懐かしのイベリア半島訪問(その1・90年アムス→マドリ→リスボンへ) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしのイベリア半島訪問(その1・90年アムス→マドリ→リスボンへ)
90年 この年、GWを利用してスペイン、ポルトガルの旅行を企てました。
イベリア半島への直行便はなかったため、KLMオランダ航空でアムステルダムへ。ここで1泊して
マドリッドに向かいます。というわけで鉄道の記録を中心にして、旅の記録をご紹介。と申しましても、スペインって鉄道施設撮影禁止(多分今でも正式には)で、駅でなどでも撮影には十分な配慮が必要な状況でしたので、観光中心になります。
成田からKLMでアムスへ。まずはアムステルダム。空港で紹介された中央駅近くのホテルで1泊。
アムステルダムといえば運河と路面電車の町。駅前で少しだけ路面電車を見てみます。
アムステルダム中央駅
東京駅のモデルとか言われていますが、中央部分の三角屋根は似ています。でも今の東京駅のルネッサンス風の南北ウィングの方がずっと立派。ホームなどの施設はアムスも結構広いですが。
決定的に違うのは駅前にトラムのたーむなるがあり、方向別のプラットフォームが4線づつ左右に広がっていて、市内のどこへでもすぐに向かえそうなこと。
駅西側のターミナル
翌朝
中央駅から空港に向かいます。
オランダ国鉄のドッグノーズの次世代版?
オランダの485系とも言うべきIC電車
フランスの緑の台地からスペインの赤い台地に入って、マドリッド空港に到着。バスで市内に向かいまして、国鉄のチャマルティン駅に向かいます。
この日の夜行列車でリスボンに向かい、最初にポルトガルを観光しちゃおうという強行スケジュールを考えていました。都合よく、リスボン行き夜行列車の1等寝台車の寝台券を入手することができました。
短い滞在を利用して、マドリッド市内の観光名所をひとなめ。
まずはプラド美術館へ
当時はゲルニカはここにありました
フランシスコ・デ・ゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」を見たかったのですが、「裸のマハ」は英国に貸し出し中で、見ることができませんでした。これは20年後に見ることができました。
続いて、18世紀つに作られたアルカラ門
王宮を観光
日暮れ時のマドリッドは美しいです。
グランビアの夕暮れ
TIO-PEPEはシェリー酒のブランドですね
マユール広場にやってきました
マドリッドの夜は楽しかったです。
チャマルティンからリスボン行きのルシタニア号に乗車。寝台は上段2段1室のタイプで、せまっ苦しい。これで1等料金取るのかなあ。
当時はシェンゲン協定なんかなかったので国境でパスコントロールが行われていたのですが、寝台車では車掌が代行してくれると物の本には記載されていたのですが、スペイン-ポルトガル国境ではこのサービスは行われれていませんでした。
で翌朝
ポルトガルに入っても景色は変わりません
ポルトガルの線路を行く
スペインの国鉄のゲージは1,663㎜の広軌。ポルトガルの鉄道は4mm広い1,664mmといわれ、列車はそのまま直通していたというから驚いていたのですが、実際は測り方の違いみたいですね。
9時前、リスボンのサンタ・アポローニャ駅に到着。
この時代はタルゴではなく普通の客車でした
フランスっぽい機関車でした
サンタ・アポローニャ駅
荷物を担いで、街中のドン・ペードル広場沿いのホテルを探してチェックインしました。
<続きます>
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