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オーストリア旅行記(その12 ウィーンを離れて・・・クラーゲンフルト) [やまびこ(旅日記)]

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オーストリア旅行記(その12 ウィーンを離れて・・・クラーゲンフルト)



6月5日

今日はウィーンを離れて、南オーストリアの古都グラーツに移動します。
その途中寄り道して、クラーゲンフルト半日観光を企てました。


今日は今回は鉄分はありません。


Meidling(830)-[OIC531 Sonnenstadt lienz]-(1221)Klagenfurt


Semmeringまでは、3回目の道、山脈の北側は曇り空でした。
Semmeringのトンネルを抜けるとのびやかな草原を緩やかに下ってゆきます。
このあたりもなかなか絵になりそうな風景ではあります。

Murzzuschlagは南側の峠越えの基地。補機を従えた貨物列車が待機しています。
ここには、セメリンク鉄道の歴史をたたえる”Sudbahn Museum”という鉄道博物館がありまして、歴史的な機関車や機関庫が保存されていました。残念ながら今回は通過するのみです。

次のBluck an der Murでグラーツに向かう幹線から分かれて、ややローカル色の濃い亜幹線に入ります。
音楽祭で有名なフィラッハを経て、イタリアに向かう路線です。
Untzmarkt駅では、ナローのMurtalbahnがでています。


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762㎜ゲージのムルタバーンの小さな車両が見えました


ここからちょっとした山越えとなり、緩やかに上ってゆきます。

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明るい峠道で、天気も良くなってきたのでご機嫌です。
昨日こちらに来ればよかったかも。


クラーゲンフルトが近づいてくると奇岩城のようなホーホオスタービッツ城が見えてきました。

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一山丸々お城です



12:25定刻クラーゲンフルトに到着。
コインロッカーに荷物を預けて、駅構内のレストランで昼食後、市内観光に向かいます。
が、ここで、ガイドブック、地図一切預けてしまったことが判明。

うろ覚えの頭の中を頼りに旧市街を目指します。

聖エギート市区教会内部を見学後、教会の塔に登ってみました。
ガイドが入り口に常駐して階段上ってを案内してくれますが、その間は入り口はクローズ。
どうやら階段が狭くてすれ違えないので、一度に登る人数を制限している感じ。5分ほど登ったところの頂上で、入場料を徴収されますが、このガイドさん1日何回上るのだろうかと心配してしまいます。(1サイクル20分とし1日20回以上?)
上からの眺めは素晴らしい。

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続いて、バロック風の州庁舎へ

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このなかに近代的な州議会議場もあり、そこにも入れてもらうことができました。

ぶらぶらと街歩きをしながら駅に戻ります。

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市の中心のアルター広場
ヨーロッパの夏はこういうテラスでビールを飲まなくてはいけません


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マリア・テレジア像がにらみを利かせる



駅に戻って、グラーツに向かいますが、駅の中に新線の建設工事のデモンストレーションがありました。
ヨーロッパでは市民に公共事業の進捗を公開するためよくこういう展示があります。

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グラーツ-クラーゲンフルト間に高速新線を建設していました!


現在は今2都市間を直行する鉄道路線はなく、Bluck a.d.Mur経由で2時間半。直行のバスでも2時間ほどかかるのですが、高速新線ができれば4,50分で結ばれそうです。


Klagenfurt(1539)-[RJ632]-(1732)Leoben
Leoben(1750)-[OIC519]-(1837)Graz

OIC519は分岐駅であるBluck a.d. Murに入らず駅付近の三角線を通過してゆきます。
夕刻のGrazに到着。駅前ホテルにチェックイン後、駅周辺で夕食としました。

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ジャガイモてんこ盛り


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どこまで行ってもシュニッツェル



(続きます)
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