最後の利根川橋梁撮影記 [はつかり(鉄系)]
最後の利根川橋梁撮影記
2013.3.2 常磐線貨物列車と特急列車
伊東線で583系を撮影した土曜日。
まだまだ時間があるので、一気に東京を突き抜けて常磐線は取手までやってきました。
伊豆多賀から取手まで153.8Km、乗車券は2,520円。この距離だとあれを使ったほうが得ですね!
青春18きっぷを手にしてしまいました。
伊豆多賀から1時間半、上野から勝田行きに飛び乗ります。
ところが、常磐線、強風の影響でダイヤボロボロ。この12時41分発の電車も実は30分前の電車が30分遅れたものでした。すれ違う上りの特急もほぼ30分遅れているようです。
それでも走り出してしまえば順調?かと思いきや金町を出た江戸川橋梁の上は最徐行での通過、松戸まで徐行が続きました。さらに天王台-取手間の目的地の橋梁も最徐行での通過となり、さらに30分遅れがかさんでしまいます。(まあ、目的の上りの貨物、特急も遅れているだろうからあせらないあせらない。)
天王台-取手間の利根川橋梁ですが、基本的には大正時代に架橋された橋梁を使っているのですが、さすがに老朽化は隠せず、現在架け替え工事が行われています。緩行線(千代田線)の新しい鉄橋との間がちょうど複線分の幅開いており、そのスペースに新橋梁が建設されています。すでに橋自体の工事はほとんど終わっていまして、千代田線より一回り太い鉄骨で作られたトラスが立ち上がっています。
鉄道橋と並行して走る国道6号線の大利根橋のたもとまで、取手駅北口から徒歩5分ほど。
橋は1Kmほどあるでしょうか。猛烈な風で歩くのも容易ではありません。
遅々として進まないうちに、特急列車が行ってしまいました。
20分もかかって対岸に渡りまして、天王台側の堤防にたどり着きました。
天気は良いのですが、何しろ風が強く、同業者は2人だけ。
近づいてみると古いほうの橋梁はずいぶんくたびれていて、不当沈下も起こっているのか、ずいぶん波打っています。天王台寄りの築堤遺体も沈下してしまったのか橋の途中まで少し上りこう配ができています。
第1目標の安中貨物5388列車
かなり遅れてきましたが、全体に30分ほどシフトしている感じで順番通り流れているようです。
E653系電車の「フレッシュひたち36号」
安中貨物が行ってしまうと先客の同業者は帰ってしまいましたので、線路際に移動して、架線柱をかわせる場所で撮影します。が、風邪が・・・いやいや風が強く三脚も使えない状況になってきました。
やむなく強風の中手持ちでかまえましょう。
新型E657系電車の「フレッシュひたち40号」
次がお目当ての651系の運用なのですが、これがなかなか来ません。
寒くて寒くて体が冷え切ったころ・・・
651系「スーパーひたち42号」は50分遅れ
ちょうど「上野行」のサインが出た時のシャッターとなりました
なぜか、この旧橋梁は線路の延長線から北側にシフトしているので、天王台側からもS字カーブを上ってきます。
夕日を浴びて「フレッシュひたち33号」
日も西に傾いてきたころ、今日は引き上げることにしました。