懐かしのイベリア半島訪問(その6・90年マドリッド近郊の町をめぐる) [おおぞら(海外鉄)]
懐かしのイベリア半島訪問(その6・90年マドリッド近郊の町をめぐる)
マドリッド再びの滞在
マドリッドに夜行列車で戻ったやまびこパーティ。市内のホテルに宿を決めて、郊外の観光地を巡ります。
まず、かって首都として栄えたトレド。エル・グレコの愛した町といわれています。
マドリッドの南部、アトーチャ駅から近郊電車のような車両に乗って1時間ほど。(なぜか、その後、アトーチャ駅からの高速新線にAVANTの走る路線になって、今は30分ほどで行けるようです。)
トレド駅に到着
豪奢な駅舎でした
トレド駅から旧市街まで歩いて行ってみます。
10分ほどで旧市街地の入り口、アルカンタラ橋を渡って、丘の町、トレドの旧市街地に入ってゆきます。北側のビサグラ門から市街地にはいりました。
アルカサール
レ・コンキスタのころからの城塞
現在でも軍の施設として使われていて、カメラを向けていたら、兵隊がダメダメというふりをしましたので、以後自重しておきます。とはいうものの、中には見どころもあるので、一部が公開されていて、そこにも行ってみました。
大聖堂を見物します
石畳の細い道をたどって、エル・グレコの大作のあるサント・トメ教会に向かいます。
サント・トメ教会の中庭にて
エル・グレコの絵画をコレクションしたエル・グレコ美術館もあります。
どこかで、塔に登ったようです。
茶色い街っていう感じです。
帰路、離宮のあったアランフェスに寄り道。
フェリペ2世が作らせた王宮です
庭園の樹木が面白い
アランフェス協奏曲の華麗さが思われます。
<マドリッド泊>
<そんでもって翌日>
この日は、マドリッドの北にあるセゴビアに向かいました。
こんな乾いた大地を走ってゆきます
セゴビア駅に到着!
市街地に向かいますと、ローマ時代の水道橋がみえてきます。
石造りの水道橋
大きさがわからないので、紙のアルバムから1カット
全長700mを越えています
スペインといったら、ローマの辺境地域ですよね。こんなところにもこれだけの水道橋を作ってしまったローマの経済力というか、統治力ってすごいです。この町も旧市街地は丘の上にあるので、上ってまいります。
城壁で囲まれた旧市街の西の端に、城が残されています。11世紀に作られたもので、本家ディズニーランドの白雪姫の城は、この城をモデルにしたそうです。
アルカサール
城に登りますと、町を取り囲むはげ山が見渡せます。
町はずれのパラル修道院
街道沿いの教会
スペイン中央部の乾いた大地で、昔の旅人は、こんな景色の中でに点在する町を見つけてほっとすることを繰り返したんですね~。
アルカサールに別れを告げて
駅に戻ってきました
駅には何編成かの列車が待機していましたが、どのタイプの列車に乗車したのか、まるで覚えていません。
これは最近のボンバルディアの車両に似てますね
マドリッドに戻って、夜行列車でアンダルシアに向かいます。
クシェットは1泊2000円ほどでしたので、お気軽に利用できますね
<続きます>
マドリ、セゴビア、トレド、はレンタカーを運転して行ったので、駅舎がこんなに立派だとは、知らなくて、、もったいなかったです。南のセビリアへはマドリ、アトーチャ駅から超特急Aveで行ったので、車窓からの乾いた大地、懐かしいです。いつまでもこの景色が続くので距離を感じました。「セビリアの理髪師」は、北のセゴビアでなく、南のセビリア。セルビアは旧ユーゴの国。セゴビア、セビリア、セルビア、似てて、ややこしいですよね。
by TaekoLovesParis (2020-08-12 22:32)