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北へ 「ねぶたまつり」観賞記(2) [やまびこ(旅日記)]

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北へ 「ねぶたまつり」観賞記(2)
2016.8.4-7 北の国鉄型撮影記(その2)




8月5日

午前中、上ってくるEH500の貨物列車を捉えようと白沢付近まで出かけたのですが、これは失敗してしまったので、きっぱり省略します。

今度はこのEH500が大館からの貨物列車となって、下ってゆきます。
EH500があ奥羽本線北部の貨物運用に入るようになって以来狙っていたお立ち台を行く2両連結機関車を撮影するため、11時過ぎ、再び、陣場のお立ち台に向かいました。
前日にも増して暑いです。もちろん誰も来ません。後のことがあるので、チャリンコはおいてきています。

大館駅(0937)-[秋北バス]-(1000)長走風穴前


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「つがる3号」が下ります


11時過ぎ、大館貨物が下ります。

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活躍の場を広げるEH500機関車





15時過ぎに通過する「ねぶたまつり」号は矢立峠を越えた津軽湯の沢の駅撮りで狙ってみようと思っていました。少し時間があるので、いったん一駅先の碇ヶ関まで行って駅前の道の駅「関の庄」でランチをいただきます。


陣場(1147)-[8651M]-(1156)碇ヶ関


温泉にも入れるのですが、どうせ汗をかくので・・・

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野菜カレー 田舎風ではありません



さて、折り返して

碇ヶ関(1304)-[654M]-(1308)津軽湯の沢


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ここです


湯ノ沢に戻って準備。かっては湯ノ沢温泉の湯治客でにぎわったこともあるという津軽湯の沢駅、矢立峠の区間は複線化されているとはいえ、さびしい無人駅です。青森付近の列車が立て込むところが単線のままなのにこのあたりが複線化されているのは変な状態ですが、将来全線複線化する計画だったとはいえ、これ以上複線化が進むことはまずないでしょう。ここで矢立トンネルから飛び出してくる下り列車を撮るというのが定番なのですが、順光なのは早朝のみ、この時間帯には完全逆光という厳しい条件になってしまいます。

まずは、トンネルに向かう上り列車を


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「つがる4号」が上ります



ここから下り列車の時間帯。


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長い貨物列車がトンネルを抜けてきました



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午後の日差しを背に受けて



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昼下がりの陽を受けて「ねぶたまつり」に向かいます



やった~!583系が撮れました。


さ~て、今度は・・・

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津軽平野を抜けて



弘前で「ねぷたまつり」をのぞいてみようとも思いますが・・・・
やはり時間がなく、青森の「ねぶたまつり」に向かいます。ラッセラー、ラッセラー(^^♪
津軽湯の沢(1546)-[1663M]-(1616)弘前
弘前(1653)-[667M]-(1743)青森


弘前駅で見かけたちょっと変わった列車

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キハ40の臨時列車ですが


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弘前-五所川原間を走る「五所川原立佞武多」号です


五所川原の立佞武多(たちねぷた)も魅力的な祭なんですよ。

そのほかの小さな町でもそれぞれのねぷた、ねぶた祭りがおこなわれるのです。

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青森駅トウチャコ!


駅周辺も観客の姿が多く、にぎわっていますが、人の流れはそこそこ順調。
まだねぶたまつりのパレードまでまだ時間があるので、駅ビルの食堂で腹ごしらえをしておきます。

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地酒呑み比べセット
これが900円とはお値打ちです


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北海道新幹線開業記念のミニサーモン丼


まだまだ時間があるので、港をぶらぶら。
青函連絡船があったころはこのあたり、産業の息吹を感じる場所だったのですが、今は静かな公園になっています。沖にできた桟橋に大型客船が停泊しています。

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新にっぽん丸のツアーですね



反対側の青森駅には、八甲田丸

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暮れなずむ港の八甲田丸



さらにアスパムの展望台に登ってみます。
観光客はもうこの時間にはねぶた祭りにスタンバイしているようで、ほとんど客もいないのですが、ここからもねぶた会場が見えるのです。

まずは港の風景を


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八甲田丸、かっこいいなあ


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新にっぽん丸、この位のサイズがいいのでは



そうこうするうち、ねぶた祭りのパレードが始まりました。


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お~、でかいねぶたが走り回っています



頃合を見計らって、行列の行われている大通りに移動。
道路沿いに並んだ見物客の後ろからではありますが、ねぶたの運行を眺めます。

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これはJR東日本のねぶた


大型ねぶたはこのようにスポンサーが資金を出しているのですが、このスポンサーが実質的に固定されて入れ替わりがないも問題にはなっているようです。


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ねぶたの後ろには踊り子部隊が


大型ねぶたの基本は、勇ましい太鼓の後ろにはねととよばれる踊り手の列が続き、その後ろに大型のねぶたが引手にひかれてやってきます。この大型ねぶたは前後に傾けたり、左右に回転できるようになっていて、交差点などの要所では観客に向かって見えを切るような動作をしてあおってみせます。ここまでが1グループ。

むかし、社会人1年目の夏、青函連絡船の待合室にでも寝ればいいやとねぶた見物に来たのですが、たまたま大学の先輩が踊っているのとばったり出会って、そのまま踊りに参画、寝場所まで提供していただけたことがありました。(今は正装以外での乱入は禁止れています。)


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大迫力の三国志を題材にしたねぶた


大型ねぶたの間には、市内の中小企業や市民手作りの小型ねぶたが子供たちにひかれて運行してきますが、やはり見ごたえのあるのが大型ねぶたの動き回る様子。しばらく見ていると大型ねぶたのグループでも統制がとれてしっかりはねとが舞っているチームと、だらだら歩いているチームがあり見ごたえが違ってきます。

こんな方々も

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うっとりですわ~




このあたりで、早めに引き上げることとしました。

さて、時刻もよし、21時も回ったころ、青森駅に戻りました。
22:27発の「ねぶたまつり」号の案内表示がなかなか出ないのですが、改札を抜けて跨線橋に行くと、2番線あたりに三脚も持つ、若い者の姿が見えたのでさては3番線から出発かと思い、入線シーンを撮ろうと2番線の奥の方で待っていましたところ臨時特急「ねぶたまつり」号は6番線空で~す♪ という案内。う~ん、対向ホームの無い6番からの発車とは残念ですが、マニア対策とすれば致し方ない。

6番線に移動します。6両編成の停止目標の先で待ちます。停止目標のすぐ横あたりに開放の喫煙所があり煙がもくもくで撮りにくい。


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583系が入線
記念写真を撮る人が多く
人が切れた時にはテールランプがついてました


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星のマークが決まっています


さて、乗り込みましょう。

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大館まで乗って帰ります


乗った車両はモハ582-3でパンタグラフ付の電動車。ちょうどパン下部分のボックスでした。
同業車が両側のボックスあたり1人ぐらいで、その他は一般客といった状況で、ちょっとびっくりしたような感じでこれでいいのかなあと、興味津々。そこで、同業者軍による解説会となりました。
いわく、これは寝台にもなる特急電車であること。上のパイプ棚を跳ね上げてカバーを下すとそこが中断になり、さらにパイプ棚を戻すと上段ができる。座席を引き出すと下段となる3段式であること。今は秋田地区からTDRへの団体列車として使われることが多いこと。かっては「はつかり」「はくつる」などで使われていたこと。
ほう、この1編成しか日本にのこっていないことなどなど。予想外に興味を持って聞いていただけて珍しい電車に乗ったと喜んでいただけるお客さんが多かったようです。(すいていて大体1ボックスに2人で足を延ばせたこともあると思います。)

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ゆったりした車内は観光客にも好評でした



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パン下部分の中段は構造が違います


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灰皿は撤去されましたが引き出し式のテーブルは観光客になるほどでした


走り出してみれば、奥羽本線の規格からかってのような高速走行はないものの、車内の静粛性は、ぴか一で485系やE751系とは比較になりません。

パン下部は寝台の構造が少し違っていて、パイプ棚を跳ね上げるのではなく、折りたたんで中断の下に固定する仕掛けになっていまして、これもメカ好きにはたまらないギミックが見られました。この部分、パン下中断として上段の無い広いスペースが人気でしたが、どうやら中段の幅も広めで子細に見るとパン下下の下段側の窓側の頭を延ばせるスペースが狭目になっていることもわかりました。

いやはやよくできている。

寝台特急の現役時代は上中下段、パン下と一通り体験しましたが、中断に狭さ、とくに胴体部の横に突き出した荷物置き場のような張り出しが邪魔だったのが印象に残っています。

弘前でかなりのお客さんがおりますが、ここで7分停車とのことでしたので1番線側から夜間撮影することができました。

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583系@弘前駅



青森(2227)-[特急ねぶたまつり]-(2352)大館


短い時間でしたが、久しぶりに583系の走りを堪能しました。


<続きます>







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コメント 4

hanamura

マツリ!ですねぇ~。うらやましい!
こんな風に、マツリ堪能してみたいです。
JR東日本のねぶたサスガ!
by hanamura (2016-08-21 06:32) 

やまびこ3

東北の短い夏を彩る夏祭り(とか、ありがちな表現ですが)、なかでも青森ねぶたは勢いがあっていいですよ~。
八戸の三社祭もきれいですよね~。ぜひ生で見たいと思っておりんす。
by やまびこ3 (2016-08-22 22:25) 

あおたけ

スミマセン、拙ブログのネタバレになるので、
ちょっとコメントを控えさせていただいていましたが、
やまびこさんも青森へ行かれて、ねぶた祭りをみて、
583系のねぶたまつり2号へ乗られたのですね〜(^^)
まさに私も同じような行程でした。
しかも宿泊地が大館と言うのも一緒(笑)
私がねぶた祭りを見たのは今年が初めてでしたが、
本当に迫力満点でした!
さらに、その帰りには貴重な583系に乗れるのですから、
嬉しいことですよね〜♪
by あおたけ (2016-08-24 18:48) 

やまびこ3

あおたけさん
ねぶた祭り、動きもあるので迫力ありますよね~。
583系の寝台の構造も久しぶりにじっくり観察できたのもよかったです。青森運転所のいい場所に待機しているならこちらも行ってみればよかったですかね。
大館というのはこの時期穴場ですね。(笑)
by やまびこ3 (2016-08-24 22:26) 

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