ジェット・リーの見せ場なし・・・ 『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』 （★☆☆☆☆）

ジェット・リーとミッシェル・ヨーが出ているというので、はじめてハムナプトラシリーズを見にゆく。

リックとエヴリンのオコンネル夫妻の息子アレックスが中国で発掘した皇帝の遺体（秦の始皇帝か！）をよみがえらせようとする反乱軍。それを阻止しようとするアレックスファミリーと謎の少女。

しかし、反乱軍の手によって蘇ってしまった皇帝（ジェット・リー）は、地下宮殿の兵馬俑軍団を復活させ、自らは永遠の命を手に入れようとシャングリラを目指す。シャングリラの入り口を守っていたのは、2000年前に皇帝に殺された女官（ミッシェル・ヨー）。謎の少女は女官の娘だったのだ。女官によってこちらも復活させられたのは、皇帝に埋められていた夷敵のゾンビ軍団。兵馬俑軍団とゾンビ軍団の決戦が始まる！

それにしてもだ。最初は皇帝を復活させたら終わりだといい、次にはシャングリラに入られたら終わりだといい、最後は兵馬俑軍団が万里の長城を越える前ならなんとかなると、逐次撤退してゆくのは、おかしいんじゃないの。こういうのって普通は負けパターンだよね。時代考証もかなりいい加減、なにしろ、中国なのに九の一の恰好で少女が出てくる。兵馬俑の居並ぶ地下宮殿は、西安の兵馬俑坑のような迫力はあったけれども。

やっぱり、お子様向けだったのね・・・・・