津軽へ行ってラッセララッセラ♪ [やまびこ(旅日記)]
津軽へ行ってラッセララッセラ♪
2018.1.27 弘南鉄道撮影記
やってまいりました。
青森です。
雪の多い凍りついたような青森市で泊まったのち、向かったのは大鰐温泉。
いや、別に温泉に入ろうってわけではないのですが、運が良ければラッセル車に会えるだろうと
弘南鉄道に乗るためにやってまいりました。
その大鰐!雪、少なっ!
青森は例年以上の積雪で、鶴ヶ坂も雪たっぷりだったのですが、弘前に来ると、こりゃまたどうしたことか、雪が少ない。大鰐はもっと少ない。昨夜も降らなかったみたいで、これじゃあ、ラッセル必要ないね。
朝の運転があるとなれば、ラッセル車から朝餉の煙が出ているのですが、EDのパンタも上がってないしこりゃあ、期待してもダメですわ。
ED22とラッセル車お休み中
一方、五所川原から出ているつある鉄道は、週末のFBのお知らせで、せっかく全検が終了したDD35の整備のため、この週末のストーブ列車はメロス号(キハ)での運転と同社のホームページで案内されていて行く気がなえてしまっているし。
仕方ないので、存続が危ぶまれる大鰐線の雪中走行写真でも撮るんだ。と大鰐線のホームに向かいました。一日きっぷを買おうとJRと反対側の駅舎に行ってみると、窓口は「平日のみ営業」となってしまっておりだあ~れもいません。
無人のホームに行って電車に乗り込みます
元東急の7000系電車2両編成が待機中
この大鰐線、3年前に弘南鉄道の社長が17年度廃止をほのめかし(口走って?)大騒ぎになったのですが、その後、地元の乗車運動などもあり、どうなったかと思っておりましたら・・・
利用者数の下げ止まりが見えてきて、今や目指すは、V字回復!
通勤定期の利用者が増えているのは、いい傾向なのかなあ。
沿線の未利用者があと4回(2往復)乗ってくれるだけでいいんだそうですよ。
でも少しでも増収に協力しないと。というわけで、ほぼ元が取れない1日切符を買いたかったんですが・・・仕方ないのでホームに行って電車に乗り込みます。
発車3分までにやってきたワンマン運転の運転手に
や)「車内で1日きっぷ買えますか~?」
と聞くと
運)「駅に行って取ってくるから、1000円ね!」
と運転手自ら、雪のホームを事務所に駆け戻って持ってきてくださいました。
黒石に向かう弘南線と大鰐線に通用で1000円は、両方のらなきゃなかなか元が取れない値段なのですが両線はつながっていないのですよ。でもみなさん、行くことがあったらぜひぜひ増収に協力してあげてくださいね。
7000系電車に乗って出発進行。
山すその大鰐温泉から津軽平野に乗り出してゆきます。
2つ目の鯖石を過ぎると、背後の山に日が当たって杉林が美しく見えました。
この先、山からは離れてしまうので、次の石川プール前で下車。
除雪されていない農道には20センチほどの雪がありそうですが、そこを膝で押しのけて20分も戻ったところで、果樹園に切れ目から線路を望みます。
上下列車をこのポイントでゲット
90周年のヘッドマークを付けた南海前面塗装の7037F
鳥居の前を行く7000系電車
さらに進んで、鯖石駅近くまでやってきまっした。
鯖石駅の隣に、廣峯神社という木立に囲まれた神社があります。この神社の鳥居の朱が雪の中で印象的でしたので、線路によって撮影します。
雪の原をやってきた7000系
このあたりまで30分ヘッドで走っています
雪をかぶった杉木立が美しい
廣峯神社の鎮守の森と鳥居を背景に
さらに、神社の際=鯖石駅まで戻ってきました。鯖石駅では人海戦術で線路の周辺の除雪をしていました。
雪国で電車を走らせるのは苦労が多いのです
サイドから鳥居を入れてキャッチできます。
引きの構図だと鳥居が目立たないですね
ちょっと寄り過ぎましたか!
端正ないい顔してます
大鰐まで行って戻ってきたところを
小さいけどいい神社ですわ
鯖石駅ってこんな感じ
さて、国道沿いににぎわっているドライブインがあったので、ここで昼食(カキフライ定食)をいただくもはずれ!
時間と都合でバスで弘前方向に少し移動。石川の奥羽本線乗り越え跨線橋の下にやってきました。
ここで天気が良くなってきたので、いくつか撮影します。コンクリート橋を下から見あげてみます。
7037Fが弘前に向かいます
この青空よ続いてくれ
うまい具合に上下の電車を撮影して、移動しようとすると、一緒に撮っていた地元のかたが、
地)「10分後にラッセルが来ますよ!」
や)「へ?」
地)「来ます!」
この雪の少なさでは今日は無いと思っていましたが、人力除雪後の駅構内整備か、どなたかの撮影用チャーターでもあったのか午後の筋は走るみたいです。
や)「台地の上に行ってみます」
コンクリート橋の上を走るシーンより大地の上を走るシーンの方がいいと思ったのですが、東奥義塾高校前駅よりの台地の踏切に行ってみると、片側が家に囲まれているのは仕方ないとしても急カーブで門型の架線柱の間隔が狭い。
この先もしばらく家並が続いているしなあ。しかたなくここで構えることにしちゃいました。
一つ手前の石川でも側線除雪作業のあるダイヤなので、すでに石川駅についているようで、見えないところからタイホンが聞こえてきます。
JRを乗り越える築堤に姿を現しました。
コンクリート橋を曲がって台地に向かってきました。
じゃ~ん!
雪がカットぶシーンはないなあ
まったく雪がとびませんですた。まあ、仕方ないね。
さらに先に進み、東奥義塾高校前の先、ここまで来ると家並が切れ雪も十分。こっちに来れればよかったな~。返しの回送列車はこのあたりで撮ることにしましょう。
銀一色のステンレス7000系
南海色は正面寄りから
ED22 1 とラッセル車 キ105が弘前中央から戻ってきました
実にかっこいい昭和の編成です
さらに
ウィングが雪を豪快にかっ飛ばすシーンは見られなかったけれど、キ100とED22の走行シーンを記録できたのは、この天気の中でまずまずの成果だったのではと自分を納得させて弘前に戻りました。JR石川駅から弘前駅へ。
あれっ、結局1日きっぷは実質1乗車しか使わなかったでど、ま、いっか。クルマで来て写真だけ撮って帰るより納得できる。
夜は、駅前の居酒屋っさんで・・・
お造りに焼きサバ
”亀吉”に”豊盃 ん”と津軽の地酒を満喫しました。
<ひとまずお終い>
ED22 1 とラッセル車 キ105 ホント☆カッケ~!
相鉄7000系に乗ります。雪はどうなるかなぁ~。
by hanamura (2018-02-01 05:44)
ウン十年前、東横線に毎日乗っていたので懐かしいですね。
日比谷線直通用車両ですよね?
今や相互直通はなくなり、日比谷線も20mに変わって…。
by Lionbass (2018-02-01 07:42)
ラッセル車、なつかしい!
子どもの頃に大垣駅でよく見ました。
ラッセル車も古いですけれど、このデキもかなりの骨董モノなんですよね。
by skekhtehuacso (2018-02-01 22:36)
hanamuraさん
ED22かっこいいなあ。実質動態保存状態ともいわれているけど矍鑠とした走りは頼りがいがありそうです。
by やまびこ3 (2018-02-02 23:13)
Lionbassさん
こんにちは。日比谷線を走っていた7000系や営団の3000系など個性的な電車でしたね。7000のオリジナルの前面形状とベンチレータが懐かしいですね。中には「109」の宣伝の入った釣り手がぶら下がっています。
by やまびこ3 (2018-02-02 23:18)
skekhtehuacso さん
ラッセル車というと蒸気機関車が押していたイメージですが、関ヶ原ではEF15などが押していたんでしたね。写真でしか知りませんが。
ラッセル車は昭和12年の苗穂工場製、ED22 1はなんと大正15年製、ボールドウィン+ウェスティングハウス製の機関車で信濃鉄道(今の大糸線)、国鉄、西武、近江、一畑をへて弘南鉄道にやってきたものだそうです。すごいですね。
by やまびこ3 (2018-02-02 23:33)
冬晴れと雪景色の中、走る7000系いいですね!
重厚な姿の黒いラッセルは、朱色のラッセルとはちがう迫力です!
焼きサバと津軽の地酒オイシソウ~
やまびこ3さんの「美味い...」が聞こえてきそうです(^^
by ken2 (2018-02-12 19:04)
Ken2さん
多分この日、中井精也のNHKの番組の取材があったようで、そのための運転だったんですね。青森には3両のキ100が現役(動態保存的なのもありますが)で残っているというのもすごいです。北海道も青森も魚がうまいです。日本酒は青森かな?
by やまびこ3 (2018-02-20 21:42)