気仙沼線BRT体験記 [はつかり(鉄系)]
気仙沼線BRT体験記
2015.7.20 気仙沼線の命運はいずこへ
うみの杜水族館訪問を見送った2週間後、再びチャンスがやってきました。
7月の三連休、蔵王温泉で開催された大学の同窓会の帰路、仙台によることができました。
でも水族館の話題の前に、テツの話題です。
震災から5年目、津波で被災したJR東日本の気仙沼線の代行で運行されているBRT(Bus Rapid Transit)が、鉄道が部分運行されていた、気仙沼線の前谷地-柳津間に並行する形で延長されることになりました。
そもそも気仙沼線は、北側の気仙沼-本吉間が1957年に、南側の前谷地-柳津間が柳津線として1968年に開通。その後赤字83線区廃止の動きをかいくぐって1977年に柳津-本吉間が開通し仙台-三陸地域を直結する路線が完成しました。77年当時仙台に住んでいましたが、開業時の熱気は相当なもので仙台と気仙沼(宮城県ですよ)を結ぶ最短経路として、夏には観光列車も設定されるなど重要な路線になりました。たしか、70年代末の営業係数は200台とローカル線としては抜群によかった(それでも赤字でしたけど)と記憶しています。
で被災以後は、前谷地-柳津間のみが、ほそぼそ(9往復)と営業再開して77年より前の姿に戻ってしまっていたわけです。柳津-気仙沼(-大船渡・盛)間はBRTと称して代行バスが運行されていました。そこに、柳津止まりだったBRTが前谷地まで運転されることになったので、(バスに乗って)柳津線の列車を見に行くことが可能になりました。
(もちろんこの延長運転には何らかの伏線があるのに違いないわけです。)
というわけで、またまた石巻線の前谷地に出かけてしまいました。
陸前の海風を感じて [はつかり(鉄系)]
陸前の海風を感じて
2015.7.5 仙台東北ライン・仙石線・石巻線訪問記
都合により盛岡に宿泊した翌日、朝から仙台に向かい、
宮城県内で最近開業した地震被災線路3区間の乗車に向かいます。
まずは仙台-東北ライン。
東北本線と仙台-石巻間を結ぶ仙石線とは、かねてから何カ所かで近接・交差・並走する部分があるのですが、この部分で乗りいれたり、交点に駅を作って乗り換えができるようにはなっていませんでした。
もともと石巻線は私鉄として開通した宮城電鉄が建設したもので仙台では東北本線のホームに対して斜めに交差する地下ホームを持っていたそうです。
第2次大戦中にいわゆる戦時買収で国鉄の路線となり、仙台駅は東側の地上に新たにホームが作られ、もともとの地下ホームは仙台駅の地下通路として活用されていました。もともと電鉄ですから直流電化されており、仙山線の一部と並んで東北では数少ない電化国鉄線だったわけです。
石巻の駅はかなり長い間、小牛田から女川に向かう石巻線とは別の駅舎で、いったん改札を抜けないと乗り換えられない構造でした。80年代に石巻駅は石巻線側に統合され、仙台よりも東北新幹線開通後、仙台-榴ヶ岡間を地下に移設し、仙台駅の下をくぐってあおば通駅まで延長されました。
(といってもあおば通駅は、仙台駅の西側1ブロック行っただけの仙台市営地下鉄仙台駅に隣接した場所になっています。)
松島付近で絡み合うように走っている両者ですが、もともと東北本線は岩切から利府に向かい内陸部の丘陵地帯を抜けて、愛宕付近で現在の東北本線に入るルートで建設されました。
勾配を避けるために戦時中に松島回りの海岸ルートが建設され、昭和37には複線化が完了し利府以北の内陸ルートが廃止となりました。この海岸ルート上で、先行していた宮城電鉄と2度交差(1回は東北本線が仙石線をオーバークロス、もう1度は東北本線のトンネル上を仙石線が通過)する線形となりました。この交差部のある陸前浜田の手前、さらには東豊線の松島駅手前で両線が並行する区間があるのですが、今回の仙台東北ラインは松島駅付近の並行か所に連絡線を作って、距離の短い東北本線から石巻に向かう短絡ルートができました。
夏の津軽海峡訪問 [はつかり(鉄系)]
夏の津軽海峡訪問
2015.7.4 復活「海峡」撮影記
7月最初の土曜日、津軽海峡線、青森-函館間に快速「海峡」号が運転されました。
1988年の青函トンネル開業時、北海道新幹線など考えることもできなかったころ、青森-函館間に設定された「海峡」号。時は流れ、海峡線を走る旅客列車は特急「白鳥」「スーパー白鳥」に統一されて久しく来年には北海道新幹線が函館開業、そうなれば在来線としての旅客列車は全廃となってしまうのでしょう。
このタイミングで企画された「海峡」
夜行急行「はまなす」の車両を間合いで函館まで往復させることになりますので14系客車と呼ばれるもともと特急用の座席車となりますが、開業当時も普通列車用の50系を改造した編成と同時に「はまなす」の間合いの14系も「海峡」に使合われていましたのであまり違和感はありません。
というわけで、週末「大人の18きっぷ」を利用していってまいりました。
今年はジェームズも! きかんしゃトーマス大活躍! [はつかり(鉄系)]
今年はジェームズも! きかんしゃトーマス大活躍!
2015.7.11 大井川鐡道撮影記
昨年に続いて、今年も大井川鐡道にきかんしゃトーマスが返って帰ってきました。ソニークリエイティブプロダクツと大井川鐡道がタイアップして夏の間、新金谷-千頭間の大井川鐡道千頭線を1日一往復させるこの特別列車。昨年は静岡県内のイベント参加の際にちょこっと除いただけになりましたが、今年はな~んと有火運転する機関車がもう1両増えて、2両目はトーマスの同僚のジェームズとして運転されることになりました。(じょうききかんしゃのジェームズを選んでね)
7月9日のジェームズお披露目と重連での試運転に続いて、7月11日日曜日からジェームズの営業運転がスタートし、11日、12日にはジェームズとトーマスの2本運転が行われました。この後は基本的にはどちらかの列車が毎日運転されます。この日は通常の蒸気機関車牽引の「かわね路号」も運転され、3本の蒸気列車が運転となりました。
梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その3) [はつかり(鉄系)]
梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その3)
2015.6.28 北東北、梅雨入りしたそうです。弘南鉄道訪問
6月28日
今日も雨の予報
チャリ鉄はあきらめて、自転車は弘前駅前地下の駐輪場でお休みです。
昨日の弘南線探索でなかなかいい雰囲気のところがあったので、何カ所か撮影してみようと思います。
今日も7012号車のお世話になりまして
梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その2) [はつかり(鉄系)]
梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その2)
2015.7.27-28 雨雨雨、の津軽平野、弘南鉄道訪問記
6月27日
今日は一日中雨の予報、朝から雨が降っています。
傘をさして民宿近くの踏切で、普通列車を撮ってはみたものの風も強く、とても五能線での撮影はできそうもありません。
弘前方面に転戦することとし、朝食後活動開始。
深浦駅から3両編成の2525Dに乗車。3両つないでいましたが、最後部1両は鰺ヶ沢までの閑散区間は締め切りの扱いになっています。大人の休日パスの期間中のためか、観光客も多くそこそこの乗客を乗せているのでほっとします。驫木駅などは車で駅を見に来る人も多いらしく、数人の観光客が列車にカメラを向けていました。
鰺ヶ沢では行き違いの普通列車2826Dを待つ、団体客(Trapicsのバッチを付けていました。)
数十人が待ち構えており、時ならぬにぎわ合いを見せています。おそらく千畳敷あたりまでのローカル線乗車が組み込まれているのでしょう。
梅雨入りの青森・鉄道撮影紀行(その1) [はつかり(鉄系)]
梅雨入りの青森を行く(その1)
2015.6.26 五能線撮影記
またまたやってきた「大人の18きっぷ」の季節。
北東北の鉄道めぐりに向かいます。
6月26日(金)
有給休暇は取得せねば・・・・
早朝の新幹線で北に向かいます。
赤いほうに乗って出発進行
秋田からこの子に乗って
今回の最初のターゲットは、五能線は深浦近辺。
5月の連休に行合崎付近の荒涼とした風景を撮影しましたが、初日午後からの撮影は、深浦の先、広戸-追良瀬あたりにフォーカスします。
前回、能代の予約制弁当「能代牛ステーキ弁当」で気を良くしたやまびこ、今回は趣向を変えて・・・
「食彩人弁当」 能代駅 山久
2015.6.26 能代駅ホーム売人より購入 ¥1,100
うわ!にぎやかな弁当ですねえ。
でもこれといった特徴が感じられず、牛の方が好みかなあ。
夜のあじさい電車撮影記 [はつかり(鉄系)]
夜のあじさい電車撮影記
2015.6.24 噴火に負けるな箱根登山鉄道
梅雨時の箱根名物、「あじさい電車」
今年は箱根火山の火山活動で、大涌谷へのロープウェイが長期運休中とあり、箱根登山電鉄の乗客も減少しているとか。
一方、沿線のあじさい開花時期に運転される「夜のあじさい号」が今年は6月25日までは新鋭のアレグラ号3000系電車で運転されていました。その後は最盛期に入り多客対応のためか3両編成が組める在来車で2往復。
全車指定席で車内の照明を落として、外を見やすくし、アジサイの群落がライトアップされているポイントではスピードを落として鑑賞タイムをとってくれるのです。
これを記録しておこうと、梅雨の晴れ間となった水曜日、終業後ちょこっとのぞいてきました。