中央駅の鬼線路 [やまびこ(旅日記)]
中央駅の鬼線路
2018.5.2 ミュンヘン中央駅
昨年から走り始めたオーストリア鉄道のNightjetを観察しようとミュンヘン中央駅にやってきました。
ハンブルグからベネツィアに向かう列車は定刻にやってきたのですが、ローマ、ミラノから北に向かい列車は、予定時刻を過ぎてもさっぱり現れません。ま、これはニュースにもならないので、ミュンヘン中央駅のホームの先端に行って、激しく分岐する線路を観察しようと思います。
まず、中央部分の15番線辺りに行って先の方を見やります。
シングルスリップ、ダブルスリップの交差線路がぎっしり並んでいます。
つい最近まで機関車牽引列車が、頻繁に折り返していましたので、折り返し列車をけん引する機関車を待機させておいてさくさく、連結し出発、さらに切り離した機関車を短時間でホームから逃がすために、たくさんのポイントが必要です。
本当は、もっと驚くような場所があるのかもしれませんが、ミュンヘン中央駅はホームの途中に連絡地下通路がなくていちいち東端の付け根部分まで行かないといけませんので1回移動すると1Kmほどお歩くことになってしまいます。
現在ミュンヘン中央駅の地平ホームは32線あるのですが、そのうち、中央部分の長いホームは別として、北側南側にそれぞれ5線ほどの200mほどセットバックされたホーム(もともとは別の私鉄だったらしい)があるのですが、南側に行ってみますとホームを出たところで、いったん線路群が集約されてすぼまるような線形になっているところに一部のホームはそのままカーブして伸びています。
このあたりからも北西に伸びる線路が、ダブルスリップで各線路につながっています。
あちこちでホームの途中から分岐した線路を作って要請にこたえています。
ホームの途中から分岐する線路が無数に設定されています
三島駅の伊豆箱根の分岐のように、ホームに削り込みが作られているところもありました。:
こんなにたくさんのポイントを制御するのは大変だろうなぁと感心するばかりです。
結局、イタリアからのNightjet観察は時間切れ。またの機会を期待しましょう。
<続きます>