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アルプスの峠を訪ねて(その1-3 カメラバッグ回収なるか!)  [やまびこ(旅日記)]

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アルプスの峠を訪ねて(その1-3 カメラバッグ回収なるか!) 



4月24日(日) (1/3)


パスポートや現金は手元に置いていたので、そこは大丈夫なのですがカメラがないとどうにもならない。

とにかく、スイス鉄道に訴えないといけませんが・・・・
今いるBiasca駅は日曜日は無人なのです。ひとまず、Bellinzona駅に向かわねばなりません。

次の列車は・・・と駅の時刻表をみると

が~ん!1時間半後


これは見間違いで、30分後にあったらしいのですが、
(よっぽどあわてていたようです。)

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アルプスの峠を訪ねて(その1-2 ようやくGiornicoに)  [やまびこ(旅日記)]

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アルプスの峠を訪ねて(その1-2 ようやくGiornicoに) 



4月24日(2/3)


1時間待ってようやくGiornicoへのバスがやってきました。


Biasca, Stazione (1201)-[Bus 191 832]-(1217)Giornico, Parondino

バスはBiascaの町を抜け郊外を走ります。しばらくすると新しい大きなビルにSBB CFF FSSの国鉄のサインが見え、この前庭に何か置いてあるのが見えました。


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巨大なせんべい?が・・・展示されていました


この巨大な南部せんべい、ゴッタルドベーストンネルで使用されたボーリングマシンの先端部分なのですね!この建物はトンネル記念館か何かなのでしょうか。
Giornicoの町を抜け、15分ほどで目的のバス停Giornico, Parondino(ジョルニコ・パラデーノ)に到着。下車すると左手の山の斜面の中ほどをゴッタルド線の線路が緩やかに上っているのが見えます。

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Giornico, Parondinoトウチャコ


バス停付近で西に分岐している道路を進み、5分ほどするとティチーノ川を渡ります。この地点から北のほうに3層の幹線線路が見えました。

オホー!あれがGiornicoのループ線か!

ここでしばらく待ってみるかとも思いましたが、やはりはやる気持ちが勝り、先に進みます。途中でビデオカメラを持った人が戻ってくるのとすれ違い、ご挨拶しつつ、ますます期待が高まります。
左手から鉄道の築堤が近づいてきたと思ったら・・・

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Re460型機関車が引くIR列車が下ってきました


早速の機関車列車の洗礼にしびれてしまいます。
ほぼ所定のお立ち台での線路の写真をトップに示しました。

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アルプスの峠を訪ねて(その1-1 朝のミラノ中央駅) [やまびこ(旅日記)]

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アルプスの峠を訪ねて(その1・1 朝のミラノ中央駅)



4月24日(1/3)


朝のミラノ中央駅からスイスに移動します。

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古典市電がまだまだ活躍していました。ほっとします。
ミラノ駅前を通る系統はこれしかない感じ



イタリア・ミラノからスイスの入り口キアッソを経てゴッタルド峠の基地ベリンツォーナまで、特急のEC(かってはチザルピーノという別会社が運行していましたが、今はこの会社は解散して、FSSイタリア鉄道とSBBスイス鉄道の特急が走っています。)でも、地域急行ともいえるRE(Regional Express)でも1時間30~40分ほど。国際区間では予約が必要なECではなく、REで行くことにします。短編成ながら半車の1等車が付いた連接式の電車でした。


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帰国の報告~アルプスの峠を訪ねて(その0 プロローグ:計画編) [やまびこ(旅日記)]

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帰国の報告~アルプスの峠を訪ねて(その0)
(プロローグ:計画編)



帰国しました。
海外取材旅行と銘打った今回のヨーロッパツアー。
スイス、オーストリアを中心に、アルプスの峠越えの鉄道区間を回ってきました。これから何回かに分けて、その様子をかってながら記録したいと思います。


ことの発端は、昨年の秋。
パートナーのゆうづるは、2月の某団体の合宿に向けて、グアムへの準備を進めておりました。長年ノースウェスト航空~デルタ航空でマイルをためていたので、これを使ってグァム行き航空券の特典をゲットしようとしていたのです。同様にたまっていた私のマイル。(NW航空を積極的に使っていたわけではないのですが、以前マイルを獲得することができた日本航空や日本エアシステム時代に貯めたマイルや韓国発券のNWバンコク行きビジネスなんかで貯めたマイルが十数万マイルあったのです。ちなみに90年代にはウォンが安く、韓国で日本経由の航空券を何回も使いました。)

ゆうづるは何回か、件のグァム行きに使ってしまっていたので、2人のバランスが悪くなってしまい、このデルタのマイル(スカイマイル)で、遠方に2人で行くのは不可能になってしまいました。

や「どこか行こうかな・・・」
ゆ「行けば~」

というやり取りの末、GW前からのヨーロッパ遠征を計画しました。

さて、ヨーロッパの鉄道業界の注目といえば、今年の12月にも予定されているアルプスの直下を貫くゴッタルドベーストンネルの開業。環境保全に力を入れて、トラックに夜アルプス縦断輸送を制限しているスイス政府が、ゴッタルド峠の基底部に建設を進めている長大トンネルですが、当初は2012年の開通といわれていましたが、何回もの延期の末、ようやく今年の12月に本当に開通しそうです。すでに本トンネルも貫通していて、試運転も始まっているのではないかと思われます。何しろ全長57Kmのトンネルですから、慎重を期してもらいたいもの。なお単線トンネル2本を建設するため、青函トンネルのような貨物と高速列車のコンフリクトは起こりにくいようです。

現在は、ゴッタルド峠の旧トンネル15Kmを挟んで両側にループ線を何か所も有する在来線が結んでいますが、高度1100mの高さまで登るため、機関車は重連は当たり前、3両運転を行っても輸送の隘路になっているのが改善される代わりに、旧線を峠まで登ってくる列車は大幅に少なくなってしまうものと思います。ずいぶん前に同じスイスのレッチェブルクの旧トンネル区間とシンプロントンネルは通過したことがあるのですが、この区間はかすめたことしかなく、新トンネル開通前に行ってみたいと思っていました。もう一つ、3年前に計画したもののドナウ川の大増水で行くことができなかったオーストリア-イタリアを結ぶブレンナー峠にも行ってみたい。と、この2つを基軸に計画を立てました。

スカイマイル連合の航空会社で、GWに特典ゲットが可能なのが、エールフランス、KLM、アリタリア、それにアエロフロート。80年代にイリューシン(IL86)でヨーロッパに向かった身としては機材はよくなったとしてもアエロフロートはちょっと避けたい気分。この中で、なぜかアリタリアだけが、必要マイルが10万マイルと他の航空会社より3万マイル少ないことが判明。ミラノから入ればゴッタルド峠はすぐ近いということもあり、アリタリア航空でミラノイン、ミュンヘンアウト(インスブルック便はなかったので・・・)のエコノミークラス特典航空券をゲットしてしまいました。

さらにヨーロッパ内の鉄道チケットですが、スイス中心ということで、スイスの国内周遊券スイストラベルパスの利用が第1に考えられます。予定コースと料金を比較してゆくと、比較的移動の少ない今回のルートでは、個別に2等の普通乗車券を現地購入するのが一番安いということがわかりました。ところが、ユーレイルパスの4か国フレックスタイプが所定日数より1日分のサービスがあることがわかり、これだと少し追加するだけで1等に乗れることがわかり俄然欲を出してしまいましてこちらにしました。これも取り扱う会社によってけっこう価格に差があり、株式会社 欧州エキスプレスさんが比較的安く、大手他社より数千円安く、こちらでイタリアースイスーオーストリアードイツの4か国バス(5日+1日)を通販で手配しました。

ホテルは若いころはぶっつけで現地調達していたのですが、最近はネット予約の発達で、それは逆に危険との見解もあり、Booking.comを中心に手配しました。Booking.comは比較的小さい町のホテルまで取り扱っているので助かりますし、JALと提携しJALマイルもたまるという恩恵もあります。国内も扱っていますが、楽天トラベルなどと比べやや高い印象でした。

こうして、アルプス一人取材旅行の骨格が固まって行ったのです。




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