南ドイツ鉄道探検記(5) [やまびこ(旅日記)]
南ドイツ鉄道探検記(5)
4月29日
ドイツの春を行く
昨日の轍は踏むまいとまたまた早朝出かけてきました。
前日と同じ列車に乗って出かけますが、昨日は4両編成だったのが日曜日のせいか2両に削減。逆に乗客はずいぶん大勢乗ってきていて(GWに入って中国や日本からの観光客も参戦か?)、ノイシュバンシュタイン城への最寄り駅であるFussenへの最早着列車でもあるので、お城の当日券目当ての観光客が早朝から動いているようで、今後のスケジュールを考えるとちょっと不気味。この件については後日でてきます。
南ドイツ鉄道探検記(4) [やまびこ(旅日記)]
南ドイツ鉄道探検記(4)
4月28日(その2) 重連特急を見る
EC撮影後、後続の列車に乗ってバイエルンアルプスの懐に向かいます。
今度は線路の西側の牧場の中ののどかな道を戻ります。
のどかな教会が見えました。
牧場の奥に村の教会が
ドイツ中にはいったいいくつ教会があるのでしょう
南ドイツ鉄道探検記(3) [やまびこ(旅日記)]
南ドイツ鉄道探検記(3)
4月28日 鉄だ鉄だ
晴れて鉄道撮影に出かけられます。
今日はいい天気の予報で、気分は誠也くん(なんのこっちゃ!)
目的地は、ミュンヘン南郊、Immenstadt(インメンシュタット)付近に定めました。
といっても100Kmぐらい離れていて、2時間ぐらいかかるのですが・・・
最大のターゲットであるDL重連のスイス方面へのEuroCityは4往復あって、いずれも218型の重連運転なのですが、経由が2つあって、ミュンヘンーリンダウ(スイスとの国境近く)間で主要都市のMemingen(メミンゲン)を経由するのが3往復、より南側のバイエルンアルプス寄りのKempten(ケンプテン)を経由するのが、ミュンヘンを早朝出るのと、スイスからやってくる最終便の1往復。こちらのほうが景色がよさそうですが、夜の便は遅く撮影対象になりにくいのでまずは早朝の西下便EC196列車が目標になります。
撮影地への駅からの徒歩移動時間も考えると6時前にミュンヘン中央駅を出る途中のBuchloe(ブーフロー)行きの快速列車に乗る必要があります。
今回利用したDBの乗車券ですが、検討した結果、ジャーマンレイルパスなどのパス類はパス?して
現地で買える乗り放題切符バイエルンチケットというのを主に利用することにしました。
DBでは各州ごとに乗り放題チケットを発売していて、これがかなりお得。中でも広いバイエルン州全体(隣国のザルツブルグにも行けるし、オプションでチェコの一部まで行くこともできます。)に有効なバイエルンチケットはお値打ちです。
土曜・休日は一日乗り放題で1人目は25€、2人目からは追加たったの+6€でm南ドイツの過半を占めるバイエルン州が1日(厳密には翌朝6時まで)乗り放題。ただし、高速列車のIECやIC、ECには乗れません。
加えて、各都市圏のSバーン、Uバーン、市電、バスなどの一般的な公共交通機関にも乗り放題と特に家族旅行、グループ旅行にはもってこいのもの。ただし、平日は午前9時から有効と、通勤通学時間の利用には制限がかかっています。高速列車には乗れませんが、今回使うような距離なら所要時間も大差なく、とっても便利。
南ドイツ鉄道探検記(2) [やまびこ(旅日記)]
南ドイツ鉄道探検記(2)
4月27日:ミュンヘン観光編
ミュンヘン滞在1日目。いい天気です。
こんな日は撮り鉄に出かけたくなるのですが、段取りとして市内観光に出かけます。
相方に電車の乗り方、市内の歩き方を教えておかなくては。
Sバーンのローゼンハイマープラッツ駅で、MVV(ミュンヘン交通連合)の1日乗車券を購入してSバーンで市内中心部のマリーエン広場に向かいます。6.7ユーロの1日乗車券でSバーン(国電)、Uバーン(地下鉄)、市電、市バスすべてに乗れるので大変便利です。
新市庁舎の時計塔がきれいです
まずは、バイエルン王家の宮殿、レジデンツに行ってみます。
南ドイツ鉄道探検記(1) [やまびこ(旅日記)]
旅立ち編:ドイツへの道
昨年12月、レイルマガジン誌に掲載されていた三上康彦さん三上泰彦さんによる(三上さん、大変失礼いたしました。)南ドイツを走るユーロシティ。ミュンヘンーチューリッヒ間を走るこの列車は、2年前にもミュンヘン中央駅で見かけていたのですが、日本の国鉄のDD54の本家ともいえる箱形車体のディーゼル機関車、BR218型の重連が牽引して運転されています。
ドイツ鉄道でも固定編成のICEが幅を効かせており残ったInterCityも制御客車付のプッシュプル運転のものがほとんどとなり、昔ながらの機関車牽引のこのECはかなり貴重な列車となりました。さらに、ゴッタルド峠トンネルが開通し、余剰になったパノラマ1等車が連結されるようになり、乗るにも撮るにも魅力が増しているとのこと。
これは行ってみたい。とGWの航空券を漁り始めたのですが、結構高い。
そこで、たまっていたJALのマイルを放出することにして、日程を探ると、フィンエアーのヘルシンキ乗り換えミュンヘンin、フランクフルトoutで席をとることができました。
日系航空会社のマイレッジ得点では燃油サーチャージが必要になりますが、これが3万円ほど+各地の空港税合わせて1万円ほど。
今回はパートナーとの旅行とし、一部日程のみ、撮り鉄活動となりました。
昨年12月、レイルマガジン誌に掲載されていた
ドイツ鉄道でも固定編成のICEが幅を効かせており残ったInterCityも制御客車付のプッシュプル運転のものがほとんどとなり、昔ながらの機関車牽引のこのECはかなり貴重な列車となりました。さらに、ゴッタルド峠トンネルが開通し、余剰になったパノラマ1等車が連結されるようになり、乗るにも撮るにも魅力が増しているとのこと。
これは行ってみたい。とGWの航空券を漁り始めたのですが、結構高い。
そこで、たまっていたJALのマイルを放出することにして、日程を探ると、フィンエアーのヘルシンキ乗り換えミュンヘンin、フランクフルトoutで席をとることができました。
日系航空会社のマイレッジ得点では燃油サーチャージが必要になりますが、これが3万円ほど+各地の空港税合わせて1万円ほど。
今回はパートナーとの旅行とし、一部日程のみ、撮り鉄活動となりました。
ドイツ鉄 [やまびこ(旅日記)]
ドイツ鉄(哲)
泰然として時を待つ4月30日
ミュンヘンからスイスに向かう特急列車Eoro Cityが通過する、山間の亜幹線。
ミュンヘンーリンダウ間はドイツ国鉄時代から、BR218型ディーゼル機関車が重連で牽引することで知られています。2つ経路があるのですが、よりバイエルンアルプスの懐に近い、ケンプテン周りの区間は風光明媚なことで知られています。
この中でもちょっとした山越えの景色が楽しめる、Gunzach(正確にはuはウムラウトが付き、ギュンツァッハと発音します。)付近の牧場地帯。
ここで出会ったドイツの鉄人。ハノーファーナンバーの車で来ていたので、北ドイツの方の方とお見受けしましたが、鉄人いや哲人といってもいいような風情を感じさせてくれました。
大きな銀箱を持っていますが、「クマ出没注意」とかは決して貼りません。
じっくり構えて・・・
この日は晴れながら、雲が多く時々陰られる難しい天気。お目当ての列車が2回続けて、雲の影になりました。2回目彼はシャッターすら切りません。
大人の趣味はこうあるべき・・・・・
参りました。
でもあとで、牧草を蹴り上げて悔しがっているのも見て、少しばかり安心もしました。
<続きます>
中央駅前の鬼線路 [やまびこ(旅日記)]
中央駅前の鬼線路
ミュンヘン中央駅前で交差する市電線路
今度は駅前の市電乗り場の一角にやってきました。
となりのカールスプラッツほどではありませんが、ミュンヘン中央駅も市電の線路が集中していて、複雑に走っています。中央駅の東北の交差点、手前の線路は20、21、22系統、右に伸びる線路は16、17系統が走る線路で、この先も写真左側は中央駅(今電車が止まっているところ)からくるのと左手、カールすプラッツに直行する線路があり、ちょうど、複線の線路がスイッチバックするような形態でZ字型に敷設されています。本当はこの奥に中央駅からカールスプラッツに直行する複線線路もあるのですが、この写真にとらえているだけで、12本のレールが複雑に絡み合っています。
振り返ると・・・
こりゃまた、ずいぶん古そうな電車が・・・
どうやら1960年代に投入された2000型のうち、普段は観光ツアー”ミュージック電車”に使われているの実質保存車両がが、平日朝のラッシュに投入されているようです。
ボディには♪MUSIK♪の文字が全面に書かれています
こりゃあ楽しい。
もっといい構図でキャッチしたかったところですが、まあ、ラッキーでした♪
<続きます>
中央駅の鬼線路 [やまびこ(旅日記)]
中央駅の鬼線路
2018.5.2 ミュンヘン中央駅
昨年から走り始めたオーストリア鉄道のNightjetを観察しようとミュンヘン中央駅にやってきました。
ハンブルグからベネツィアに向かう列車は定刻にやってきたのですが、ローマ、ミラノから北に向かい列車は、予定時刻を過ぎてもさっぱり現れません。ま、これはニュースにもならないので、ミュンヘン中央駅のホームの先端に行って、激しく分岐する線路を観察しようと思います。
まず、中央部分の15番線辺りに行って先の方を見やります。
シングルスリップ、ダブルスリップの交差線路がぎっしり並んでいます。
つい最近まで機関車牽引列車が、頻繁に折り返していましたので、折り返し列車をけん引する機関車を待機させておいてさくさく、連結し出発、さらに切り離した機関車を短時間でホームから逃がすために、たくさんのポイントが必要です。
本当は、もっと驚くような場所があるのかもしれませんが、ミュンヘン中央駅はホームの途中に連絡地下通路がなくていちいち東端の付け根部分まで行かないといけませんので1回移動すると1Kmほどお歩くことになってしまいます。
現在ミュンヘン中央駅の地平ホームは32線あるのですが、そのうち、中央部分の長いホームは別として、北側南側にそれぞれ5線ほどの200mほどセットバックされたホーム(もともとは別の私鉄だったらしい)があるのですが、南側に行ってみますとホームを出たところで、いったん線路群が集約されてすぼまるような線形になっているところに一部のホームはそのままカーブして伸びています。
このあたりからも北西に伸びる線路が、ダブルスリップで各線路につながっています。
あちこちでホームの途中から分岐した線路を作って要請にこたえています。
ホームの途中から分岐する線路が無数に設定されています
三島駅の伊豆箱根の分岐のように、ホームに削り込みが作られているところもありました。:
こんなにたくさんのポイントを制御するのは大変だろうなぁと感心するばかりです。
結局、イタリアからのNightjet観察は時間切れ。またの機会を期待しましょう。
<続きます>