越後路の国鉄型を追いかけて [やまびこ(旅日記)]
越後路の国鉄型を追いかけて(その1)
7月14日
梅雨明け後もいい天気が続いていた7月半ば、新潟に遠征しました。
新潟地区ではJR東日本ではここだけになってしまった国鉄型の115系電車がわずかながら運転されており、昨年のなつかしの新潟色復活以降、歴代塗色の人気コンクールなども行われ、今後も何種類かの復活塗装が行われる予定が発表されるなど、ファンの注目を集めています。
冬にもお世話になった上越への夜行バスで、柏崎駅へ。4時半についてしまいました。
柏崎からの越後線、2番列車が新潟地区115系唯一になってしまった6両編成の運用なので、その前の始発列車で撮影ポイントに移動できて好都合です。
5時になって駅が開くと・・・
↑トップの写真
新潟よりが湘南色、柏崎寄りが懐かしの新潟色という魅力的な編成でした。
始発のE129系電車で出発。
礼拝、西山と魅力的なポイントが点在しますが、ちょっとした丘越えになる石地でつい下車してしまいました。降りてから気が付いたのですが、思ったより開けたところが少なく、6両うまくとらえるのが難しいかも。
石地駅到着
まずは、上ってくる115系を狙います。新潟よりに少し進んだところで、少し段のある水田の中で捉えます。
115系第3次新潟色の編成です
続いて、下り2番列車が6両でやってきますが、場所を探すうち、時間が無くなってしまいました。
6両をすっきり取れるとこをが見つからず、直線からカーブするところを正面勝ちに撮るしかないか。
湘南色3両+なつかしの新潟色3両を前から
ありゃ!これじゃあ、後ろの3両の塗装がよくわからないですね。こうなるとこの編成を追いかけたくなります。運用表を調べると、この後6両のまま吉田から東三条へ往復し、戻った後吉田から新潟に入るようです。
この後、当初の計画では西山あたりまで歩いてみようかと思ったのですが、この後すぐ、吉田の先に行けば先回りできそうです。
石地駅の少し南側でE129系の上り電車を押さえておきましょう。
緑をバックにE129系電車が快走
天気が今一つの中、吉田の先の岩室まで行ってみます。前回来た時に線路近くのハザ木を発見しておいたところです。
沿線のハザ木も残り少なくなってきました
弥彦山はまだ雲の中
続いてやってくる電車は115系の3両編成(6両編成の1本前)の予定ですが、運用をネットでチェックするとこの電車は第1次新潟色の編成らしい。(これ、冬に取り損なって期待していたやつなんです。)
これも美しいいい色です
ハザ木を交わして走る115系
田んぼの脇でカメラを構えていると農作業をしていたお父さんがやってきて
お「電車の写真を撮ってるんかい?」
や「はい、お邪魔してます。」
お「最近、カメラ持ってくる人多いんだよね。」
「越後線に使い古しの電車持ってきてるんじゃないの?いろいろな色のが来てるんだよな」
や(いやいやわざと塗り替えてるんですよ)といいたいところ
「越後線が最後になるんですかね~」
お「気を付けて撮ってね」
というわけで
今度はE129系の4両編成
弥彦山がきれいにはれ上がってきたところで、湘南色+なつかしの新潟色の6両編成が接近
また新しい塗色の編成が増えるようなので、楽しみが増えます。
弥彦山がすっきり
さあて、午後の行動ですが、実はこの日朝、柏崎駅で気になる掲示を見つけてしまいました。
『快速「SLばんえつ物語」号
SL(蒸気機関車)不具合に伴うディーゼル機関車での運転について
7月14日(土)、15日(日)の快速「SLばんえつ物語」号は、 SL(蒸気機関車)に不具合が発生し、修繕に時間を要するため、 上下列車ともディーゼル機関車で客車を牽引する「臨時快速列車」 として運転します』
ですって!
DE10の牽引で運転されるようですね。(その後、SL C57の故障は重傷で、今年度いっぱいの運転休止が発表されました。(下期はもともと定期検査の予定だったようですが))
ディーゼル機関車が客車列車をけん引するシーンは珍しいので、行ってみたくなります。地図で当たりを付けたのは列車本数の多い、新津-五泉の間。
新潟まで出て、ここれランチ。その後新津に行ってみることにしました。
新潟駅構内の回転ずしでランチ、「まいう~」
ランチの後、信越本線に乗って新津へ。新津から接続する磐越西線、津川行きのキハ47に乗車。
車窓を見ていると新関-北五泉間の直線が障害物がなくてよさそうです。北五泉で下車。
北五泉は簡易委託駅
委託員がいる時間は自動販売機にカバーをかけて窓口の利用を促進hしています
五泉市の市街地に入っており、高校生も数人下車しました。
ばんえつ物語の通過は18時半近くで、まだ2時過ぎですが、場所を確認に行ってみます。
このころになると天気はすっかり上機嫌。
青い空が広がりました
15分ほど北に行くと水田の中を走る直線のポイントに到達しました。
磐越西線を走るキハ47も国鉄型。次の世代の電気式ディーゼル車両GV-E400系の試験車も製作されており、2019年度にも置き換えられる可能性がありますので注目したいところ。
で、最初にやってきた列車は・・・
JR 東日本になってから開発したキハ110でした
五頭連山を背景に
最近、親子の遭難があったところだよなあ。今は平和そうですが。
乗ってきた列車が津川で折り返してきました。
奥只見に連なる山々を後にして
それにしても暑い。線路に平行する県道まで10分ほど行くとコンビニありそうなので、往復して冷たいものを仕入れてきましたが、焼け石に水の状態です。
夕方のラッシュアワーが近づいて30分おきぐらいに列車がやってくると同時に3両編成が入るようになりました。
新潟色2両+タラコ1両のキハ47編成
五泉ですぐに折り返してきました
1時間ほど前になると、千葉から法事で来たという同業者の方が現れ、2人で列車を迎えます。
4両編成まで現れました
西日を浴びて色っぽい
先頭のキハ47、新新潟色は最近あんまり見なくなりました。
18時20分過ぎ、日没まではまだ少し間がある時刻、DE10のヘッドライトが見えてきました。
来た~!DL牽引「臨時快速列車」
名無しの快速列車でヘッドマークもないDE10単機での牽引です。
日没間際のエロ光線の中で捉えることができました。
後姿がまたいろっぽい
満足すべき成果を得て、新潟に泊まります。
近くの寿司屋で魚をつまんで新潟の地酒をいただきます
<続きます>
青い空のもとを行く115系、堪らないですね♪
海鮮も美味しそう!
やっと旬の鮎食べて来ました。
by JR浜松 (2018-07-29 16:35)
若いころ、70系を追いかけたのをおもいだしました。クハ68のつく運用事前に調査したり115系の高崎行普通夜行、変身して長岡行の普通なんかの信じられないような行脚、あと五泉も蒲原鉄道参りで行きました。じじいになりました。
by ひでほ (2018-07-29 18:25)
JR浜松さん
新潟支社では115系電車にいろいろな復活塗装を施していますが、そろそろ引退の声が聞こえてきそうです。夏の新潟、気に入っています。
by やまびこ3 (2018-07-31 07:50)
ひでほさん
コメントありがとうございます。新潟は乗り鉄で何回か行きました。神原鉄道の冬鳥越えの風情忘れられません。
夜行の長岡行き、何回か谷川岳や巻機山、尾瀬に行くときに乗車し、土合駅のひさしの下でも寝たっけな。
by やまびこ3 (2018-07-31 07:52)