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2019/12台湾再び(その2) [やまびこ(旅日記)]

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2019/12台湾再び(その2)



12月27日 南廻り線撮影記

この日、南廻り線の太平洋に沿った一帯で撮影する計画としました。
この1日は単独行動となります。

さて、向かったのは、太麻里-金崙間の海岸に近い果樹園の中を走る風景。
台東からバスで行くようなところですが、バスターミナルまで遠いので、自強号で太麻里へ。太麻里からバスで向かうこととしました。

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太麻里駅


前年は姿を見かけなかったタクシーが2台ほど待機していました。
タクシーで行こうかとちょこっと思いましたが、まあ、さほど急ぐわけでもないので、バスで・・・町の入り口まで下って大王国中学校前のバス停から件の花蓮客運に乗る予定でした。・・・が、先にやってきたのは高雄までの國光客運の長距離バス。高雄まで行く長距離バスですが、路線図ではこれから向かう予定の香蘭バス停にも止まることになっていましたので、なんとなく乗り込んでしまいます。(・・・が、これが失敗)

運転手 「どこまでいくの」
やまびこ「香蘭・・コーリャン(かな?)」
運転手 「OKOK!」

バス停3つ目ぐらいのはずだったんですが、降りようとブザーを押して、前に行くと

運転手 「まだまだ」
やまびこ「・・・」

ありゃりゃ、海沿いの断崖絶壁を走って、金崙駅まで来てしまいましたよ。ここで降りようとすると・・・
運転手 「まだまだ、もうすこし」

とおろしてくれません。・・・そして連れてこられたところは・・・

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多良(・・Daoliang・・)


げへへ、ここは・・・

かって金崙-瀧渓間にあったものの、その後過疎化で廃止になった多良駅の跡のところではないですか。近年、形式の良いトレインスポッティングポイントとして、台湾内の観光客にも人気のスポットで、線路の上に展望台まで作られていると聞きます。
道路沿いにもマイカーや観光バスが次々にやってきては、ぞろぞろを坂道を上ってゆきます。
しかしやまびこはゆっくりしておられません。遠からず、上下の莒光号がやってきてしまいますので香蘭まで戻らなくてはいけません。
バス停で待っていると、再び國光客運の台東行きバスがやってきました。さて、今度は間違いのないようにスマホの地名を拡大してバスの運転手に見せます。

運転手「シャンランね!OK」
やまびこ「(シャン・・・・)ムムム???」

なんて間違いをしていたんでしょう。

運転手とほかの乗客が話しながら笑っています。
「香蘭に行く日本人珍しいなあ」とか?

で30分ほど遅れましたが、無事、香蘭のバス停に到着しました。

この間通過する列車はなかったので実害はありませんでしたのが救いです。撮影ポイントはバス停南数百メートルの国道のこ線橋。海岸沿いを走っていた国道が線路をオーバークロスして、また数百メートル先で海岸沿いに出ます。

さて、なんとか撮影地のこ線橋に着きました。


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自強643列車



架線柱の建植が進んでいますが、今のところそれほど目立ちません。それより海岸の上を行く国道がものすごく立派になっていて、以前見た写真と全然違ってしまってます。変わらないのは、このあたりの釈迦頭の果樹園の景色。
それは仕方ないので撮影を続けましょう。反対側に回って、南行列車を待ちます。


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ヤシの海岸を見ながら走る自強372列車



かなり明るくなってきました。

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ディーゼル機関車が牽引する莒光号704列車



再び北側に戻りまして何本か撮影しましょう。


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莒光号751列車



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自強号371列車
迫力ある構図で撮れました



さて、本日のメインイベントです。


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普快車3671レ


3両編成のうち、前2両が日本製の車両、最後尾がインド製の車両で、この車両は自動ドアを装備しています。日本製の車両はスハ44に似たタイプで小さい窓がずらりと並び、車内はロマンスシートが固定されています。一時運用を離れていたらしいのですが、秋から再度運用に入り始めたようです。数年前にこの列車に乗車したときも、同じ編成でした。


これにて香蘭での撮影は終了。
香蘭ランチでもと思いましたが、google mapで唯一出てきたラーメン屋はお休みでした。
かなり待って県東客運で太麻里の市街地へ。
ここで、牛肉麺をいただきます。


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小燕厨房の牛肉麺
おいしくいただきました



さて午後の部の撮影は、太麻里の北側の海岸に向かいます。
再び県東客運で北へ。太麻里から3つ目の新吉村バス停で下車。太麻里399Kという展望台があるポイントの周辺です。少し北側の、高架橋の淵から下を覗きます。


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断崖の下を行く自強号



今度は399K展望台の柵のところから


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莒光号710列車が美しいビーチを背景に行く



少し、太麻里寄りに戻りまして、代天宮という寺院の前あたりから


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莒光号758列車



ここも結構いいポイントのようです。電化されても魅力十分だと思います。
最後に399Kポイントに戻りまして、普快車の戻りを待ちます。


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青い海に青い客車


日の長い時期に見てみたいですが、この客車はいつまで走ってくれるのでしょうか。電化完成までという話もありますが、台湾人にも人気の列車で、動態保存的な意味合いもあるようです。

これにて、撮影旅行はお終い。

台東市内でパートナーと落合いまして、夕食。日式のとんかつやでとんかつをいただきましてその後、屋台街を覗いてみます。

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にぎわう屋台街



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釈迦頭売りの店



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台湾名物の臭い豆腐



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強烈な臭いで食べたことがありません



台東の夜は更けてゆきます。

<続きます>











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コメント 2

サットン

台湾でローカル路線バスの旅ですか!? 私など国内でも知らない土地でのバス利用は怖くて二の足を踏んでしまいます。どこに連れて行かれるのか不安で・・・・。
by サットン (2020-02-13 17:58) 

やまびこ3

サットンさん
台湾でも、中国でも、どの停留所に停車するかはおおむねバス停に表示してあります。台湾には悠々カードもありますので、乗ってしまえばなんとかなります。世界中で一番情報提供が少ないのは日本ではないかと思いますよ。
by やまびこ3 (2020-02-13 20:43) 

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