。貨物列車は20kV/25kV兼用のEH800で運行されますので電気設備はおそらくJR貨物に譲渡されるのではないでしょうか。(鹿児島の肥薩おれんじ鉄道と同じようなスキームですね。)
当面、津軽海峡線では、新幹線車両と重心の高い(といわれる)貨物列車の擦れ違い時の風圧による影響を回避するため、新幹線電車も時速140km/hでの運転が行われるようです。
一時、貨車を新幹線規格の車両に搭載するTrain on Trainの構想があり、JR北海道でもモックアップを製作して検討していた(スイスではたしか逆の例があると思います。)のですが、この計画は断念され、新たに、新幹線貨物電車にコンテナを積み替える構想が発表されました。新青森付近-新北斗函館付近間で新幹線貨物電車を200km/h以上で走らせることにより、双方のスピードアップができるんだとか。
これが実現したら、いさりび鉄道はひとたまりもないでしょうねえ。
しかしですよ。こんなことができるなら、東北新幹線の大宮-あたりに基地を作ればものすごく、時間短縮できてもうかりそうな気がしますが。
で、江差線の単行気動車に暗くなってきた江差線を走ります。
カーブの多い海辺の暗い道、ところどころで行き違う単行の気動車。30年前のローカル線に戻ったような雰囲気を味わいました。
函館駅到着
函館駅到着。
盛り上がってきていますねえ。
3月26日ですか!
函館駅はイルミネーションに彩られていました
まだ新しい駅舎は、新幹線開業に向けて改装中で、歴史ある駅中食堂「みかど」は閉店してしまっています。
イルミネーションに彩られたれた駅前広場を突き抜けて駅前のビジホに宿泊。
晴れていれば函館山にでもと思っていたのですが、2日続けての5時起きでさすがに疲れました。
夕食でも・・・・函館に来たら・・・海鮮居酒屋にでも行くと思ったでしょうが・・・・
イタリアンでチョイ飲みして寝ます
・・・・
寝ようと思ったんですが・・・・
待てよ?「カシオペア」は今日上るのではなかったか?
と思いだし、時刻表をチェックすると21時過ぎと結構早い時間に函館駅に入ることがわかりました。
そこで、再び着替えをして寒い中駅まで行ってしまいます。
到着が21時6分、機関車を付け替えて、発車するのが21時12分。
駅に行ってみると、これから「カシオペア」に乗ろうという家族連れなどが、今や遅しと改札を待っています。
「カシオペア号は間もなく改札で~す。」の放送がありました。(一応、北海道伝統の列車別改札は生きているのかな?自動改札なんだけど)
今度は新函館北斗駅に「東京」の文字が出るのですね
入場券を買って、ずんずん進み一番奥の6番線。もちろん、数人の撮影者の人垣ができています。待つこともなく接近の警報が鳴り始めました。
「カシオペア」入線
到着すると、すぐにDD51重連は切り離されてしまいます。到着した「カシオペア」からも記念撮影の旅行者がどっと降りてきまして大混雑となります。
6番線は行き止まりではなく、そのまま機回し線につながっっていますので、DD51はそのまま回送されていってしまいました。反対側ではすでにED79が連結されているわけです。
行ってらっしゃ~い
明日の朝には上野ですね~。
今度こそ寝させていただきます~。
<続きます>
カシオペア撮影の気力体力に習って私も頑張ります!
来週の八戸出張がぁ!楽しみになってきました。
・・・って、不謹慎丸出し発言!うひひ!
by hanamura (2016-01-11 12:27)
私が青森に行ったときは(12月上旬)雪は無かったです・・・。
やっぱり東北や道南は雪景色が似合います。
カシオペアは地元の栃木県内での撮影と今後はなりそうです。
by ミスター仙台 (2016-01-11 15:43)
18きっぷでIGRと青い森鉄道に乗れなくなったんですか。
乗れるうちに東北地方のJR全線乗っておいて良かったです。
by johncomeback (2016-01-11 17:28)
盛岡-八戸間の新幹線利用はたしかに高いと思いますが、かといって第三セクターの在来線利用でも3000円超と、これまたお高いですね。
by skekhtehuacso (2016-01-11 21:34)
こんばんは
北海道新幹線が開通したら
別料金のオプション券で海底トンネルを行き来できるみたいですね
開通前にもう一度北海道行きたいです
by gardenwalker (2016-01-11 22:38)
北斗星は2回乗りましたが、カシオペアは乗ったことがないです。
一の関は、かなり前に、仕事で行った事があります。
あと北上にも。
”三陸海の子”弁当、メッチャめっちゃ美味そうですね~
食べていです。
それにしても、竜飛岬、一度は行ってみたいです、、
青森は五所川原に仕事で行った事がありますが、青森空港と客先との往復だったので、、
by 海のアングラーしんちゃん (2016-01-11 23:26)
雪化粧した列車たちがいいですね!
今年は暖冬であまり雪景色がみられませんでしたが、
これぞやっぱり冬の青森ですよね〜(^^)
北海道新幹線開業後の18きっぷ、
さすがにそのままで…とはいきませんでしたが、
オプション券の併用で青函トンネルを通れるのは、
18きっぱーとしては、よかったです(^^)
by あおたけ (2016-01-12 07:17)
hanamuraさん
八戸に行ったら八戸前の鯖をぜひ試してみてください。肉厚でビックリすること受合います。寒さも増してきていますのでお気を付けて。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:24)
ミスター仙台さん
ミスター仙台さんの記事を見ますと雪がないのでずいぶん印象が違いますねえ。今週あたりは結構雪がたまっているみたいで、やっと冬らしくなってきました。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:26)
johncomebackさん
たしか、新幹線の八戸開業の時から、盛岡-八戸間は乗れなくなっています。東日本北海道パスという方では乗れるようになっています。ところで、東西線は乗られましたか。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:31)
skekhtehuacsoさん
IGRの運賃はかなり高いですね。冬休み期間などはフリーきっぷがあったりするのですが。気軽に乗れないのは問題ですね。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:37)
gardenwalkerさん
北海道新幹線が開通して18きっぷのオプション券を使うときは蟹田-津軽二股間がネックになりそうですね。私は開通したら行ってみます。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:41)
海のアングラーしんちゃん さん
私も「カシオペア」は乗らずに終わってしまいます。
国内で気軽に乗れる寝台は「サンライズ」だけになってしまうんですねえ。
竜飛岬は竜飛海底駅から行きました。風が強いところですわ。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:44)
あおたけさん
雪が少ないのも、だいぶ改称されてきたようですね。青森駅のあるあたりは青森県内でも雪の多いところで、本当によく積もる場所なんですが。
18きっぷのオプション券はよかったです。北東パスの特急券だけ特典も継続されるようで、まずはよかったです。
by やまびこ3 (2016-01-14 20:47)