津軽鉄道・タイムトラベル(その1) [はつかり(鉄系)]
津軽鉄道・タイムトラベル(その1)
2016.6.4-5 津軽鉄道客車列車撮影記
青森県・函館デスティネーションキャンペーン特別企画
「奥津軽いまべつ駅開業記念!新幹線で昭和の津鉄へタイムトラベル!」
という長~~い長~い名前のイベントが青森県の津軽鉄道で開催されました。
うひょっほ!
なんでも、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅から津軽鉄道津軽中里駅まで新設された連絡バスを、平成の現在と昭和(の鉄道風景を残す津軽鉄道)を結ぶタイムマシンに見立てて、津軽鉄道へのタイムトラベルを演出し、昭和の時代に運転されていた列車を再現して走らせようというすごいイベントのようです。
昨年は、晩秋のラッセル車運転、冬から春には夜汽車バーと新手の企画を繰り出してくれる津軽鉄道なんですが、これは何をおいても参加したいと、夜行バスで出かけてしまいました。
というわけでやってきた京急品川バスターミナル。
昨年は新宿から乗れる弘南バスの「ぱんだ」号にしたのした。格安で、五所川原駅到着もやや早く活動しやすいのですが、寄る年波・・・4列座席はきつい。
今回は3列独立シートの京急・弘南バス共同運行の老舗夜行バス「ノクターン」号にしました。この日の五所川原行きは弘南バスの担当の3号車。(ちなみに1号車は途中の浜松町-五所川原の運転で京急バス、2号車は品川-弘前で弘南バスでした。)
新幹線もでき一時の5台6台運転ということはなくなったのかな?車内もざっと7割ほどの乗客でした。
さて、順調に走ったバスは岩手県の紫波SAで休憩。快晴の朝を迎えました。弘前ターミナルを出ると雲一つない空に岩木山が迎えてくれます。
うぉ~!素晴らしい青空にそびえる岩木山
この日の天気予報は晴れのち雨。(曇りを通り越して"雨")
数日前までは晴れ時々曇りぐらいの予報だったのですが、たいてい悪い方にずれてくれます。
これならば昼ぐらいまでは岩木山が拝めそうです。
五所川原ターミナル・トウチャコ
1台めは京急バスの担当です。
で、五所川原には30分近く早着。
津軽鉄道のイベント列車の送り込み混合列車は 津軽五所川原8時10分発なのですが8時15分到着の予定が、7時50分には着いてしまいました。
お~、ラッキー。今回は見送ろうと思っていた混合1番列車の出発シーンを見ることができます。このような場合の予備プランとして、五所川原駅裏側の十川橋梁を五所川原側から撮るというのを考えていました。
身支度もそこそこに、駅裏に向かいますとちょうどあっさの一番列車キハが到着し、混合列車との切れ替え作業中。これをちょこっと眺めて、十川の堤防に向かいます。
花畑の中を入れ替え中
岩木山をバックにDD352が入れ替え中
十川の支流 旧十川にかかる橋から津軽鉄道のコンクリート橋が見えるんですが、中州部分の樹木が成長して半分ぐらいしか見えなくなっています。まあしょうがない。客車部分だけでも記録しておきます。ラッキーだったのはここまでで早くも雲がどかどか沸いてきて、すぐにも岩木山が見えなくなりそう。
DD352が牽引する混合列車が再現されました
一度駅まで戻り、余分な荷物はロッカーに預け、朝食は定番のバスターミナル内、じょんがらそばでいただきます。
今回も津軽鉄道では1日乗り放題きっぷ「津鉄フリーパス」を発売していますので、駅窓口で購入。
1500円ですから、津軽中里まで往復するとそれだけで元が取れてしまいます。
五所川原から「メロス」号で出発
岩木山の見えているうちに、岩木山バックで1カット行ってみたい。そこでやってきたのは津軽飯詰。この周辺は広い水田に囲まれています。
津軽五所川原(935)-[5レ]-(943)津軽飯詰
津軽飯詰駅ではボランティアのグループが草刈していました
ご苦労様です
雲は増えてきましたが、岩木山くっきり
北に向かって歩くこと5分ちょっと。平坦な水田の中に飯詰川という小さな川の堤防があり、一段高くなっています。線路も飯詰川を越えるために鉄橋の前後の区間が築堤となっており、平坦なこのあたりではちょっとしたアクセントになっています。
特定をかけ登ってきた上り列車
岩木山に向かって駆け下ってゆきます
こんどこそ、正式に岩木山バックでと思って下り列車向きのポイントに行こうとしたら・・・
ポッ、ポッ、ポッツ・・・・・やややや・・・・
早くも雨粒が落ちてきました。
近くの作業小屋の軒先で雨宿りしつつ・・・・
あっという間に岩木山がかすんでしまいました
しかし、早くも本格的な雨模様とは・・・トホホ
これはいったん戻って雨具を撮ってきたほうがよさそう。
というわけで、五所川原駅に戻って、雨具を取り出し出直しです。今日のご連絡中は客車列車は、津軽中里駅で展示中で運転がないのが救いです。展示車両の撮影は昨秋、十分やったので、今回はまあパスとします。
津軽飯詰(1109)-[10レ]-(1113)津軽五所川原
さて、出直しの午後は、混合列車として中里-五所川原間を1往復+客車のみ片道の運転。
さらに夕刻からは夜汽車として、客車編成の1往復して五所川原に戻るイベント運転が予定されています。
毘沙門-嘉瀬間の丘陵地帯も昨秋と冬の撮影でだいぶ土地勘がついてきたので、毘沙門の北に行ってみることにしました。
津軽五所川原(1124)-[9レ]-(1136)毘沙門
毘沙門の北で、丘陵の間の水田を渡るのですが、これを東側から俯瞰できるため池の築堤があります。この築堤に上って気動車列車を撮影・・・
うん、ここでも1回撮ってみるのもいいな。
もう一つ丘を越えたところにも水田を俯瞰できるポイントがあります。雨に悩まされつつもこのポイントも候補として試し撮りしてみます。
ルピナス、ルピナス、ルルルルルー
ちょっとした丘からの俯瞰撮影
下り列車には候補になりますが
午後最初は中里からの上り混合列車になりますので、以前行った丘の上の水田のわきから俯瞰することとしました。
上りの混合列車。
今日の列車にはヘッドマークがつかないということでした。ヘッドマークのつかない客車列車は珍しいので、一度は前方から撮影しておきます。
混合列車臨452レ
予想以上に速いスピードでやってきました
さらに下り列車向きの俯瞰ポイントもありそうなので周辺を探索。
先ほどの飯俯瞰撮影地は、混合列車の計6両には少し短いような気がしたので、先ほどのサイドからの俯瞰ポイントに移動して・・
夕暮れを行く混合列車
ちょうど線状降雨帯に入ってしまったようで、断続的に雨が降ります。
もはや耐え難く、いったん撤収して、雨が上がれば夜出直すことにしました。
<続きます>
津軽地方には何度も行っていますが、
岩木山の頂上がくっきり見えるのは珍しいですね。
by johncomeback (2016-06-14 05:52)
johncomeback さん
岩木山、朝だけは姿を見せていたんですが、残念な天気の移ろいです。
by やまびこ3 (2016-06-14 22:37)