2015年末 北帰行(その3) [はつかり(鉄系)]
2015年末 北帰行(その3)
2015.12.31 函館市電・摩周丸 函館探訪
12月31日
本州に戻る日ですが、乗り継ぎの良い、昼過ぎの江差線に乗ることにしたので
半日の函館滞在時間が取れました。
朝食後、カメラを持って散策。市電の線路に沿って歩いてみます。
函館駅前から十字街に向かってゆきます。
部分低床車の「らっくる号」がやってきました
新製された3000型と車体更新された8000型
集電装置がシングルアームとビューゲルというのが時代を感じさせます
東京都電の経済車といわれた8000型の影響を受けている710型
5cmほどの降雪があったので、このくらいなら、あれが来るんじゃないかとほのかに期待しておりました。
と・・・・・・
来た~!!!
ゼブラ模様のやつがやってきました。
あまりきれいではない雪を蹴っ散らかしてきたのは、函館と札幌にしかないササラ電車と呼ばれる除雪車です。
簡単に言うと回転する竹ぼうきで軌道敷内の雪を外にはじき出す。中々盛大に雪を巻き上げてくれます。
あんまりきれいな雪ではないのが残念ですが、レールのさびやブレーキ時の鉄粉飛散があるのでこんなもんなんでしょうか。十字街方面に走ってゆきました。
ビデオの撮れるミラーレスを持ってくれば良かったと思いましたが、後の祭り。
さらに後で考えるとその時持っていた一眼レフでもビデオはとれたんですがね。何やってんだか。
十字街で函館市電は谷地頭方面と函館ドック方面に分かれますので双方を除雪するとなると何回も十字街を行き来するに違いない。十字街電停に急ぎます。
710型が戻ってきました
十字街には鳩ノ巣と呼ばれた操車塔が保存されています
かってはこの操車塔で、市電を行き先ごとの振り分けるポイント操作を行っていたわけです。
もっと以前には地面にポイントマンが待機していたということですから恐れ入ります。
除雪のわだち(ブラシ跡)を見ると、ササラ電車はまず谷地頭方面に向かったらしい。
となると、谷地頭方面からいったん戻ってきて、十字街の電停に入り、函館駅方にある渡り線を渡って今度は函館ドック方面に出てゆくと思われます。
ササラ電車が戻ってきまhした。
まずは交差点に入ってくるところを1枚。
十字街電停に入るカーブで1枚
渡り線を使って入れ替え中です。
馬力を上げて函館ドック方面に出発!
しばらく待機の間にも雪が降り続きます。
710型の標準塗装車
いい色合いです
さらに折り返して戻ってきたところ・・・
背景に函館山を入れたかったんですが、雲がかかってしまいました。
雪の中ですれ違う市電とササラ電車
電車に乗って函館駅前に戻ります。
函館駅前の並木道から
函館駅をバックにゆく
函館市営バスの「はやぶさ」号も登場しました
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時間になりましたので宿をチェックアウトして・・・
朝市をぬけて・・・・
なんか、景気よさそうです!
ここでも爆買い景気は及んでいるようです。
おお、この錨は!
函館山に向かっている船が・・・
摩周丸を久しぶりに見学してゆきましょう。
この角度がいいんだな
連絡線への可動橋から・・・
何回も函館山を眺めたもんでした。
入り口のカウンターと売店部分が大きく変わってしまっているので、雰囲気がだいぶ違いますが・・・・
摩周丸は三菱重工製だったのですね。
三菱重工と言えば、またやらかしてしまったようですね。
もう日本で豪華客船は作れないのでしょうか。
こんなポスターあったなあ。懐かしい。(*)
このフロアは連絡線の歴史の展示室になっておりまして、年表などとたくさんの模型が並んでいます。こうしてみると同じ津軽丸型でも、少しづつ改良されているのがわかります。
上階はコックピットが公開されていまして、函館山に頭を向けている価値があります。
旋回窓から眺める函館山
さらに洞爺丸台風の被害の詳細な展示。
グリーン指定席と普通席の座席が展示されています
当時の特急グリーン車を上回る設備でした
残念なのは、車両甲板が見学コースに入っていないこと。
聞くところによると石渡のふくまれた部分があるということで、安全性を考慮して公開していないようです。以前見学できたような気はするのですが、どんな車両が保管されていたのかどうにも思い出せません。
もう一つ、太平洋戦争時の空襲による被害について、どなたかの本で読んだことがあるのですが、この本も思い出せず、どなたかご存じではないでしょうか?
なんとか末永く保存してほしいです。
函館駅に戻ってきました。
函館本線の0Km票
一時港近くに移されていましたが、函館駅に戻されました
新幹線開業がまた一日近づきました
当たり前ですね
昼食後、本州に戻ることにします。帰路は木古内-蟹田とも乗り継ぎの良いパターンになっています。
江差線のキハ40
乗り継ぎのよいパターンだからかどうか、かなりの乗客が乗っていました。
函館(1323)-[124D]-(1437)木古内(1442)-[スーパー白鳥28号]-(1531)蟹田(1600)-[340D]-(1653)青森(1718)-[584M]-(1852)八戸
函館山をあとに
江差線としては最後の旅
木古内に近づくと新幹線が近づいてきます
木古内開業!の駅名票も!
木古内からは、異端車785系併結の789系でした。
カッコイイではないですか
こんなパネルは新幹線には付かないよな
蟹田で下車した18きっぱーは約30人。
げげげ、次の340Dは通常は単行なので、座れないのではないかと心配しましたが・・・
やってきた340Dは年末多客対応で2両連結でした
というわけで、ゆったり乗ることができました。
青森駅に戻ってきました
八戸について・・・夕食は
北海道新幹線開業記念弁当
「箱舘新景」 函館駅 みかど
2015.12.31 函館駅売店 ¥1300
イカ飯も入ったボリューム満点の弁当
北海道新幹線カップ 新十津川の金滴酒造の酒でした
よいお年を・・・・
(*)青函連絡船のポスター、家に帰って発掘したところ、いっぱい出てきました。
後ほど、アップしたいと思います。
<続きます>
ブフォ!(吐血)、ブ~(鼻血)、興奮絶頂!
ササラ電車!かっけ~なぁ、もう!保線車両(機械)が好きなので、この雪を飛ばす疾走画像には興奮します。虎ロープ模様(?)が☆ステキ!
北海道新幹線開業ビール&カップは、青森でも買えるのかなぁ~。
冷え込みで、出張が怖くなっています。仕事に差しさわりないように、天気には気をつけなくては!
by hanamura (2016-01-14 06:16)
おはようござい
ササラ電車、函館にも走ってるんですね
一度リアルに見てみたい電車です!
青函連絡船は懐かしいですねー
普通の桟敷席でごろ寝をしていたのは
もう記憶の彼方です
by gardenwalker (2016-01-14 09:23)
おお〜!雪を蹴散らすササラ電車、迫力ありますね〜!
今年はちょっと積雪が少ないようですが、
これぞ冬の雪国を表す風物詩ですね(^^)
雪が降りしきる中、ドーム型建築をバックにして、
旧型車とササラ電車がすれ違うシーンなど、
素晴らしいタイミングに恵まれて、ナイスショットです!
by あおたけ (2016-01-14 09:24)
ササラ電車の走行シーン痺れますね!
函館市電は規模は小さいですが形式も多く、一度行きたいなぁ。
by Cedar (2016-01-14 11:40)
40歳以上の道民&北海道出身者は皆、
青函連絡船に特別な思いがあると思います。
僕は埼玉へ就職する際に飛行機ではなく、
青函連絡船→寝台特急で上野に着きました。
by johncomeback (2016-01-14 20:58)
hanamuraさん
初めてササラ電車が稼働しているのを見ることができました。
どこかでラッセルが働いているのを見たいもんです。
青森は、本当に寒くなってきましたね。
by やまびこ3 (2016-01-14 21:01)
galdenwalkerさん
青函連絡船、何回も乗りましたが、懐かしかったです。トンネルができてからは足が遠のいてしまいました。
ササラ電車、ササラが回ると迫力十分です。
by やまびこ3 (2016-01-14 21:04)
あおたけさん
何回も迫力ある排雪シーンを見られました。予想以上に迫力がある雪の飛ばし方でしたよ。次はラッセルを見てみたいもんです。函館市電も新幹線開業後、さらに活性化してくれるといいですね。
by やまびこ3 (2016-01-14 21:10)
Cedarさん
冬の北海道ならではのササラ電車。排雪シーンは予想以上の迫力でした。函館の市電、今後の活躍機期待しています。
by やまびこ3 (2016-01-14 21:17)
johncomebackさん
私は父が北海道でなので、子供のころから何回か渡道しましたが、学生時代以降はかなりの回数青函連絡船に乗せていただきました。夏の陸奥湾から見る仏が浦の景色とか竜飛岬、イルカの群れと懐かしいです。青森駅で席を確保するためにダッシュしたのも懐かしい思い出です。
by やまびこ3 (2016-01-14 21:24)
金滴酒造のカップ酒、私もいただきました。
私は、このお酒のラベルは、北海道新幹線開業後にも“2015年度末”と“(予定)”との文字を消してそのまま流用されるのではないかと予想しております。
by skekhtehuacso (2016-01-14 22:57)
skekhtehuacso さん
金滴酒造とは、いい名前だと思いました。もう1社ほぼ同じラベルで札幌の会社も出しているみたいでした。
by やまびこ3 (2016-01-16 10:08)