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上信デキ走る [はつかり(鉄系)]

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上信デキ走る
2017.5.5 上州の鉄道めぐり


5月5日 子供の日


各地でいろいろなイベントが開催される日ですが、群馬県の上信電鉄で、大正時代に作られたドイツ製の電気機関車 デキ1型による「ファンタジー号」の運転がありました。これを参観しようと群馬まで。

数年前、上信電鉄がJRの旧型客車を借り入れてデキ重連でけん引する予定のイベントがありましたがその時は、デキの1台が直前に不調になり残念ながら単機での牽引となったことがありました。
やまびこ号はその時以来の上信線入線になります。

高崎に到着した際に、留置線を見るとデキ1とデキ3ががっちり連結して待機していました。今日は重連運転が有りそうですね。ワクワク!

最初の撮影ポイントは、高崎駅からさほど遠くない烏川の鉄橋としました。上越新幹線からもよく見えるこの鉄橋は、となりに木造橋(少なくとも上部構造は木製の)が並行してかかっているので、撮影ポイントも多そうです。上天気の中、最寄りの”さのの渡駅”にやってきました。


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なんとも明るい感じの無人駅です



すぐ見えるところに鉄橋があります。1時間以上前ですが、同業者が数人、すでに待機していました。重連運転ということなので、サイドよりの構図を選び、橋の橋の方でスタンバイ。多くのファンは8:2の構えで向こう岸の川岸に待ち構えていらっしゃいました。
待つ間に2本の電車が通過しますのでこの時間帯で練習。


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サファリパークラッピングの電車が来ました
オ!なかなかいい感じ



それはともかく、この烏川なかなか水量豊富で、見ていると体長1m近いようなコイくんが現れました。これほどの大物はめったに見たことがありません。ぱくぱく川岸をあさっている様子は人気者になりましたよ。

さて、同業者、地元の人が集まって20数人が見守る中、「ファンタジー号」が来ました。
川のたもとのさのの渡し駅は通過なので、予想外のスピード・・・


デキ、きた~!

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重連デキが旧型電車を牽引する姿を見ることができました


デキ1とデキ3のコンビが茶色に塗られた電車をけん引してかなりのスピードで通過します。
想定の倍ぐらいの速度で来たのでビビってしまいました。
この後列車は各地で小休止を挟みつつ終点の下仁田に向かいます。

そこで、もう1カ所だけ電車で追っかけて記録しようと考えました。


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さのの渡し駅から上り電車を1枚


追っかけ電車に乗って、吉井駅で待避している「ファンタジー号」を追い越し、先回りしてやっていたのは上州福島駅。上信電鉄沿線は意外に民家が多くここから先は開けた場所があまりありません。

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吉井駅でデキを追い越し!


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古い木造の上州福島駅



田んぼがあればと思ってきたのですが、このあたりは畑作地帯で麦とイモの畑しかありません。
真横から重連の機関車をアップで


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シーメンスの凸型機の重連が様になっています



3両目の電車のパンタグラフが上がっているのがいまいちですが、照明やドア操作のサービス電源は必要ですもんね。さて、この先の追っかけはあまりに混みあいそうなので一旦、駅に戻って午後の復路を待つことにします。夕方まで別の場所で時間をつぶし復路の「ファンタジー号」を再び、烏川で迎え撃ちます。


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懐かしい感じの上州福島駅出札口です



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ホウロウ引きの駅、名標も少なくなりました



午後2時過ぎ、再び”さのの渡し”にやってきました。今度計画したのは、木造橋の下から列車を狙う構図。
橋を渡って河原に降りてみますと想定していたよりずっと人道橋が低く橋の下をゆく、上信電鉄線を撮影するには、川の中にじゃぶじゃぶ入っていかないといけないようです。長靴持ってないよ~。長靴ぐらいでは太刀打ちできないほど深いですが。

中州と川岸をうろうろしてようやく探し当てたポイントは、人道橋にかなり近づいた川岸のがけの下。足場がかなり悪い。ただし、この時間はもう逆光になります。が、それも一興かと。


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木造橋ですが橋脚、橋げたの大部分は鉄でできています



中ほどの橋脚の手前で撮る家屋で撮るかならましいところではありますが、水面が多く見える方で。午前中よりだいぶ水量が少なくなって、泡立ってしまっているのが残念ですが・・・


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日陰の側から見上げる構図が面白い


万歳です!


さて、上信電鉄の撮影が終わり、もう少し余裕があるので、JRの信越本線に足を延ばしてみます。残り少なくなった高崎の115系電車が夕方の信越本線に運用を持っているのです。というわけで夕刻の磯部俯瞰ポイントに行ってみることにしました。

磯部駅から20分ほど、たどり着いてみると、素で画に日は大きく西に傾き、妙義山方面は完全な逆光。悩ましい光線です。このあと2往復の115系が運転されるらしいのですが日没から考えて1往復が撮影対象かと思います。

まずは高崎方からくるところを・・・

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赤城山をバックに西進する115系


急ぎ、丘の反対側に移動して妙義山・荒船山、浅間山をバックに


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美しい夕方の風景の中を行く湘南色


浅間山から噴煙が上っているのがわかります。

この列車の返しは妙義山の岩山をシルエットにしてみます。

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黄昏の中を行く115系電車



自然の雄大さのをじっくり味わうことができた群馬でした。

<お終い>






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コメント 8

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
歌津の郵便ポスト、中は空っぽだったそうです。

昨年秋、上州→信州へ車ででかけました。
妙義山って特異な山容ですよね。
by johncomeback (2017-05-20 05:30) 

hanamura

凸凸かっけぇぇぇぇ・・・。
いい音で走っているんだろうなぁ。
by hanamura (2017-05-20 07:07) 

ジジコッす

デキ!
いい形してますですですヽ(^○^)ノヽ(^。^)ノ
現代でも、似合うデザインでち!
かっけー!
by ジジコッす (2017-05-20 07:55) 

やまびこ3

johncomebackさん
こんにちは。信越線からも良く見える妙義山、恐竜の背中のような山容は昔から有名な被写体でしたが、夕方の陽のなかで際立ってみえました。
by やまびこ3 (2017-05-22 07:45) 

やまびこ3

hanamuraさん
上州名物凸凸重連のデキ1+デキ3の牽引する列車。機関車を維持・整備hしている上信電鉄に感謝です。また走ることがあったら情報共有しましょう。
by やまびこ3 (2017-05-22 07:48) 

やまびこ3

ジジコッすさん、ジーメンス製のデキは戦前のドイツの工業製品のデザインの優秀性を見せつけてくれているみたいです。シンプルで無駄のない中に美しさが素晴らしいです。
by やまびこ3 (2017-05-22 07:50) 

あおたけ

五月晴れの青空に映える凸凸の重連が、
迫力あっていい感じですね〜(^^)
牽かれているのも、電車ではあるものの、
旧客を思わせるような茶色い車体がシブくて、
デキとウマくマッチしていますね♪
by あおたけ (2017-05-22 08:57) 

やまびこ3

あおたけさん
今年のGW、関東はず~っと好天で、助かりました。デキの重連ようやくゲットすることができました。ぐわ~んと唸るようなデキの音も楽しめました。それにしても予想以上にスピードが速かった。
by やまびこ3 (2017-05-22 19:39) 

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