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懐かしの海外鉄道旅行2.6 (ヨーロッパ鉄道旅行6) [おおぞら(海外鉄)]

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懐かしの海外鉄道旅行2.6
(1987ヨーロッパ鉄道旅行・ベルナーオーバーランド~ユングフラウへ)



6日目(その1)

 本日、念願の登山鉄道に乗って、ヨーロッパ最高所の鉄道駅、ユングフラウヨッホに行きます。
登山鉄道はユーレールパスでは乗車できず、料金もものすごく高いので、スイス全国で有効となる
ハーフプライスカード1週間(2週間だったかも)を確か1人5千円くらいでまず購入。これで当時1万5千円ぐらいしたユングフラウヨッホまでの、ベルナーオーバーランドバーン(BOB)、ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)とユングフラウバーン(YB)の往復が半額になりました。
このあと。別の路線でも使う予定の部分があるので、元は取れたはず。

インターラーケン・オスト駅から4両編成の緑のきれいなBOBの電車に乗車。

ユングフランまではベルナーオーバーランド鉄道(BOB)、ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)、ユングフラウ鉄道(YB)の3社の民鉄を乗り継いてゆくのですが、途中のクライネシャイディックまでは山岳リゾートとして有名なグリンデルワルトを経由する東回りと、ラウターブルンネンを経由する西回りがあり、往復切符ではどちらを経由しても大丈夫ということでしたので、すいていそうな早朝のうちにグリンデルワルド経由で山頂を目指します。
BOBもかなりの区間、ラックレールで急坂を上ってゆきます。


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アルプの中を行く登山電車


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グリンデルワルトで、緑のWABに乗り換え



リゾート地に寄るわけではないので、すぐに乗り換えると地形の関係で一度谷間に降りてグルット駅でスイッチバックして向きを変え、再び高度を上げてゆきます。


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シャレーの点在する緑の中を行きます



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上の方が雲の中ですがアイガー北壁の裾に沿う形で高度を上げてゆきます



アイガーの尾根の鞍部にあるクライネシャイディックで西回りの路線と再会。ここで、JBの電車に乗り換えてユングフラウを目指します。


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JBのかわいい電車



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後ろに見えているのがアイガーの北壁



クライネシャイディックを出て1駅だけ地上を走ります。JBはアイガーからユングフラウの岩をくりぬいて迂回しながら高度を上げてゆく、ルートをとっておりほとんどがトンネルになっています。


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振り返ると続行運転の電車が続々と上ってきます


アイガーグレッチャー駅からトンネルに入って、アイガーの山中をぐるりと回って、アイスメーア駅で小休止。ここはアイガーの東壁に顔を出することで、ホームに作られたガラス窓から東側のフィッシャー氷河を見下ろすことができます。


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アイスメーア駅で小休止



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氷河をちょこっと見ました



電車に戻って最終コース、ベルナーオーバーランド三山といわれるアイガー、メンヒ、ユングフラウの尾根の下をたどって、1駅でユングフラウヨッホ終点に到着します。

実際は頂上というわけではなく、メンヒとユングフラウの鞍部に出た形になるようです。ここまで来ると全くの雪山。氷の回廊などを抜けて外に出ると、さっきまでの雲が切れて、まぶしい日差しが・・・
山の名前がわかりませんが


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ユングフラウフェルン氷河



このあたり、露出をかなりミスってしまってます。


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再びユングフラウヨッホ地下駅に戻りました



帰路はアイガーグレッチャーで途中下車して、一駅間だけハイキングしてみました。


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どうやらこの木造電車に乗車したようです



このあたりまで来ると三山がすっきり見えてきました。


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ユングフラウの岩山



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左の美しい姿はメンヒ



一駅だけ2キロほどの歩きですが、きれいな花があちこちに咲いていました。


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花の名前がわかればもっと面白いのでしょうけど。残念なことです。


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眼下に見えるクライネシャイデック駅



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駅を出て上ってくるJBの電車



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こんな急坂を登る区間もあるのです



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ず~っと下の方にWABの電車も見えました



ヴェンゲルンアルプ駅に近づくと山々がすっきり見えてきました。この日のハイライトですね。


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シルトホルンをバックに山を下る


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アイガーもすっきり見えてきました




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さっきの木造電車も止まっていますね



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木造の電車ではなく機関車牽引の列車だったのですね



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緑の中を上ってゆきました



このあともう一つのお楽しみがあります。


<続きます>




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コメント 4

四辻の狸

やまびこ3様
懐かしい写真を沢山拝見させて戴き、お陰で種々と思い出しました。・・此の日は、先ず、インターラーケン・ウェストを出発、クライネシャイデックでは街を暫く散策し、和食のレストランで昼食を取り、展望台で、アイガー北壁をバックにカメラに収まり、ユングフラウ・ヨッホ地下駅では一寸下車し、外の雪景色に見とれ、終点のユングフラウでは氷の宮殿に遊び、エレベーターで上がって屋外に出てトップ・オブ・ヨーロッパの雪の中、寒さも忘れて暫く散策致しました。翌日はオストから遊覧船で湖をブリエンツ͡まで行き、馬で昔の水力製材所や農家を見学しました。・・

by 四辻の狸 (2020-05-31 15:18) 

TaekoLovesParis

ユングフラウヨッホへの山岳列車に乗って、アイガー北壁を見るという旅に行く約束をしていた友達が亡くなって、、この写真を見たら、やっぱり行きたいので、5年以内に、誰か探して実現します。
by TaekoLovesParis (2020-06-01 11:15) 

やまびこ3

四辻の狸さん
朝は雲が多かったのですが、幸いにしててっぺんでは青空を拝むことができました。本来もっとゆったりした日程で行くこところですが、ヨーロッパ初心者でしたので、欲張ってしまいました。

by やまびこ3 (2020-06-01 22:10) 

やまびこ3

TaekoLovesParisさん
こんにちは。アイガーと黄色い花畑の写真は今でも宝物です。
いつかゆったり行ってみたいと思いつつ果たせていませんが、ヨーロッパ解禁になったらスイスにも行ってみたいです。
by やまびこ3 (2020-06-01 22:12) 

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