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晩秋・京都(その2) [やまびこ(旅日記)]

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晩秋・京都(その2)



12月1日


紅葉のメッカ、東福寺に行ってみます。混雑覚悟でございます。

新快速で大阪から京都へ。さすがにJRは早い。混んでて座れないけどね。
京都で3分の乗り継ぎで走りに走って奈良線に乗車。ここは15分遅くなると致命傷になりそうだったので頑張ります。1駅で東福寺駅へ。大勢の観光客が下車します。流れに乗って東福寺に向かいます。最初のポイントは東福寺山門の手前の臥雲橋、ここはまだ公道なのですが、東福寺境内を流れる渓谷・洗玉澗にかかる第一の橋で、ここからの紅葉がみどころ。


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泉玉澗にかかる通天橋を見上げます


吉永小百合さんのポスターで有名なところですが、この場所もすでに人垣ができる混雑。まだ開門前なので通天橋には人が入っていない光景が見られます。いやいや、ちょっとすごい。

境内に入ると通天橋~開山堂への拝観待ちの行列に並びます。20分ほど並んで第二の橋、通天橋の拝観コースに入ることができました。


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拝顔コースは帰路に通天橋を巡るコースになっています



泉玉澗の谷に向かって、下りながら斜面のカエデの園をめぐってゆきます。

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敷きつめられたカエデの紅葉が美しい。

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洗玉澗にいったん降りて、築堤で谷を渡って対岸に登るコースになっています。


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通天橋を下から見上げています


前週の3連休はず~っと列がつながっていたそうですが、今日はこのあたりは隙間があってゆっくり見ることができます。

対岸の開山堂にお参りしました。


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通天橋の上からは撮影禁止らしいのですが、すいているので、ガードマンも何も言いませんでした。

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方丈を見上げる構図で



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下流側を見下ろしますと



600年前に桜を切ったというだけのことはあります。


今度は東側の方丈に入ります。

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重森三鈴作の名勝、枯山水



方丈からの通天橋も名場面です。


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こりゃあ、ほぼ紅葉のピークといってもいいですね



北庭も美しい。

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この日はこの奥の塔頭、龍吟庵も公開されていましたので、一番奥の橋、偃月橋(えんげつきょう)を渡って参拝します。偃月橋は桃山時代のまま残された唯一の橋で、橋の中ほどに慶長年間の銘板がありました。


龍吟庵の方丈も国宝。


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庭は重森三鈴の作



さらに奥の塔頭・即宗院の庭園が公開されていましたので覗いてみます。美しい庭園の奥に、西郷隆盛が鳥羽伏見の戦いで戦死した新政府側の兵の石碑が小高い山の上に建てられていました。


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紅葉の中で兵士たちも休んでいます。

さて、町中に行ってランチかとも思ったのですが、宗務本院の大彗殿の前に”そば”の上りだ出ていたので、ここなら簡単でいいなと入ってしまいます。どうも地元のソバ屋さんが、観光シーズンのみ出店しているようで、ソバとしめじご飯で1,000円というセットだけの販売でした。


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まずまず、おいしいそばでございました



午後は、相方の要望に従って、東山に向かいます。京阪で五条・清水まで移動し、徒歩で清水寺までむかいます。
しかし、この駅名ながらかなり遠いのです。東山の斜面にかかる頃から観光客が増えてきます。正面の表参道を避けて、一本南の清水新道の上ってゆきます。



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電柱や電線だらけの日本らしい景観です



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清水寺門前に来ました
外国人多いなあ




着物着ているのもほとんどガイコクジンですわ!

ご存知のように清水寺は平成の大修理中で、清水の舞台から本堂にかけて、大いに囲われています。が、清水の舞台の端っこには入れるし、本堂の参拝もできるということでしたので、紅葉の美しさも堪能しようと拝顔してゆきましょう。


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舞台から対岸の子安塔を見ています



東山の奥の院の前の紅葉も最盛期を迎えています。

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北隣の地主神社を覗いてゆきます。

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ハハぁ~!少し前にNHKの「日本人のお名前」で宮崎美子さんがやっていた恋占いの石のゲームをやっていましたが、高校生が団体でやっていましたよ。


音羽の滝の上を通って南の子安塔の尾根へ。


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三重塔を遠望します



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子安塔下から清水寺境内を見る


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石の仏さん



いい雰囲気です。
音羽の滝のみそぎは大行列だったので、あきらめて上に戻りましょう。


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三重塔と紅葉を池に映して



今度は、表参道を下って、三年坂、二年坂を経て、高山寺に向かいましょう。
三年坂辺りは人であふれかえっていますねえ。

高台に登ったところに、Slow Jet Cofeeの支店があったので、ここで大休止。


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八坂の塔のシルエットが見えました



高台寺にやってきました。

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豊臣秀吉の正妻ねねの墓のある高台寺。この庭は回遊式の庭園になっており、夜には池の周りのライトアップが行われます。

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開山堂から臥龍池を眺めます


右手の小山の上にねねの墓所、御霊屋、さらには、桃山城から後年移築した茶室があり、回遊して見学することができました。


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臥龍池の周辺のライトアップが始まりました



美しい池に映るモミジをずっと眺めていたいところです。
まだ宵の口なので、この後、宇治平等院の鳳凰堂のライトアップも観たいと思っていたのですが、相方が体調今一つということで、今日はここまで。祇園四条から京阪電車で帰りました。

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祇園を歩く若旦那



いいなあ、京都って。


<続きます>



















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コメント 2

hanamura

修学旅行は春、GWに聖地巡礼(通俗)する自分(ズブン)には、
秋の京都がまるで似合いません。というか敬遠しております。
行き先が鉄道博物館や、錦市場じゃ、季節は関係ないのでした。
by hanamura (2018-12-14 11:28) 

やまびこ3

hanamuraさん
秋の京都、それほど有名でないスポットにも紅葉の名所があり、(いまはガイドされつくしているようですが)探す楽しみもありそうです。路地という路地に物語がありそうです。

by やまびこ3 (2018-12-15 20:12) 

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