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急行「津軽」 [はつかり(鉄系)]

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急行「津軽」
5月17日~18日 奥羽本線撮影記




5月の中旬、湯沢―弘前間で急行「津軽」がリバイバル運行されました。
私なんぞは、「津軽」というと10系寝台車と43系、を連ねた印象が強いのですが、それでも12系に置き換えられた後にも秋田へ登山などで乗車した記憶もあります。

今回はその12系により、一部区間ではありますが、秋田支社も粋なことをしてくれる。というわけで、ED75が牽引する12系というと、昭和の東北の夏の定番臨時列車をほうふつとさせるわけで、行ってまいりました。

7月17日

前夜弘前に到着していたやまびこは、陣馬の超定番撮影地にやってまいりました。早朝の移動でしたので、まだ場所には余裕がありそうですが、このポイントもかなり樹木が伸びて一番いい角度はもはや取りにくくなってしまったようです。
しかしやまびこの狙ったのは、定番ポイントの下、上り線の線路際まで降りたところから、水田越しに高架橋が見えるのですが・・・・行ってみますと・・・・あれ~!
すでにこの田んぼは耕作してないようです。むむむ!

上に登るかとも考えましたが、この場所もアップでねらえば悪くない。すいてる(っていうか、誰もいないし)のでポイントも選び放題というわけで、ここで1カット撮影します。


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特急「つがる」を1カット



新緑に白いボディが映えてなかなかいい、とここで撮影することに決めました。

2時間近くたって・・・(秋田地区で地震があったらしく10分ほど遅れてきました。)
トンネル出口の木々がざわめいたあと、2つ目玉が見えてきました。


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急行「津軽」参上!



いや~、かっけ~な!
下からでも電柱や樹木をカットできる構図が撮れるので悪くなかったです。
長走りの風穴で涼んで

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なんとこの日すでに27℃



ドライブインでランチを取りながら折り返しの上りを撮る場所を考えます。
この時期。水田に水を導いて、田植え直前の田んぼが多く、水かがみを期待していました。来る途中観察しましたが、弘前以南には側道のない水田というのがほとんどなくて考えてしまいました。
石川―大鰐温泉間のリンゴ畑と水田の混じったところなら水田がだめでもなんとかなるかと思い、大鰐経由、弘南鉄道で鯖石に向かいました。


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大鰐線で鯖石にトウチャコ



山沿いに行くとかろうじて水を張った水田がありましたが、風が収まらない、ほんの少し残っているリンゴの花を入れて俯瞰とするか、悩みましたが、水かがみを選択。


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急行「津軽」が走る!



きれいな水かがみにはなりませんでしたが、小柄なナナゴーの特徴がよくわかるのではないかと納得します。


さらに、この日は秋田発の「カシオペア」が運行されるというラッキーな一日。こいつは結構花が残っていた唐牛(かろうじ)の俯瞰で撮ることにしていました。


路線バスで唐牛に向かいます。

夕方になってぼんやりした薄曇りになってきてしまいました。このポイント3人ほどのファンが集まっていました。

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来た~!と思ったのはEF510の貨物列車でした


陽が完全に陰ってしまいましたが・・・


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「カシオペア紀行」が北上します



1日目はこれで大満足


弘前に戻って、居酒屋で郷土料理をいただきます。

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長いもの酢漬け



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チーズ入りの貝焼き



そのほか、大量にいただきました。地酒ももちろん。



5月19日

この日も快晴、早朝から岩木山の姿が見えていました。この時期、五能線の水田風景もいいのです。そこで、五能線の始発列車に乗って五所川原との間の水田地帯に向かいます。


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五能線の始発列車はタラコ色の3両



このような理想的な列車を記録したいもんだと思いながら乗り込みます。
発車すると車窓には

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美しい姿を見せる岩木山



川部で方向転換して五能線に入ります。リンゴ園の間を抜けて、林崎を過ぎると水田が広がってきます。板柳で下車。30分ほど前方に進むと広い田んぼに水が張られたところを発見。
よ~し、ここで撮ってやろう。

カメラを構えていると軽でやってきた出勤前のお姉さんが、
「水が入るの待ってたんだ」
と一緒に撮影会となりました。

そこへやってきた弘前行き始発の4両編成


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きれいな水鏡となりました



4両だとちょっと長すぎてお山が小さくなってしまいますね。ならば2両編成、3両編成の列車でと思いますが、段々風が出てきて澄んだ水面が狭くなってきてしまいました。


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五能線色のキハ48 2両編成が来ました



子供たちは連れのお父さんなども写真を撮りに来て、「昨日水を入れているのを見てきたんだが、明日にはまた水位が変わってしまう。」といってました。
先ほど乗ってきたタラコ色3両編成は鯵ヶ沢で折り返してきますが、9時ちょっと前になってしまいます。




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残念、だいぶさざ波が立つようになってしまいました



こうしてみると、乗車してきて列車の通過時に撮影できなかったのが心残りですが、これは致し方ないですね。町中まで引き返して弘南バスで弘前にリターンです。
ホテルを引き払って、2日目の「津軽」撮影に向かいます。


やってきたのは昨日の夕方と同じ唐牛(かろうじ)の丘の上。
そこで、下ってくる「津軽」を迎えました。


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白いリンゴの花がまだかなり残ってますね



さて、復路までの時間を利用して、大鰐の「さつきまつり」をちょこっと見に行ってみたいと思います。大鰐市街に戻って、まずは名物の「もやしラーメン」で腹ごしらえ。


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もやしたっぷりでございます



温泉街南側の茶臼山公園の高台で、つつじ祭りが開催されています。

まだ少し早いという話も合ったのですが・・・・

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きれいに咲いています



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頂上付近からは岩木山の姿も見えます



麓を走る奥羽本線の姿が見えないかと通過時間を調べて、場所を探しましたが


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全然だめです



茶臼山はほどほどにして、最後の復路を狙います。
この日も岩木山がよく見えているので、岩木山バックの場所に行ってみます。

向かったのは石川-弘前間の水田地帯。
もう少し遅い時間なら夕日に浮かぶ岩木山が見えるのですが、まだまだ日が高く、ほぼ完全に逆光の条件になってしまいますが、岩木山バックを優先。


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かっこのいい岩木山をバックに走る「津軽」



岩木山がバックのこれはこれでいい記録になったのではないかと思います。


夏休み期間にも「津軽」が運行されることが発表されました。
さてさてどうなりますでしょうか。


<お終い>




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