オーストリア旅行記(その18 ブダペスト観光最終日編) [やまびこ(旅日記)]
オーストリア旅行記(その18 ブダペスト観光最終日編)
6月8日
早朝起床してしまったやまびこは部屋の窓から明けてゆく王宮を眺めていました。
青味がかったそらが、赤みを帯びてきて川の色もオレンジに染まってゆきます。
この場所に泊まってよかったと思ったものです。
午前中、近くの聖イシュトバーン大聖堂に行ってみます。
くさり橋に正対する大聖堂
20世紀初頭に完成した聖堂ですが、巨大さ、内部の端正な美しさは特筆すべきものかもしれません。
正面のドーム
裏手に聖イシュトバーンの右手(のミイラ)が安置されています。
小さな厨子に入れられた右手。観光客が小銭を払うと照明が点灯して観察させてくれるようになっています。
残念ながら、あまり気持ちのいいものではありません。
再び王宮へ
ドナウ川はさらに増水し、対岸の王宮下も通行止めになっています
ハプスブルグ家と関係の深いマーチャーシュ教会を見学
買い物や地下鉄博物館見物後、東駅に行ったりして時間はあっという間に過ぎてゆきます。
夕食はオクタゴンのカフェで
牛肉の煮込み
ハンガリー風のステーキ
週末のせいか、店は混み合っています。
バブル期の東京のような景気の良さが感じられます。(大げさか!)
最後に再び王宮に登ってみました。
暮れゆく丘を見やるカップル
丘の上の古い町並み
ヨーロッパの美しい夕暮れ
夜のたたずまいも美しいマーチャーシュ教会
夕方以降、漁夫の砦は無料で入ることができました。
ライトアップされた国会議事堂
こちらは聖イシュトバーン教会方面
でも何か変?
右端のほうにライトアップされているはずのくさり橋があるのですが、明かりがついていません?!
待てばつくかと思いましたが・・・・
見に来た団体旅行の添乗員も首をひねるばかり。
これは、ドナウ川の増水で電気設備がやられてしまったに違いないと思うことにしました。
前日はきれいにライトアップされていただけにちょっと残念。
6月9日
帰らなくてはいけません。
ホテルから空港にタクシーで移動。
近代的な空港ですが、前近代的な部分を垣間見ました。
チェックインカウンターには大行列、ようやく大行列が終わったと思ったら、入り口の機械で航空券を自分で発券して来いとお達しが・・・・
どうやらE-ticketでも、機械で自分で航空券を発券しないといけないようです。
見ていると並んだ人の半数が同じことを言われている。(まあ、にこやかな対応なのでいいんですが)
並んでいる間にも、別の係員がうろうろ巡回していたのですが、何も言わないとは・・・
なんか、社会主義の亡霊を見たような気分です。
入り口のマシーンは、パスポート読み取り、氏名参照、E-ticket番号で航空券が発券できるという複雑なもので、各航空会社に対応しているみたいなのですが、こんなのに開発費をかけるくらいなら教育にお金をかけろってことですわ。
(ヨーロッパでは一般的なシステムですか?)
ウィーンまではわずか40分ほど。
ボンバルディア機に乗り込みます
さらば、ブダペスト
長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。
(完)