雑感 「クルーズトレイン ななつぼし」 だって [はつかり(鉄系)]
雑感 「クルーズトレイン ななつぼし」 だって
JR九州からついにクルーズトレイン「ななつぼし」の公式プレスリリースがありました。
実際に走りだすのは1年後の秋ということですが、添えられたイラストを見ますと・・・・
「ありゃ、前に公開されていた水戸岡さんのイラストとは全然違うぞ!」
上の写真は、やまびこが乗ったことのある数少ない豪華列車といえる「カナディアン号」の展望車ですが、水戸岡さんのイラストにあった展望スペースは、このカナディアン号を彷彿とさせるものだったように思いますが、かなり現実的というか、作りやすいデザインになった印象です。
まあ、本家のオリエンタルエクスプレスやイースタン・オリエンタル・エクスプレス、もちろんロボス・トレインには乗ったことがありませんから、格が違うと言われてしまえばそれまで、本当の豪華列車は外観じゃないんだよ、と言われちゃいますかね。
同時に専用機関車のデザインも乗っていまして、これはなんとDF200そっくり。6軸の箱形車体に巨大なルーバーはDF200に見えます。よく見るとおでこのヘッドライトが3灯になっていたり、多少の違いはあるようですが、機関車まで新製するとはJR九州も力が入っています。てっきりDE10でお茶を濁すものと思っていました。しかし、軸重16トンのDF200が久大線や豊肥線、日豊線の南の方に入れるものでしょうかね。
最後尾になると思わしきDXスイート車ですが、こいつに3つ目のヘッドライトが付いているのが気になっています。もしかするとここに簡易運転台を設けて、機関車付け替えをせずにプッシュ運転でもするつもりか知らん?(まさかね!)
さて、運行コースですが、今回発表されたのは、
①博多-湯布院-(車中泊)-宮崎-隼人(温泉宿宿泊)-鹿児島-(車中泊・肥薩線)-熊本-阿蘇-大分-(久大線)-博多 の3泊4日コースと
②博多-長崎(観光)-(車中泊)-阿蘇-大分-(久大線)-博多の1泊2日コースの2つ。
これを1週間に各1運行ずつ走らせ、料金は3泊4日で最高55万円というからかなりの高額です。
東アジアの富裕層がターゲットなのだとは思うのですが、私たちにはおいそれと手が出ない値段です。
鉄道ファンとして、ちょっと残念なのは、せっかくの肥薩線矢岳越えが夜間であるというところ。
ルート案内図ではなぜか、鹿児島から川内まで往復することになっていますが、これじゃあ、なんだか肥薩おえんじ鉄道に意地悪しているみたいですよ。
できれば、薩摩おれんじ鉄道で東シナ海の夕焼けを見るようなコースも将来開発してもらいたいもの。
長崎コースは大観光地長崎を巡るコースとはいえ、鳥栖-長崎間の長距離を単純往復することになってしまい、ちょっともったいない。
鉄道ファン向け掲示板などでは、デザインやカラーリングに批判的な意見があふれているようですが、まずはJR九州がこのような企画を実現してくれることが素晴らしいです。
いまから1年後が楽しみです。