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上毛 デハ101運行される [はつかり(鉄系)]

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上毛 デハ101運行される
2017.8.25 上毛の風は乾いているか



群馬は上毛電鉄が動態保存している古豪デハ101の運行が行われるというので、群馬まで行ってみようと思います。
年に2,3回、運転の機会があるみたいですが、今回は公開されている乗車可能な列車だけで、中央前橋-西桐生間を2往復するということで、撮影チャンスも多いようなので早朝から行ってみようという気になりました。

というわけで、北千住から東武の「りょうもう1号」で上毛電鉄との接続駅赤城へ。
館林を過ぎると単線で列車密度が高くほとんど各駅で対向列車と行き違いするようなのろのろ運転で、赤城にようやくたどり着きました。
ここで、乗換かえになりますが、上毛電鉄はPASMO、SUICA非対応で共同使用駅の上毛電鉄の窓口で「一日乗車券」を購入することにします。同じ列車で到着した同業者と思われるみなさん数名と並んで切符を買いますがすでに何枚も日付を入れてスタンバイしているという手際の良さ。

上毛電鉄は日中30分おきに上下列車が走る、結構頻繁な運転をしていますが通常営業運転に使用される電車は元京王電鉄井頭線の700系2両編成に統一されています。ワンマン運転で運転席後ろのスペースの座席は撤去して運賃箱を置いています。このダイヤの間を縫って、デハ101の臨時列車が仕立てられたのは素晴らしい。

さて、やってきたデハ721に乗って西に向かいますが、当てがあるわけではないので地図を見て家並が抜け得ていそうな新里-膳間を最初の撮影ポイントに選びました。新里駅で下車。この先、民家の裏の畑や緑の中を進んでゆきます。中小の踏切がたくさんありますが、背景がすっきりしているところを探すのは結構大変。上毛電鉄は30分に1本走っているので、何か所かで撮影しながら次の膳駅の近くまで進出します。


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デハ101は膳駅の手前のカーブで待ち受けます。


軽トラックで差し掛かったお父さん、
「今日は何か走るの?カメラがいっぱいだけど」
や「旧型車両が走るんですよ。」
軽「電車も赤字で大変だけど、頑張っているな。それはずいぶん古いんだろう。50年か60年か。」
や「いやいや、もう90年近くなるはずですよ!」(上毛電鉄開業時からの車両で昭和3年製)
軽「ほ~、そうかい。もうすぐ来るの?」
や「はい、間もなく来るはずです。」
軽「は、じゃあ、見ていくか」

とトラックから降りて、見物に加わります。

来た~!

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ヘッドマークを掲げてデハ101がやってきました


膳駅を過ぎたところにコンビニがあり、コーヒーを買って飲んでいるとコンビニの裏が草地になっていて線路際に古い石碑が並んでいるのが目につきました。曇っているし、これを入れて路傍の石碑と電車をとろうと。


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こんな感じでいかがか



昭和の香りが残っていますので


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モノクロもいいかと思います



さて、本番デハ101がやってきます


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街道の傍らを行く地方鉄道



この先、粕川駅の手前に用水池のような池が地図にあったので、これを入れてからめられないかと
池をぐるっと一回りしますが、残念ながら池の周りはうっそうとした低木が茂っていてほとんど見えません。

そうこうするうち、次の下りデハ101に時間が近づいてきます。今度はサイドから足回りが抜けている写真を撮りたかったのですが、粕川駅の西側、粕川の先まで行って、北側から見下ろすと・・・


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700系2両編成が水田地帯を走る



単行電車だと間延びしてしまいそう。
なので、手前の粕川の鉄橋をサイドから狙ってみます。


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緑深い粕川鉄橋をデハ101がわたります



今度は、次にデハ101が戻ってくるまでjavascript:editor2.setTextAlign('center');の時間を利用して、イベントが開催されている醍醐駅に立ち寄ってみることにしました。




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サイクルトレインとして自転車を持ち込むことができます


朝のラッシュアワーが終わった時間から(土日は終日)自転車をそのまま持ち込むことができます。あとこちで試験的に行われている施策ですが、この上毛では完全に定着しているようで、次々と自転車が運び込まれてきました。


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大胡駅に到着
奥の車庫ではイベントが開催されているようです



改札を抜けて車庫に向かいますと


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群馬コンシェルジュのお姉さんと群馬のゆるキャラに迎えられて車庫用地に入ります。
有形文化財になっている検修庫の中では地元前橋商業高校のブラスバンドの演奏会が行われていましたが、やまびこは食べ物の屋台を抜けて電車を見学に向かいます。


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ガッチリ手をつないだデキとデハ



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元京王の3000系、今は700系



ちょっとした食べ物屋台の奥で、デハ104の試乗会の列ができていました。
ここから大胡駅の側線までの数十メートル、デキに引かれた無動力のデハ104に試乗ができるようです。その時はあと20人くらいとか言っていたのですが、何往復もしたので並べば全員乗れたみたいです。ここからだとデキがまともに撮れないので、醍醐駅のホームに戻ってみます。


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5往復ぐらいしてくれたのでゆっくり撮影することができました



さて、デハ101が西桐生から戻ってくるところは、中央前橋駅近くで撮りましょうか。
1本前の電車で中央前橋駅に移動。駅近くで並行して流れる広瀬川にかかる桃井橋に同業者3人ほどと
走りました。なんだか今日は水量が多くて激しい流れですね。


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広瀬川越しに中央前橋駅が見えます



デハ101はすぐにやってきました。


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水量の豊かな前橋の町を行くデハ101



デハ101の営業運転はこれでお終い。すぐに回送電車となって折り返してゆきました。


JR前橋駅に移動して帰路につきます。
前橋からの電車は、終焉近い107系電車での運用でした。


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「ありがとう107系」のラッピングが施されています



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ドアサイドに「ありがとう107系電車」



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反対側には別のエンブレムが



107系電車、サイドの窓の並びが美しく処理されていて、改造車ですが結構気に入っていた電車でした。こんなところで記せずしてサヨナラ乗車ができたのはラッキーでした。


<お終い>




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コメント 4

JR浜松

画質がとても良いのに電車は昭和という不思議にみえるような組み合わせ。
風景までも昭和に見えて来ますね。
by JR浜松 (2017-09-16 15:56) 

hanamura

「私はグンマをもっと知りたい!」『お前はまだグンマを知らない』
オロロ~ン(涙)日光線で、見送り、そしてグンマでラスト???
ありがとう107系電車!この夏、高崎でコメント投稿しました。
ゆるキャラさん!ぐんまちゃんより、わっしー推しです。
by hanamura (2017-09-16 21:11) 

やまびこ3

JR浜松さん
こんにちは。上毛電鉄、あまり風光明媚な場所もないし、天気もドン曇りだったので石碑と絡めて撮ってみましたが、結構味わいのあるショットになったのではないかと思います。元京王の3000系も近代的なマスクながら昭和の香りがしました。
by やまびこ3 (2017-09-17 12:15) 

やまびこ3

hanamuraさん
群馬はうちの辺りからは結構遠く感じてあまり行ったことがないのですが、私鉄も頑張っていていいですね。107系はスタイルはいいけどあまりなじみがなかったのですが、165系の名残と思うと寂しいですね。

by やまびこ3 (2017-09-17 12:24) 

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