五所川原の夜に沈む [はつかり(鉄系)]
五所川原の夜に沈む
2016.1.30 津軽鉄道撮影記&夜汽車バー痛飲記
1月30日(土)
今日は久しぶりに津軽鉄道のストーブ列車を撮りに行こうと思っております。
ここ2年ほど、ディーゼル機関車が不調で、近代的なディーゼルカーが旧型客車をけん引することが多かったのですが、昨年夏にようやくDLの修理が終わりましたので、この冬はバリバリ動いているはず。
とはいえ、この時期3往復あるストーブ列車のうち午前中の1往復はディーゼルカーが客車1両を引っ張るというお手軽編成なので、これはパスさせていただいて、ゆっくり弘前を出ます。
弘前(850)-[リゾートしらかみ2号]-(927)五所川原
五所川原で宿泊予定のホテルに荷物の一部を預けてゆっくり津軽五所川原駅に。
津軽五所川原駅
津軽五所川原駅で朝の通勤列車を迎えます。
ここまでは2両編成が走っていましたが、この時間からは単行に車両交換になります。
2両編成の通学列車の名残り
DD35 2は今日の仕業に備えて準備中
ホームで車両の入れ替えを待つ間、アテンダントさんと世間話・・・させていただきました。
えみさんダス。
(許可を得て撮影)
単行でととのえられた「メロス号」に乗ってレッツゴー!
津鉄車内にも北海道新幹線開業のポスターが・・・
1両だけの車内ですが、結構にぎわっています
津軽五所川原(1022)-[5レ]-(1034)毘沙門
昼前からの2往復のストーブ列車は、客車2両+一般気動車1両をDLがけん引する形なのですが、今日の撮影のテーマは、この近代的な気動車をいかに目立たせないかということになりました。
秘境駅の毘沙門で下車。
まずは、上ってくる簡易ストーブ列車を狙います。線路際に沿って200mほど北に進んだ、冬季は使われていない農道の踏切に行きました。
「メロス号」が客車1両を牽引してきました
後ろ姿を1枚
「ストーブ列車」のテールサインを掲げています
折り返しのストーブ列車が本家のストーブ列車となります。
毘沙門駅を囲む防雪林を抜けて
粉雪を突いてやってきたDD352
続いて、反対側の丘の上へ。
ラッセルラッセル
雪の中に道を作るのは面白いなあ
そろそろ、昼になるので日差しが出ていれば逆光になるのですが、あいにくというか、幸いにというか北国の日弱弱しい日差しはぼんやりとしか影を作りません。
中央に狐か何かの足跡があるのですがわかりませんね。
雪の原を行くストーブ列車
津軽中里から戻ってきたところを1枚。
気動車は客車2両の五所川原寄りに連結されているので、オレンジの気動車が目立たぬようにバックからの撮影です。
今度は3往復目。(本ストーブ列車としては2往復目)
このあたり自動車道路は線路から離れているので、雪をかき分けて農道を進んでゆきます。
こんな雪原をノラボラと進んでゆきます
この時間帯、一瞬だけですが、(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-. 日が差して青空が半分ほど広がりました。これはもう奇蹟!
ストーブ列車155レを真横から
気動車を木の影に入れるというようなこざかしいことをしてみました
次のメロス号は線路に寄ってみましたが、早くも雲に覆われてしまいます。貴重な晴れ間でしたヨ。
築堤を行く「メロス号」
上りのストーブ列車は正面勝ちに構えて、機関車で気動車のオレンジを隠そうかと考えたのですが、この築堤ではやや開けた部分が短いようなので、さらに嘉瀬駅寄りに進むことにしました。丘に登って果樹園の中の農道を進みますが、この区間が雪が一番深く難渋します。汗びっしょりになってたどり着いた嘉瀬駅近くの築堤は、11月のイベントの時にも来たところ。
毘沙門寄りの高台によじ登って・・・
かなり雪が降ってきましたが、ほとんど無風状態なので助かります。
風が吹いたら、地吹雪ツアーになってしまいます。
最後のストーブ列車156レを直線で
正面がちに撮れば気動車が目立たなあいかと思ったのですが、DD352は凸型機関車だということを忘れていました。気動車のうち1,2両を客車と同じ塗装にしてつないでくれないもんでしょうか。
いったんホテルに戻りますが、津軽鉄道は1時間半ほど間が空いているので、平行している弘南バスの小泊線を使います。15分ほど西に歩いた県道を走るバスを捕まえることができそうです。
(゜ロ゜)ギョェ 完全に雪に埋もれています
こんな時間になって岩木山が見えてきました
こんなバス停でもバスはちゃんとやってきます
中柏木通・・・[弘南バス]・・・本町
ホテルにチェックイン、しばらく休憩ののち、本日のメインイベント「夜汽車バー」に向かいます。
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津軽五所川原駅@Night ( ゚Å゚)ホゥほぅ ホゥ
こちら受け付けですb(⌒o⌒)d おっ
昨年末に第1回が開催された津軽鉄道「夜汽車バー」
2回目となる今回、どんな感じかと見にやってきてしまいました。
駅舎で受付を行っていて、ここで入場券500円を購入します。
これはいわば、テーブルチャージに相当すると考えればよいようです。簡単なつまみも含まれています。さらにファーストドリンクをオーダーします。
オリジナルカクテルの「碧しょう夜(へきしょうや)」500円というのをいただいてみます。(漢字が出ないのですが、晴れ渡る夜空のこととのこと)
18:30の開宴の時間で20人ほどが集まったでしょうか?
最初に集中するオーダーを少し時間差を付けてこなしていくシステムにしたようです。
しばらく待ったところにバーテンさんが呼びに来てくれまして、ホームにしつらえられたストーブ列車の旧型客車に案内してくれます。
機関区ではラッセル君が顔を出して歓迎してくれています
2両の客車はバー車両とシアター車両になっています
どちらもバー仕立てなのですが、落ち着いていそうなバーのほうを選びます
中に入るとウェイターさんが席に案内してくださいます。
オッ!本格的!
車端にはバーカウンターがしつらえられ、バーテン氏が、忙しく手を動かしています。
2か所のストーブには火が入って、赤々とした日が暖かさを感じさせます。各座席には特別にテーブルがセットされスポットライトとキャンドルの明かりが配置されていて、これはちょっといい感じのバーですヨ。天井の照明はおとして、ところどころスポットライトを配してムーディーでございます。。..:* (;゚Д゚)b○o。 ぃ…ぃぃんじゃなぃですヵ?。
バーは五所川原のKENTAさんの店が出張してきているようで、バーテンさん2名、ウェイトレスさんも2名出張されてサービスしていただけます。
やまびこのような個人客のほか、地元の小グループや女性グループもやってきて、バーは9割がた埋まったようです。
ストーブの加減も上々です
ドリンクが来ましたよ
「碧しょう夜」
ストーブ列車の車内で販売している「ストーブ列車」というy日本酒をベースにしたオリジナルカクテルということで軽い感じでおいしくいただきました。
やばい、いい気分になってきた「やまびこ」氏ダス
調子に乗って、もう1杯
りんごジュースベースのカクテル700円でしたが、名前を失念しました
これはいい!
素晴らしいイベントです。観光客だけではなく、普段列車に難か乗る人は、このあたりだと非常に少ないので、地元の鉄道に親しみを持ってもらうのにも一役買うのではないかな。
1時間半ほど雰囲気を楽しんで・・・・
夜汽車の雰囲気です
お先に失礼します
このあと、寿司でも行こうかと思っていたのですが、すっかり気分が良く、そのままホテルに戻ったことでした。
さて、ニュースです。
「夜汽車バー」の3回目が開催されます。
2月27日(土)です。
今度は、青森県内でスイーツショップを展開している「アンジェリカ」さんとのタイアップで、夜汽車バーオリジナルのスイーツと新しいカクテルも提供されるとのこと。
どうですか!Hさん、Aさん。
<もう少し続きます>
津軽鉄道「夜汽車バー」!!かぁ~! こでらんねぇなぁ!
ストーブ列車の座席が、バーのボックス・シートにしか見えません!
この雰囲気は、ノンアルコール・カクテルでも、酔いそうですね。
by hanamura (2016-02-08 05:46)
hanamuraさん
これはこでらんねぇだす!こんな楽しい企画を考えてくれた知恵ものが青森ににはいうるんですねえ。
ぜひ、細く長く続けてほしいと思っておりまするよ。もちろん、ノンアルコールドリンクも各種よういされているようです。
by やまびこ3 (2016-02-09 22:33)
小雪舞う雪原をゆくストーブ列車、
キハを連結しているとはいえ、
これこそがストーブ列車の真の魅力ですよね〜(^^)
やっぱりストーブ列車は雪のある時期に撮影へ訪れたいものですが、
経済的に考えると私は、
青森へ年に一度、行けるか行けないか・・・
ってところなのが切ないです(笑)
by あおたけ (2016-02-10 12:21)
あおたけさん
じじいの特典で格安で行けるので2週続けての出撃となりましたが、雪の中を走るストーブ列車は、撮っても、乗っても楽しめる素晴らしいもの。夜の夜汽車バーの企画もヒット企画となりそうです。
by やまびこ3 (2016-02-12 20:42)