広島路面電車の現況を探る

広島路面電車の現況を探る

1月4日

この日は暦の上では平日ですので、通勤時の増発が行われ、土日にはなかなか出番のない3000型などの旧式の電車が走ることが期待されます。
そこで、早朝から広電沿線に出かけます。・・・・が・・・・
ここは西国、6時半になっても真っ暗です。

やってきたのは、広島電鉄の中でも珍しい、安全地帯がなく、道路上から直接乗車する路面電車然とした小網町。

京都からやってきた1900型

ただいま、小網町電停で客扱い中。

宮島からの2系統電車がやってきました。

3車体連接車両の3800型電車

こういう高床車両に路面から乗車するのは大変です。なんとか、この電停にも一段高い安全地帯が欲しいところ。

さて、小網町電停の西側には天満川の専用鉄橋があります。両側には歩道の鉄橋が滅にありますが。そこを渡ってくる電車を引きで捉えました。

全低床車両の草分け、5000型

広電オリジナルの旧型車両350型

低床車両も平面電停に似合います

さて、ラッシュアワーに3000型連接車が投入されていると聞く、8系統に行ってみます。
その途中、現れたのが・・・

派手な塗装ですが・・・元神戸市電の1150型

神戸から1971年に移籍した車両ですが、最後の生き残り1両に出会うことができました。神戸の緑色の上品な塗装がいいんですねどねえ。

十日市町の電停までやってきました。横川線の分岐点です。

8系統は900型も主力の一端を担っています

もと大阪市電の900型、大阪時代と同じ塗色で活躍しています

900型も半数ぐらいに減ってしまいました。


ラッシュアワー運用の3000型が来ました。

これは西鉄福岡線からの移籍車両です

こういうのがもともとの塗装のまま走っているのが楽しいです。

立派な石畳の上をすべるように走ってゆきます

土橋電停を行く1900型

京都市電の1900型です。この電車は使いやすいのか、移籍した19両が現在まで走り続けています。1両1両京都の名所の愛称がつけられています。この1906号機は「西陣」。そのほか、「祇園」「銀閣」「あらし山」など。



中心部に戻ることにしました。

最新型の1000型

3車体連接車両で、2013年から増備が続いています。昨年5月から本形式に限りIC乗車券で中ドアからの降車を許容する信用乗車性が始まりました。ラッシュアワーには、今までも、現在も、主要電停に係員を配置して、すべてのドアから降車を可能にしていますが、1000型は終日この取り扱いを実施しています。この車両に今回も乗ることがなかったのですが、ほかの車両で観察した限り、広電でのIC乗車券の普及率は非常に高くスムーズです。
むしろ信用乗車性が必要なのは、圧倒的に乗客の多い広島駅－宮島口間の2系統でしょう。ぜひとも工夫してこの系統にも信用乗車性を採用できないものでしょうか。

「ICカード全扉降車車両」のステッカーを付けた1000型

1系統「広島駅－紙屋町－広島港」にも3000系が入っていました

ランチタイムになりましたので・・・

三越デパート地下にあなごめしのうえのの支店があります

これはうまい！

＜続きます＞

コメント 2

広電やはりいいですね！でもやはり遠い！
by Cedar (2019-01-27 01:39) 

Cedarさん
広電の紙屋町当たり次々に電車がやってきて、（知らないけど）最盛期の都電銀座通りはこんな感じだったのではないかと思わせてくれます。それだけに、料金収受や駆け込み乗車で運行がスムーズでないのは残念です。安全地帯ももう少し幅広ければいいのですが。
by やまびこ３ (2019-01-28 07:52)