誇りを失わないということ 『太平洋の奇跡 ~フォックスと呼ばれた男』 (★★★★★) [あおば(映画)]
竹野内豊主演ですから、ぜひ見なくては。
あの『硫黄島』の半年前、サイパン島の攻防を民間人とともにジャングルに立てこもる陸軍守備隊の大場大尉を描いたもの。
サイパン島を放棄したこともよく知らされないまま、ジャングルの中で絶望的な抗戦を続ける大場隊。
彼らは何のために戦いを続けられたのか。
国のため、さらには民間人を守るためか?
終戦後も投降しない部隊に、本部からの命令が届けられようやく戦いは終わりを迎える。
最後の行軍、米軍の前に堂々と歩み出る彼らの潔さと誇り高さ。
単純にそんな彼らに感動してしまうのです。
それにしても、だ。
彼らを戦地に送り込んだ戦略なき国の悲劇。
1970年~80年に至っても、完全な撤兵すら成し遂げられなかった政府を持つ国民の悲しさ。
為政者がどちらを向いて祭りごとを行うか?
どちらを向いて政を行うか?向きが定まらないところに戦略はない。
いまもそれは変わっていない。
あの『硫黄島』の半年前、サイパン島の攻防を民間人とともにジャングルに立てこもる陸軍守備隊の大場大尉を描いたもの。
サイパン島を放棄したこともよく知らされないまま、ジャングルの中で絶望的な抗戦を続ける大場隊。
彼らは何のために戦いを続けられたのか。
国のため、さらには民間人を守るためか?
終戦後も投降しない部隊に、本部からの命令が届けられようやく戦いは終わりを迎える。
最後の行軍、米軍の前に堂々と歩み出る彼らの潔さと誇り高さ。
単純にそんな彼らに感動してしまうのです。
それにしても、だ。
彼らを戦地に送り込んだ戦略なき国の悲劇。
1970年~80年に至っても、完全な撤兵すら成し遂げられなかった政府を持つ国民の悲しさ。
為政者がどちらを向いて祭りごとを行うか?
どちらを向いて政を行うか?向きが定まらないところに戦略はない。
いまもそれは変わっていない。