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南ドイツ鉄道探検記(8) [やまびこ(旅日記)]

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南ドイツ鉄道探検記(8)



5月1日  ツークスピッツへ <鉄分そこそこあります>

メーデーです。ドイツでも祝日なので、早朝からバイエルンチケットを使ってツークシュピッツェ山に行くことにしました。ドイツの最高峰で、頂上近くまで登山電車が通じています。

この登山電車にも興味があるので1日かけて行ってみようと思います。


7時過ぎのRegional-ExpressでBuchloe経由Garmish-Partenkirchenへ。こちらの路線はオーストリアのインスブルックまで結ぶ国際路線の一部で、全線電化ですので電車列車になります。

1時間半ほどで、Garmish-Partenkirchen駅に到着。ここから私鉄のツークシュピッツ鉄道に乗り換えますが、こちらは残念ながらバイエルンチケットは使えません。

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DB駅から少し離れた駅裏に立つツークシュピッツ鉄道の駅



ツークシュピッツの頂上までルートに限らず往復できるチケットが45€と結構いい値段。チケットを購入すると次の発車は9:15発と教えてくれます。DBは30分おきにあるのですが、ZBは1時間毎で少し時間があります。




DB駅構内と駅裏をぶらぶらするうちに、次のDBがやってきてしまいました。
この列車でたくさんの観光客が来てないかと思ってZB駅に戻り、列車に向かうと4両編成の電車はすでに入線していて1,2両目は結構いっぱい。3両目に空きボックスを見つけて無事乗り込めました。


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近代的な登山鉄道です
ボディのサイドにはスキーを搬送する冶具が並んでいます



ドイツ語版のWikipediaを解読するとツークシュピッツ鉄道の電車はほとんど1形式1車両か2車両みたいな感じです。一番新しい2006年製の15+16の4両編成です。多分2車体連接車で、2車体で1番号。車号のつけ方が不規則ですがよくわかりません。

ツークシュピッツに向けて出発!
最初のうち、線路はGriesenを経てオーストリアに向かうDBの支線に沿って走っていますが、町はずれでDBをオーバークロスして山沿いに入ってゆきます。クロイツェック-アルプスピッツでは、もう一つのピークであるアルプスピッツに登るロープウェイ(この時期メンテナンスのため運休中でしたが)に接続。このあたりはチロル風の農家の納屋が並んでいて豊かな牧場です。
晴れていればツークシュピッツ山の岩峰が見えるだろうなあ。


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こんな景色の中を進んでゆきます



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教会の後ろの岩の塊がツークシュピッツか?




Grainauで列車交換します。この駅からラックレールが始まります。


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ガッチリ歯車をかみ合わせて上ります


1枚歯車のリッゲンバッハ式ラックレールですね。(信越本線、横川―軽井沢間にあったのは3枚歯車で、より安定性の高いアプト式という方式でした。大井川鐡道のもアプト式)
ぐいぐい上ってゆきます。

Aibseeで対抗列車と行き違い。ここからも直行のロープウェイでツークシュピッツ頂上に到達できるので、ここで半分ぐらいの方が下車してしまいました。


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下ってきた電車は正面が箱型の別タイプの車両のようです
同じく連接車の10+11



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反対側は1枚窓の簡易な形



急こう配をうねうねしながら森林の中を上ってゆきます。


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まだ森林限界には届きません


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湖 Aibseeが見えてきました



さっきの駅からもうこんなに上ってきました。
森林限界が近いRiffelriss 駅(信号場のようですが)で最後の行き違い。


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12+14の4車体と行き違い



あ、そうか13番は忌番号として避けたんですね。

ここからは岩盤にうがった長いトンネルを上ります。


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終点のZugspitzplatt に到着


ここで2588m。ツークシュピッツ峰の肩の部分に当たりちょっとした平地があって、スキー場の中継地点になっているようです。残念ながら視界はあまりよくない。



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頂上直下の岸壁を望みます



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下の方もスキー場になっています



おしゃれなカフェがいくつかありましたので、コーヒータイム。


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キッシュとチーズケーキの大きさにびっくり



おなかもくちくなったので、頂上へのロープウェイに乗りましょう。ドイツ語ではZailBahn、なんでもBahnなんです。


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ザイルバーンで頂上直下へ



2962mの頂上直下に到着します。
とここで、異変が・・・・
なんだかふらふらするのです。\(-"-)/ マイッタ   高山病の初期症状か?

しばらくゆっくり休憩しました。

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オーストリアとの国境なのでオーストリアに降りることもできるのです



ちょっとだけ外に出てみますと・・・・


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ふ~、寒い!


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晴れてればこんなだったようです



ここは寒すぎて景色も見えないのでほどほどにして、下山します。AibseeまでのAibseezailbahnで一気に下山します。


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大型ロープウェイに乗って下山しましょう



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やっぱり見えません



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雲を突き抜けると湖が見えました



少しだけ、Aibseeの周りを散策してから帰ることにします。ここで標高900mです。


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リゾートだなあ!!



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湖を半周してしまいました



Aibsee駅に戻って鉄道の電車を1本


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10号機+11号機が下ってゆきます


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やっぱり相当な急こう配です



次の下り電車で、平地に移動しましょう。

途中、走行写真取れそうなKreuzeck- / Alpspitzbahn で途中下車。


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片面ホームの駅で下車


ロープウェイも止まっているのでひっそりしています。
すこしGrainau方面に戻るとチロルのような牧場風景が広がっています。


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さて、しばらく待つと上り電車がやってきました。


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14+12の編成が上ってゆきます


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左の岩山の背後がツークシュピッツ山です。



晴れた日に来たかったなあ。
う~ん、日を間違えたかも。

まわりをうろうろしていると路線バスがやってきました。
おや、これが使えるか!1時間に1本の登山鉄道よりバスの方がいいか・・・
とバス停に行ってみると休止中のロープウェイ駅前がGarmish-Partenkirchen市内のバスの終点となっていて似つ曜日でも30分おきに走っています。こりゃあ使えるなということで。


続いて、山から下ってくる列車を・・・


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Grainauの辺りは別荘地のような感じですが、そこからこちらに下ってきました



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Kreuzeck- / Alpspitzbahn 駅に上る築堤を行く



さて、市内のバスでガルミッシュ‐パルテンキルヒェンへ。このバスはバイエルンチケットが使えました。

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市バスです



かって冬季オリンピックが開催された町ですが、静かな保養地という感じですね。


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市内を流れるパルトナッハ川



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この日、ミュンヘンに帰って夕食はラーツケラーに行ってみました。
新市庁舎の地下にあるレストランです。



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アーチのある地下のレストランです


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オリジナルの赤ワインをいただきました



さて、ディナーは・・・

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ラムのロースト
おいしくいただきました



相方は・・・・・相変わらず・・・・


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シュパーゲルにこだわるか!




<続きます>



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コメント 2

hanamura

ブルー(水色)チェックを見ると、ビールが飲みたくなります。
by hanamura (2018-06-13 22:08) 

やまびこ3

hamanuraさん
今回のドイツ、あんまりビール飲まなかった。テラスでビールがヨーロッパの楽しみなんですが・・・
機会があればまたトライします。
by やまびこ3 (2018-06-16 11:40) 

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