晩秋・京都(その3) [やまびこ(旅日記)]
晩秋・京都(その3)
3日目 12月2日(日)
梅田のホテルに泊まっていました。梅田貨物駅の跡地のホテルの際でした。梅田貨物駅の西側を安治川口に向かう貨物線が走っていますが、M250でも見えないかと思いましたが、西日本は日の出が遅く、明るい時間には貨物列車は通らないようです。「くろしお」「はるか」が単線の連絡線を頻繁に走っています。空き地東側にはこの線路を地下化する掘割の工事が進んでいましたので遠からず地下化されるようです。そうなるとこの線路も見納めになってしまうので、何枚かホテルから撮ってみました。
「オーシャンアロー」号が通過してゆきます
さて、今日は混雑覚悟で嵐山・嵯峨野方面に行こうと計画しました。
ホテルをチェックアウト後、梅田に荷物を預けて阪急で京都へ。桂で乗り換えて嵐山へ。
嵐山線では元特急車の6300系が活躍しています
駅前の混雑を抜けてさっそく渡月橋に行きましょう。
南側の山はピークを過ぎた感じですが、嵯峨野の奥の山は紅葉ピークじゃないすか!混雑する橋を渡って上流側に歩いてゆきますと「吉兆」の門のある豪華料亭がみえました。
「お~、ここがあの吉兆なのね!」
お庭の紅葉も美しい。もう少し先に進みますと
”特別公開・宝厳院”の看板発見!
特別とか、限定に弱いのは日本人。予定にはなかったのですが、ちょっと覗いてゆきます。
宝厳院は大寺の天龍寺の塔頭の一つで、春と秋だけ庭が公開されるようです。
モミジの回廊脇から境内へ
「獅子喰の庭」と呼ばれる室町時代の庭園の奥にかやぶき屋根のお堂が・・・
お庭は散りもみじで真っ赤か
宝厳院を出て桂川から亀山公園を経て嵯峨野へ。
高台に周恩来の石碑というのがありまして、その周辺の紅葉も美しい。
嵯峨野の竹藪を抜けて、山陰本線の北側まで進みますと、嵯峨野の核心部に入ります。
常寂光寺の山門
数日前、必見の美しさといわれた常寂光寺の参道ですが、残念、山門付近はもう終わりかけ。本堂上の多宝塔周辺のモミジが残っていました。
後ろの竹林にて
このコントラストの妙よ
多宝塔をモミジでくるんでみました
色とりどりのモミジが浮かぶ池もまた楽しや
人気の常寂光寺でした。
このあたりは見学スポットが数珠つなぎになっています。
落柿舎です
江戸時代の俳人、芭蕉の門人、向井去来の遺跡です
落柿舎というぐらいですから・・・
柿の実がなっていました
お庭にはむらさきしきぶの実?がありました
今度は山沿いの二尊院へ。
参道のモミジ
もみじの下の日届かないかなあと思って10分も粘って撮ったのがこれ↓
二尊院裏の墓地に、大河内伝次郎の一家の墓がありました。
田村ファミリーの墓所です
正和さま名の卒塔婆もありました
もう1か所、山際の祇王寺、散紅葉の寺といわれていますが、ちょっと遅かったようです。
茶色の庭になってしまっていました
最後に厭離庵、穴場だと思って行ってみました。
学生のGp(地元の学生さんらしい)が入ってきてけっう混んでいました。
小さいけど風情のあるお寺です
長らくご覧いただいた京都観光はこれでお終いとなります。
嵐山から梅田に戻って、伊丹から空路帰ります。
伊丹空港って改装中で、レストンやお土産屋さんが極端に少ないのですねえ。
あやうく夕食取り損なうところでした。
<お終い>
ラジオで「紅だけでなくて七色です。」「紅葉でなくて虹葉です。」
と聞きましたが、まさに、その通りですね。虹葉はいい当て字!
by hanamura (2018-12-20 06:53)
hanamuraさん
常寂光寺の池に浮かぶ虹葉、何の気なしに記録していたのですが、意外にいい色が浮かび上がってくれました。京都の紅葉は人口の美だと思うのですが、こういうのは人手をかけてくれていいですね。
by やまびこ3 (2018-12-20 11:20)