今日の1枚(#29 東武60000系甲種輸送) [はつかり(鉄系)]
今日の1枚(#29 東武60000系甲種輸送)
2014.1.13 三島-沼津間 黄瀬川橋梁
三連休最終日、小田急線でも撮ろうとのんびりするはずだったのですが、前夜資料を見ていると、今日は東東武野田線用の60000系電車が2編成も輸送されてくることになっているではないですか。
車両メーカーからユーザーである電鉄会社まで回送されてくるわけですが、まだ検収前の車両をJRの本線を使って輸送するこのような輸送形態を甲種輸送と呼びます。
今回の60000系電車は山口県の日立笠戸工場で製作され、山陽本線、東海道本線を東上。高崎線の熊谷から秩父鉄道を経由して東武伊勢崎線に入ることになります。
東武鉄道はJRと同じ1067㎜のゲージ(軌間)ですので、最初から60000系用の台車をはいてくるわけですが、これが軌間の違う鉄道線の電車だと、輸送用の仮台車をはかせてくるなどいろいろ大変なことが多くなります。
笠戸工場最寄りの下松を前夜出発し、関東に入るのは今日の日没後になってしまいますので、静岡県内まで出迎えに行きます。
以前より、一度行ってみたかった三島-沼津間の富士山バックの景勝地に差し掛かるのがちょうど日没前、うまくいけば夕日の照らされた富士山を背景にステンレス車両をとらえられるかもしれません。
そう期待して、件の撮影地に向かいましたが、富士山は厚い雲の下。
それでも西の方はきれいに晴れてきていたので、一抹の不安・・・じゃなくて一縷の望みを託して待つことにします。撮影地の橋梁に行ってみると、なんと塗装工事中で鉄橋はカバーにすっかりおおわれていました。あまり背が高くない覆いでしたので、足回りは見えないとしてもボディは大丈夫そう。まあここで待つことにしましょう。
16時15分、鉄橋に日が当たらなくなったころやってきました。
ピカピカの新車、6000系です。
6両編成×2=12両が東武の戦線に加わります。
最後尾
小田急4000形にも似た運転席がキラリと輝きました。