南ドイツ鉄道探検記（13）

南ドイツ鉄道探検記（13）

ロマンティック街道へ

5月4日

旅の最後に、ロマンティック街道を見て歩こうと思いました。ロマンティック街道を走るヨーロッパバスというのが有名なのです。が、ネットの評判を見ると「日本人ばかり」と書いてあって一瞬躊躇しましたが、シニア割引というのが使えることがわかり、ネットで予約しておきました。
ミュンヘン－ローテンブルグ間です。

でミュンヘンのターミナルは前日下見したハッカー橋のターミナル。乗り場は1フロアだけで20線ほどの中規模のターミナルです。
ヨーロッパバスは山のふもとのフュッセンからやってきます。
やってきたバスに乗っていたのも日本人、ここから乗るのも日本人ばかりでした。乗客は8人ほどでしたが。

ターミナルを出発し、高速道路から地方道に入って北上してゆきます。ドイツのことですから、高速道路と一般道の境ははっきりしたものがあるわけではないのですが。

1時間ほどでアウクスブルクの市庁舎前広場に到着。ローマのアウグストゥス帝の時代から栄えた都市。40分ほどの観光時間がありますが、ここでランチも食べなくてはいけないので、カフェのテラスでパンを食べて広場を眺めることにします。
アウグスブルクには路面電車が走っていて、広場の一角を横切って走っています。頻繁運転する長～い編成が楽しめます。

市庁舎横の教会の塔を行く路面電車

市庁舎前を行く電車

バスは合うクスブルグ駅前で5人ほどの乗客（こちらも日本人）を拾ってにぎやかになりつつ、ロマンティック街道に入ってゆきます。
のどかな畑と丘、森が連なるドイツらしい景色の中を走ってゆきまして、着いたところがネルトリンゲン。ここで20分ほどの休憩タイム。20分では街歩きもできませんなあ。ぐるりと回って教会などを眺めます。

雰囲気だけ味わいましょう

さらに田舎道を走って、ディケルスビュールという町に到着。ここも中世の街並みが残る街です。

マルクト広場周辺を散策

今日のラストコース、ローテンブルグ（Ritenburg o.d.Tauber）に向かいます。

16時過ぎ、ローテンブルグの北部シュランネン広場に到着。今日はここに泊まります。
町の中心のマルクト広場近くのホテル、ティルマンリーメンシュナイダーに泊まります。30数年前にもここに泊まったことがありました。

マルクス砦のすぐ近くのホテルに投宿（左側の建物）

ローテンブルグは13世紀ごろから自由都市として栄え、20世紀まで中世の姿を残していましたが、第2次世界大戦で被災。町の半分が焼けてしまったのですが、市民の努力によりかってのすがたをとりもどしたロマンティック街道の珠玉の都市です。

夕方から散歩に出かけましょう。（以下、写真集になります。）

夕日の町

夕方のマルクト広場

三角△、四角□

名所のブレーンライン

このあたりで城壁に登ってみました。

屋根の瓦がかわいらしい

マルクストゥルム

日没間際、夕食を取りに行きましょう。

街角のガラス窓に夕日がまぶしい

マルクト広場の聖ゲオルグの泉

このレストランで夕食をいただきます

この期に及んでもシュパーゲルにこだわる相方

ミュンヘンの方が品がいいですわ

ローテンブルグの夜は更けてゆきます。


＜あと少し＞

コメント 2

宮島線より長い路面電車ですね！安全地帯も長いのかなぁ？
ロマンティック街道は、やはりイメージ強いですね！日本各地にも、その名前を冠した場所や、施設があります。でも、私は昔住んで居た元住吉の「ブレーメン通り」思い出しました。（ブレーメン場所違います。）
by hanamura (2018-08-23 05:17) 

hanamuraさん
ヨーロッパのLRTは長～いです。日本では30ｍに制限されていたと思います。（宮島線は特別許可で31ｍぐらいだと思います。）ブダペストには11車体とかがあったような気がします。運転手の人手不足対策としても考えないといけないかも。
by やまびこ３ (2018-08-24 07:06)