「レトロ福島花めぐり」号 [はつかり(鉄系)]
「レトロ福島花めぐり」号
2018.4.14 東北本線国見峠撮影記
週末運転された恒例の「レトロ福島」今年は花が異様に早く咲き、天気も期待できない状況でしたが、黒磯駅の直流化やレール輸送気動車の導入など、仙台のED75にも変化がありそうな昨今、撮れる機会はできるだけ記録しておきたい、というわけで、雨は降らなそうな土曜日出かけてきました。
大宮から新幹線で福島へ。普通電車に乗り換えて国見峠のふもと藤田駅にやってきました。この先、貝田、越河に停車する電車はに昼かなり少なくなるため、今回は藤田駅からアクセスします。
線路に沿って進んでゆきますと、今年は桃の花もかなり早いようで、多くの畑が摘花を終えてしまっていて、花のボリュームがなくなってしまっているようです。
残り少ない花をバックに撮れるところを探してうろうろするうちに、早くも仙台からの「レトロ福島」の時間になってしまいました。
花をわずかでも入れられるポイントにカメラをセットします。
前走りのE721系電車
右奥に摘花の終わった桃の果樹園がのぞいています
早くも、「レトロ福島」がやってきます。件の桃園の背後のアツカシ山の斜面を下ってくるのが見えました。カーブを回って眼前の直線に入ると踏切が鳴り始めました。
そこに登場したED75!
ED75 758が旧型客車5両をひいてきました
やった~!かっけーなぁ!
今日はこの付近で下り列車まで粘る予定です。
そこで、下りの「花めぐり」に備えて、ロケハンしましょう。
まず、東北道の裏側の斜面に登ってみます。ここは以前にも来たことがあるのですが、この季節、少しばかり桃の花を入れることができるかもしれません。
上っている途中で、下り貨物がやってきました。
摘花の終わっていない桃園がありますね
さらに上に登ると
青いコンテナがそろったトヨタロングパスエクスプレス
初期型のEH500-4号機が牽いてきました
短い編成なら、こんな構図も
E721系の快速電車
いろいろな切り取り方ができます。
さて、まだまだ時間があるので、周辺をうろうろしてみます。
この区間で真横から見下ろした写真を見たことがあるので、そのポイントを探して西側の山に登ってみます。が、藤田駅寄りの区間はかなり長い距離にわたって、防風柵があって撮れないので、そんな場所にたどり着けるか?高速北西側の畑の脇を上ってみます。
このあたり、貝田に向かう上り坂を見ることができますが、イノシシ除けの柵に阻まれてなかなか上まで行けません。
とある畑の一角で、ごわ~っという猛獣のうなりが聞こえてきて焦りました・・・
うぉ!イノシシかクマ用の檻が!
獣が入っているのかと思ったら、そんなことはなく、後ろのトンネル口からゴワ~ッ!ゴワ~ッ!と轟音が・・・
「そうか、新幹線のトンネルだ!」
新幹線の福島トンネルの建設の時に使われた斜坑がメンテナンス用か何かで使われていて、列車が通過するたびに轟音を吐き出しているんですね。
こりゃあすごい!
音はすごいけど。このあたりの花園は見事なもんです。
白い桃の花の向こうに霊山が見えます
国も峠の方はこんな感じ
わかりにくいですが、貨物列車が下ってきました
このあたりからは下の線路は見えないので、さらに南側の水タンクポイントに行ってみます。
高速道路沿いの側道から斜面の開かれた桃園の後のようなところを上ってゆきますと、水タンクの下に到着しましました。
オオ~!絶景ではないですか!
ちょうど普通電車が下ってきました
長い貨物列車が上ってゆきます
こりゃ、よい。よい。
次の貨物列車が来るまで、ランチとして、買ってきた駅弁をいただきます。
「牛肉弁当」 秋田駅 関根屋 ¥950
秋田に入ってないけど
牛肉ぎっちりでございました
さて、1カット白石方面への普通電車を挟みまして
やってきたのはEH500の牽引する上り貨物列車
アツカシ山の尾根を回って
長~い築堤を長~い貨物列車が下ってきます
カーブを回ってふもとに下ってきました
雄大な峠風景を長時間堪能できるポイントですね。次の機会はこのあたりに行ってみたいです。
とはいえ、サイドからのポイントはもっとはるか上の方なのかなあ。
というわけで、下りの「花めぐり」は先ほどのポイントで迎えることにして、時間があるので、周辺を探索してゆきましょう。
八重の桜、枝垂れ、桃と一斉に咲き乱れています。
この奥には、石母田の石塔と呼ばれる史跡があります。
鎌倉時代の僧が供養のために作った石碑
文字もはっきりせずかなり古いものだということがわかります。
背後にあったお寺に参ります。
龍雲禅寺というお寺です
落ち着いた雰囲気です
そろそろ撮影ポイントに向かいます。
いろいろな構図で切り取ることができます。こりゃあ面白いです。
左の火の見やぐらが風景にマッチしています
重量級の顔次列車が次々にやってくる幹線です
右の花園を入れて撮るか、左の火の見やぐらを入れて撮るか、悩んでいるときに撮影に来た夫婦物がすぐ横、右手にクルマを止めて構え始めました。
お~い、上から撮っているんだよう。車少し動かしてくれ~っといっても聞こえるわけもなく、、、車は50線路から50m離しましょうね。
気になってしまったので、火の見やぐらの方で・・・
「花めぐり」号がやってきました。
ナナゴー全盛期の普通列車をほうふつとさせます
ヘッドマークなしで運転された今年の「花めぐり」いい雰囲気でしたね~。天候は悪かったけどそれなりに楽しめる撮影紀行でした。
泊まってゆきたい気持ちもありますが、日曜の午前中は大雨が降りそう。今回はここで引き上げましょう。
ナナゴー来年も走ってくれますように。ぜひともお願いしたい。
<お終い>
私は青い方の機関車を追っ駆けています。
正確には青と白(またはクリーム色)のツートンです。
エコでないタイプたちだけど、好んで眺めています。
by hanamura (2018-04-20 05:40)
ED75と旧型客車とても良い感じですね。ヘッドマークもないのでその時代にタイムスリップした感覚です(^^)
by ぼんさん (2018-04-22 06:18)
旧型客車、動態保存いいですね。小生の専門の旧型国電は1両もないです。かつてはみんな普通はこれでしたね。急行もこれだったりで、夜行とかで長時間これだと参りましたが、最近乗車してみたいなんて思います。ヘッドマークがないのがいいです。上野口でEF57のデッキ乗車してても駅員なにもいわず。客車とデッキのあいだをぴょんぴょん移動するのがサークルではやりました。あたしは臆病でデッキの棒につかまっているのがやっと。1号機以外は上がパンタでスパークがとんできて超こわかったです。東北線とか田舎のほうは普通レは荷レと混合、長い編成だと思ったら、前7両荷物で後ろ3両で、当時から心臓悪くて息がきれました。すいませんいろいろ語って
by ひでほ (2018-04-22 11:30)
拙ブログへコメントありがとうございます。
ミドリガメは日本の侵略的外来種ワースト100に挙げられて
いますね。確かに輸入・販売禁止にすべきだと思います。
by johncomeback (2018-04-22 21:12)
東海道・山陽に桃太郎、東北に金太郎ですもんんね。
静岡あたりだと関西に向かうEF65が見やすいのではないでしょうか。:
by やまびこ3 (2018-04-22 22:43)
ぼんさん
こんにちは。ED75が旧型客車をひく姿、盛岡、仙台在住時にはこれが日常でした。いまでも年に1、2回見られうのがうれしいです。
by やまびこ3 (2018-04-22 22:45)
ひでほさん
毎年桜の時期に運転されているこの列車、原則HMがつかないのがいいです。ED75の旧型客車、仙台ー盛岡間やかなり遅くまで残っていた常磐線の仙台―上野間(平からはEF80でした)でよく乗ったものです。
ED75も1両、動態保存してくれないかなぁ。
by やまびこ3 (2018-04-22 22:48)
johncomebackさん
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を急に流通禁止にすると大量に
放棄(遺棄)されそうなので、難しいとは思いますが、縁日で簡単に打っているのはいかがなもんかと思います。本家のミシシッピでは、逆に減少して絶滅が心配されているらしいです(テレ東によると)。人間って罪な生き物。
by やまびこ3 (2018-04-22 22:53)