SSブログ

宮城・あちこち巡り(山編) [やまびこ(旅日記)]

DSC_2706.jpg
宮城・あちこち巡り(山編)



仙台にやってきたやまびこ。今回も最終目的はやっぱりこれ↑

取れたチケットは10月5日(金)の平日分でしたので、せっかくの3連休+1、仙台周辺の観光に向かいます。まず初日、行ってみたのは、陸奥国分寺跡薬師堂。仙台には珍しい建物の重要文化財が残されています。

10月5日

コンサートの前に1か所行ってみようと、地下鉄東西線の薬師堂に向かいます。それにしても仙台の地下鉄はどうしてこうも深いところを走っているのでしょうか。

地上に出ると東北本線の貨物線をアンダークロスしたところに、エンタシスの施された列柱が見えてきました。

DSC08945.jpg
陸奥国分寺ガイダンス施設の天平回廊



その横には薬師堂の山門が立っています。

DSC08943.jpg
なかなか風情のある建物です



まずはガイダンス施設に入ってみます。

DSC08947.jpg
こちらも天平風の建物です



正式名称は「史跡陸奥国分寺・尼寺跡ガイダンス施設」。昨年開館したもので、聖武天皇の詔により全国に建立された最北の国分寺、国分尼寺の歴史が展示されています。

その中で非常に気になったもの↓

DSC08948.JPG
貞観の震災からの復興の記録であります



このあたりにも貞観の地震、津波の痕跡がたくさん発見されているだけでなく、国分寺の復興の記録も残されているのですね。安倍総理も自分の第1次内閣時代をもっと反省してもらいたいもんです。

さて、薬師堂へ。国分寺のあとに建てられた寺院で、伊達政宗の庇護のもと盛んになったようです。

DSC08949.jpg
江戸時代初期に作られた山門



DSC08954.jpg
仁王様のわらじがぶら下がってます


DSC08951.JPG
紅葉にはもう少し



DSC08958.jpg
これが薬師堂
慶長の建築で重要文化財です



仙台って江戸時代初期にすでにこんなに遠いところまで、眞土が作られていたとは驚きですね。:


10月6日

翌日は山の方の定義如来に行ってみることにします。
バスを降りると定義如来西方寺への参道はすぐ。

DSC08964.JPG
山門が見えてきました



定義名物の豆腐屋の前を通って山門へ

DSC08968.JPG
山門近くにもお土産屋が並んでいますが〆てしまった店もありますな



DSC08971.JPG
山門、古い造りですが昭和になってからの建築です



DSC08973.JPG
開祖、平貞能の墓所の上に作られた貞能堂


こじんまりした境内ですが、雰囲気は十分です。


DSC08985.JPG
山門を振り返ります



貞能堂前から奥の方に新本堂が見えます。

DSC08987.JPG
平成になってから建てられた新しい本堂
巨大です!



さらに明治時代に建てられた五重塔も美しい。


DSC09014.JPG



DSC09019.JPG
100年ほどたって風格が出てきているところです



ふたたび、貞能堂のところに戻ってきました。この裏にも見どころがあります。


DSC08997.JPG
美しい森に囲まれています



少し上ったところに、天皇塚という遺跡があります。安徳天皇の遺品を埋葬したところに欅を植えたところ2本連なる連理の欅にあったということで、その枯れ木がまつられています。

DSC09024.JPG



DSC09032.JPG
周囲では輪廻転生が見られます



さわやかな森に囲まれたいいところですねぇ。

ここで腹ごしらえ、手打ちそばの「十里」さんでいただきました。辛味大根を添えるそばが名物のようですが・・・

DSC_2736.jpg
普通のセイロにしました


しこしこしてうまい、東北だけど更科系の白いそばです。
もう一つ、参道の定義とうふ店で・・


DSC_2739.jpg


DSC_2741.jpg
三角揚げ豆腐



揚げたてをいただけますのでまいう~です。


DSC_2742.jpg
緑茶だらけの伊藤園?



定義はこれでお終い。
熊ヶ根橋に出て、そこから作並のニッカ宮城峡蒸留所の見学に向かいます。

DSC09041.JPG
森の中の気持ちのいい建物



DSC09043.JPG
レンガ色の建物が並んでいます



戦後、複数のモルト製造場所を求める竹鶴が全国から選んだこの場所に蒸留所を作りました。

ここもツアー形式で案内のお姉さんに連れられて回ります。


DSC09053.JPG
大麦麦芽を乾燥させるキルン塔
この建物は現在は使われていないようですが、特徴的な塔が面白い



DSC09060.JPG
ポットスチル蒸留器(スーチームで温める方式です)



余市では石炭直火炊きがありましたが、さすがにそういうものはありません。


DSC09067.JPG
10年寝かせる貯蔵庫



さて、この後お楽しみの試飲タイムとなるのですが、実は最後の会の見学コースになってしまいまして、、、、お姉さんはゆっくり飲んでくださいと言っていたのですが、試飲会場についてとたんおばさん方は片づけモードに・・・ありゃりゃ、2杯しか飲めなかった。(最終回は避けた方が無難です)


DSC09071.JPG
こちらは有料試飲会場



DSC09070.JPG
お土産販売店も駆け足になってしまった




作並駅に送ってもらいました。


DSC09072.JPG
こけしが見送ってくれます


DSC09072.JPG
作並駅は交流電化発祥の地


仙山線の作並山寺間は昭和初期の開業時から長大な面白山トンネルがあるため電化されていました。この時は当然直流電化でしたが、43.10に向けて奥羽本線の福島-山形間、仙山線の仙台-山形間全部を交流に変更されました。それからちょうど50年、先日イベントが行われました。


-------------------------------------------------------------------------------------

仙台にもどって夕食は仙台駅近くの「雅」さんで、居酒屋三昧。
おかみさんが一人で切り盛りしているお店で、狭いながら素敵なお店でした。

DSC_2749.jpg
先付けのセット



DSC_2752.jpg
お造りも美しい



DSC_2753.jpg
絶品だったサンマのつみれ汁



DSC_2754.jpg



DSC_2755.jpg
こんな小料理もサービスしてくださいました



仙台駅前の古いビルに入っていますが、昔映画館やボーリング場(今でもやってます)が入った空間の広いビルのため頑丈で、地震を潜り抜けて元気に営業中です。この映画館、何回も来たことがあり懐かしく思い出しました。


<ごちそうさまでした>
nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 24

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。